写真:佐藤 らなこ
地図を見る東北レストラン鉄道「TOHOKU EMOTION」は、土日祝日中心の特定日に八戸駅=久慈駅間を1日1往復しています。最近ではとても予約が取りづらくなり、その人気ぶりがうかがえます。
片道のみの利用も可能で、往路の八戸駅から久慈駅間は、ランチが提供され、復路の久慈駅から八戸駅間は、デザートブッフェの提供です。
(運行日と列車のダイヤは、下記の関連MEMOよりご確認ください。)
今回は、往路の八戸駅発久慈駅行きのランチ提供の列車をご紹介します。
写真:佐藤 らなこ
地図を見るこの列車は3両編成です。これも予約が取りづらい所以です。
1両目は、コンパートメント4名定員の個室が7室あります。グループ単位の2〜4名での利用となりますので、プライベート感があります。
2両目は、ライブキッチンスペースで、調理の様子を見ることができます。
3両目は、オープンダイニングで、2名用のテーブル(内陸側)と3〜4名用のテーブル(海側)が計7つあります。(写真はオープンダイニング2人用です。)
おすすめは、もちろんコンパートメントです。
コンパートメントの席は、2人掛けが向かい合わせになった席で、車窓からは太平洋側の景色を望めるようになっています。個室の扉を閉めると、そこは自分たちだけの空間となります。
写真:佐藤 らなこ
地図を見る席に着くと、ウェルカムドリンクが運ばれてきます。このグラスですが、倒れたり、落としたりしても割れない素材でできたものを使っています。とは言っても、そこまで揺れないので、ご安心ください!
お料理が提供されるまでの時間、車内を探索してみてください。
各車両ごとに、東北の伝統工芸をモチーフにしたインテリアが散りばめられています。壁面、床、照明、何をモチーフにしたものか考えてみてくださいね。
お料理はアミューズ、前菜、メイン、デザートの順番でスタッフの方が一品一品運んでくれます。飲み物は、アルコール4種類、ソフトドリンク5種類、その他ホットコーヒーと紅茶の提供があり、好きなだけ飲むことができます。スタッフの方が、車内を行き来していますので、声をかけると持ってきてくれます。
提供されるメニューは、この列車「TOHOKU EMOTION」のためのオリジナル。
食材には、東北各地の美味しいものが使われています。写真は、メイン料理「いわて短角牛の南部鉄器焼き どんぐりのソース」と「八戸産長芋のフリット」です。
メニューは、年に4回変わり、担当するシェフは名立たる方々で、半年ごとに交代します。
これは、何回も乗りたくなりますね。
また、お料理が飾られている「器」にもご注目ください。これらも「TOHOKU EMOTION」のために作られた、東北各地の伝統工芸品の数々です。写真のメイン料理に使われている「器」は岩手県の小久慈焼です。お料理と合わせて、東北の伝統工芸もぜひご堪能ください。
この列車の魅力はお料理だけではありません。それは車窓からの景色です。お食事に夢中になってしまうと、忘れてしまいそうですが、窓の外に目を向けましょう。三陸の海の素敵な景色があなたを待ち受けています。
沿線の見どころでは、列車はスピードをゆるめ、車掌さんより景色のガイドアナウンスがあります。シャッターチャンスを逃さないように!また、ところどころで地元の方々が、「TOHOKU EMOTION」に手を振ってくれます。
到着駅は、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台となった「久慈」です。ぜひ街中を散策してみてください。ドラマで使われた衣装や小道具を展示している「あまちゃんハウス」や東日本大震災より再建した水族館「もぐらんぴあ」、お土産探しに最適な「道の駅くじ やませ土風館」は久慈駅より徒歩圏内です。
「TOHOKU EMOTION」の座席は、きっぷのみの販売はなく、すべて食事(往路ランチ、復路ビュッフェ)付の旅行商品として販売されています。
JR東日本の旅行会社「びゅうプラザ」、または主な旅行会社へ現在の空席情報や次の発売日をお問合せください。大変な人気ですので、ご予約はお早めに!
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(2023/12/5更新)
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