写真:しの
地図を見る「国見温泉森山荘」は秋田・岩手にまたがる十和田八幡平の秋田駒ヶ岳登山口にあります。
岩手県側ではありますが、すぐそこは秋田県。山奥にひっそりと佇むこの宿は世にも稀なるグリーンの湯がこんこんと湧き、温泉通や登山客を癒し続けています。
冬は雪深く道が閉ざされてしまうため、営業はゴールデンウィーク頃から秋までと限定。早春や晩秋にお出かけの場合は事前に確認してから訪れることをおすすめします。
写真:しの
地図を見る森を見下ろすようなところに位置しているのが、混浴の露天風呂。(脱衣場は男女別)
森のような美しいグリーンの湯が、目にも優しいです。
グリーンの湯は全国的にも稀で、かつここまできれいなグリーンは全国トップクラスです。
源泉は無色透明ですが、成分中の藻が、紫外線を浴びることで光合成をはじめ、浴槽中でグリーンに変化するのだそう。
湯船は決して広くはないので、数人入っていると先客を待って次の人が入る場合もあります。またバスタオル着用は可とされておりますが、状況によって変化することがあるので、スタッフの方に確認するとよいです。
■泉質について■
含硫黄ナトリウム炭酸水素塩泉
写真:しの
地図を見る温泉成分は湯船の底にも多く沈殿し、細かい粒子となってねっとりと堆積しています。
堆積物が白い場合と緑に変化している場合がありますが、これも自然の力。
その時々によって変化するのも楽しみのひとつです。
写真:しの
地図を見るこちらの温泉は重曹の含有量が突出しており、岩手県の温泉の平均値の約7倍と言われています。
そのため、入浴者が少ない時はびっしりと湯花が氷が張ったように一面に張り巡らされます。
手を入れるとパリパリパリ・・・と破れるような感覚も素晴らしい。
少し間を置くだけで浮かび上がってくるので、氷状とまではいかずとも表面上に浮かび上がってくる湯花に遭遇するチャンスは多いです。
写真:しの
地図を見る森山荘には食堂もあり、日帰り客も利用できます。
山の奥ならではのいわなや山菜を使った定食や、岩手の郷土料理「ひっつみ」もあるのですが、秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」があるのが面白いです。
岩手・秋田の県境という立地ならではのメニューですので、秋田で食べ逃した方やもう一度食べたいと思っている方にもおすすめです。
「グリーンの湯」の代名詞国見温泉。奥側に位置する「国見温泉森山荘」は湯の色のみではなく、泉質、湯花の多さ等の特徴も特筆すべき素晴らしい温泉です。
また、混浴風呂に至る道の途中にペット専用の露天風呂もあるので、ペット連れのお客様にもおすすめです。
営業期間が通年ではないので、事前にお宿に確認した上で訪れることをお勧め致します。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
しの
幼い頃から歴史が好きで大学の専攻は東洋史。西国お遍路からピラミッド(エジプト留学あり)やモヘンジョダロまで国内外の史跡巡りをしてきました。最近では史跡めぐりは勿論、趣味が高じて調理師免許を取得。それに…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/2/11更新)
- 広告 -