写真:いしい ひい
地図を見る有名なナパでもソノマでもなく、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーがあるのは、ガイザービル(Geyserville)という田舎町。サンフランシスコから国道101号線を北に走ること約120キロ、静かな田園風景の中に壮大なゲートが見えてきました。このゲートをくぐると、ユニークなワイナリー体験の始まりです。
写真:いしい ひい
地図を見るワイナリーの広大な敷地に入ると目に入るのが、大きなプール。水遊びを楽しむ子供たちを見ていると、ここがワイナリーであることを忘れてしまいそうです。コッポラ氏はワイナリーの中心にプールを作って、家族そろって楽んでほしいと考えました。実際、ワインよりプールでくつろぐのが目的で訪れる家族連れもいます。
プールサイドのカフェでドリンクをオーダーし、のんびりデッキチェアでくつろぐと、まるで南国のリゾート気分。
※プールは4月から10月までオープンしています。ワイナリーのホームページで事前にプールの入場券と更衣室を予約することをお勧めします。
写真:いしい ひい
地図を見るイタリア系アメリカ人のコッポラ氏にとって、美味しいワインとお料理は切り離せない存在。このワイナリーにある「ラスティック」は、本格的なイタリア料理を頂くことができるレストランです。落ち着いた雰囲気の室内の席もありますが、お天気の良い日は一面のブドウ畑を見晴らすテラス席で頂くのもいいですね。
写真:いしい ひい
地図を見る「地獄の黙示録」など多くのヒット作を生み出したコッポラ氏は、ワイナリーの中に映画博物館も作ってしまいました。アカデミー賞のトロフィー、「ゴッドファーザー」でドン・コルレオーネが使ったデスク、自動車の開発者を描いた映画「タッカー」に登場したタッカー車など、実際に映画に使用された品々を陳列したコーナーは、映画ファンだけでなく誰でも楽しめる、必見の場所。
写真:いしい ひい
地図を見るプールや博物館もありますが、ワイナリーなのでもちろんワインを楽しむための施設も充実しています。ブドウ畑や醸造所を回るツアー、テイスティングも常時行われています。ワインショップの品揃えも豊富。コッポラ氏は映画監督としてだけでなくワイン造りでも世界的評価を受けているのです。
最もコッポラ氏らしい一本が、ソフィア。同じく映画監督である娘ソフィアの結婚記念に作られたスパークリングワインです。花嫁のベールのようにピンクのセロファンに包まれたボトルも美しく、爽やかで幸せな味わい。しかも一本18ドル程度とお手軽価格です。
まるでファンタジーランドのようなワイナリーは、遊び心いっぱい、アイディアあふれる映画監督ならではの発想かもしれません。訪れるなら1日中プールでくつろぎたくなる夏、ブドウの収穫と仕込みのシーズンである秋がお勧め。是非コッポラ氏のワイナリーで、楽しい1日をお過ごしください!
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この記事を書いたナビゲーター
いしい ひい
2008年、夫の転職にともなって始まった、アメリカ生活。最初はニューヨーク、続いてヒューストン、サンノゼ、シアトルと、西へ西へと移動して、2017年からニュージャージー州に住んでいます。転勤族はけっこ…
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(2025/1/16更新)
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