写真:岡本 大樹
地図を見る夕陽の名所にもいろいろと種類がありますが、桜井二見ヶ浦は海岸から水平線に沈む夕陽を最後まで見ることができる場所です。
しかも、高台に上るわけでもないのに島や近くの山もちょうど夕陽の方角にはなく、遮るものがないという、夕陽を見るにはうってつけの場所です。
また駐車場が海岸のすぐそばにあり、降車してすぐに夕陽を楽しむことができるのも大きな魅力。夕陽というと高い場所にある展望台などから見ることが多く、その場合は駐車場から展望台までの時間を考えないといけませんが、桜井二見ヶ浦の場合はそんな時間や苦労もなくお手軽に見ることができるのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るさらにここ桜井二見ヶ浦には夫婦岩があります。夫婦岩と言えば三重県にある伊勢二見ヶ浦が朝陽の名所として有名かと思います。そしてあまり知られていないかもしれませんが、その対をなす夕陽の夫婦岩と呼ばれているのがこの桜井二見ヶ浦の夫婦岩なのです。
この写真だとそれほど大きさは感じられないと思いますが、この夫婦岩は海岸からは150m離れているにもかかわらず、実際に前に立つとなかなかの迫力があります。
サイズといえばこの夫婦岩をつないでいる大注連縄もかなりのもの。毎年5月頃に掛け替えが行われるのですが長さは30m、重さは1tもあります。
写真:岡本 大樹
地図を見る中心地からのアクセスの良さ、手軽さ、夫婦岩など多くの魅力により、桜井二見ヶ浦にはかなりの人が夕陽を見にやってきます。その中でも特に多く見られたのがカップルの姿。
近くに夕陽を見ながら食事できるレストランなどもありデートスポットしても大人気。なのですが、さらにもう一つ見逃せないポイントがあります。
単純に、夫婦岩が縁結びや夫婦円満のシンボルでもあるというだけでなく、夏至前後の時期にはこの夫婦岩の間に沈む夕日を見ることができるのです。
日本に夫婦岩はいくつもあれど、間に沈んでいく夕陽を見られるのはここ桜井二見ヶ浦くらいのもの。しかもそれが一年で最も昼が長い日と一致しているとは素敵な偶然ですね。
写真:岡本 大樹
地図を見る夕陽を見る、あるいは撮影するとなると一般的に沈んでいく夕陽を狙うと思いますが、実は完全に沈み切った後にもシャッターチャンスはあるのです。
桜井二見ヶ浦の場合、海岸近くに鳥居が立っていて真下まで行くことができます。
夕陽が沈んだ後の空をバックにその鳥居を撮影するとなかなか迫力が出ます。シルエットでもメインになる鳥居の形を上手く使ってみましょう。
近年注目を集めている糸島。2013年には福岡県の雑誌で県民が住みたい町ナンバーワンに選ばれています。その理由は様々あるでしょうが、夕陽もその一翼を担っているように思います。
福岡県に住んでいる方はもちろんですが、旅行などで福岡あるいは近隣県を訪れる方にもぜひ見ていただきたい場所、日本夕陽百選にも選ばれている糸島市の桜井二見ヶ浦でした。
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(2024/3/19更新)
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