写真:藤田 聡
地図を見る千明仁泉亭(ちぎらじんせんてい)は、伊香保温泉のメインストリート「石段街」にあり、伝統的建築が非常に美しいので、門の前で常時観光客が記念撮影しており、伊香保温泉のシンボル的存在といえます。
本館は大正から昭和初期の建築で、風格抜群。その伝統的建築を、風格を損なわずに快適に改装しており、特にロビー周辺は伝統建築の中とは思えない上質な雰囲気が漂っています。
写真:藤田 聡
地図を見る千明仁泉亭の、仁泉とは「めぐみの湯」の意味で、温泉への感謝が込められた名前です。その名の通り豊富な湯量に恵まれ、伊香保温泉でも屈指の湯量を誇ります。露天風呂の他に、内湯のみの大浴場も完備。空いていれば自由に使える内湯の貸切風呂も4つあり、夫婦やカップル水入らずで混浴の温泉を存分に楽しめます。
冬の寒い時期には最低限の加熱をしますが、他の時期は非加熱の伊香保温泉の湯を堪能出来ます。湯量豊富で常に温かい源泉が供給されるので、浴槽の湯の温度が低下せず、非加熱でも入浴可能な温度に保たれるのです。通年加熱している宿が多い伊香保温泉で、非加熱の源泉風呂を提供出来るのは、豊富な湯量を証明しています。
千明仁泉亭は口コミやブログでも好評の宿ですが、特に風呂は満点に近い高評価。それも納得出来る温泉です!
写真:藤田 聡
地図を見る伊香保温泉千明仁泉亭の客室には、全室半露天風呂付きの高級な別館があり、皇族や皇室も別館に宿泊します。しかし、本館の伝統建築の良さが分かる方には、本館がおすすめ。客室も美しく改装されており、大正から昭和初期の建築とは思えない快適さです。その一方で、歴史と伝統を感じる風情もあり、特に客室のドアが重厚で、歴史の重みが詰まっているように感じ、歴史好きならそれだけで感激出来ます。
千明仁泉亭は、守るべき伝統に加えて、現代的な快適性を見事にバランスさせた宿だと感じます。それが一番感じられるのが客室で、一見普通の伝統建築にも見える一方で、極めて現代的で快適な和風建築にも見えます。一般的には相反する要素の伝統と快適を、兼ね備える非凡な宿の客室を、是非体感してみて下さい。
写真:藤田 聡
地図を見る千明仁泉亭の良さが歴史と現代、伝統と快適のバランスにあると感じると、夕食までバランスがいいと感じます。肉もあり、刺身もあり、欲しいと思う料理が一品も欠けずに揃っている様子は、まさにこの宿のバランスという魅力を体現しているかのようです。
知る人ぞ知るバーの名店が入居するだけあり、ワインの品揃えも豊富。極めて上質な宿で、夕食も立派なのに、平日なら一万円台から泊まれるのは本当に破格値で、泊まってお得な、お買い得の宿。断然おすすめです!
千明仁泉亭は、伊香保温泉を愛した事で知られる明治の文豪「徳冨蘆花」愛用の宿で、何度も静養の訪れた上に、晩年も訪れ永眠します。
市営の徳冨蘆花記念文学館の裏手に「蘆花記念会館」があり、徳冨蘆花が永眠した当時の千明仁泉亭の客室が、そのまま移築されています。伊香保温泉の素晴らしさ、千明仁泉亭の素晴らしさを我々以上に理解していたであろう、徳冨蘆花。伊香保温泉や千明仁泉亭のファンになったら、その先達の足跡を辿るのも有意義なものです。
伊香保温泉の周辺観光としては、まず伊香保温泉自体が紅葉の名所です。他にも、ほたるの名所や、あじさいの名所もあります。別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事の最後にリンクあり)
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/29更新)
- 広告 -