写真：旅人間
地図を見る旅のスタイルは人によって様々ですが、宿泊費は極力安く抑えたい、でもネットカフェで一夜を過ごすのは嫌、ドミトリーではなく個室がいい、しかも出来たらカプセル以外で…。
そんな方って、意外と多いのではないでしょうか。そこでおすすめの安宿が都内の荒川区南千住にある「千住田村屋」です。
新東京百景にも選ばれている「荒川自然公園」や隅田川沿いの「汐入公園」など、自然と再開発による新しさ、また昔ながらの懐かしさが共存する街にある南千住駅は、上野駅から東京メトロ日比谷線・JR常磐線で共に3駅目で6分～8分の場所に位置しています。
そして、駅から7分ほど歩いた所に宿はあります。シングル料金は1泊3,800円、もしくは4,000円。ツインは4,500円（2名の場合は6,000円）。創業60年の老舗簡易旅館と言う事もあり外観は昭和な雰囲気が漂っていますが、2014年11月に全室リニューアルされて、内装はとってもキレイ！シングルだけでなく、ファミリーもＯＫです。
この宿はトイレ、バス、洗面所は共有になります。この部分が苦手という方は、そもそもこの宿には合いません。でも、共有でもキレイで清潔感があれば全然ＯＫと言うのであれば、きっと気に入るはず。特に廊下や共有の洗面所など、学生寮を思い出させてくれるようなノスタルジックな雰囲気が何とも心地よいのです。
また、タオルなどの貸し出しは有料になりますが、お風呂は個室タイプでゆったり入れ、24時間使用可能なシャワー室も完備。またトイレもウオッシュレットでコインランドリーやウォータークーラー、自動販売機などもあり、設備的には申し分ありません。
写真：旅人間
地図を見るこの宿では、キッチンを自由に使う事が出来ます。冷蔵庫、電子レンジ、トースター、電気ポット、食器類、調理器具のほか、コーヒー・紅茶・お茶も揃っているのですよ。だから自炊する人はもちろん、朝食にパンは買ってきて、トーストというのもアリです。もし長期滞在する場合は、申し分のない環境が揃っています。
（この宿は素泊まりのみで、料理の用意は御座いません）
そして共有ラウンジには、大型テレビがあり、ここでゆったりと時間を過ごすことも出来ます。宿で出会った旅人同士、将来を夢見たミュージシャン同士、様々な情報交換などして会話に夢中になることも。プライバシーをきっちりと保てる中でのアットホームな雰囲気は実に快適そのものです。また、ファミリーで利用される方もありますよ。
写真：旅人間
地図を見るシングルの場合、一番安い部屋は３帖。その次が5.5帖となっています。ハッキリ言って寝るだけならこれで十分です。冷暖房は完備で、部屋にテレビもある。騒音に悩まされる事もなく静かで寝心地も決して悪くありません。
共有のラウンジなどがある場合、「夜遅くまで話し込む人がいて、話し声が気になって寝られないのでは？」など気になる所ですが、心配は無用。共有キッチン＆ラウンジは朝の6時～夜の10時までの利用で、きっちりルールは厳守されています。だから夜はとっても静かですよ。何より宿の方がしっかり管理されていますので、安心して泊まることが出来ます。
写真：旅人間
地図を見るこの「千住田村屋」は単なる安宿ではありません。実は、アーティスト、俳優を目指す「夢を応援する旅館」でもあるのですよ。
音楽をこよなく愛する千住田村屋支配人の田村安志さんは、ピアノもドラムもアコギも、そしてヴォーカルの発声練習は思いっきり音を出してこそ成長があるけど、その都度、個人練習にスタジオやカラオケボックスを毎度使うにはお金がかかり過ぎてしまう。そこで夢を諦めてしまう人がいては勿体ないと…。
そこで、将来のアーティスト・俳優のために「防音室」のある宿に改築を決意し、宿の中に練習場を作り上げたのが現在の「千住田村屋」です。もちろん宿泊者は防音室の利用は無料です。まるで「音楽のトキワ荘」のようですね。旅行者・長期出張の方だけでなく、ミュージシャンを目指す方にも、とっても優しい宿、本当におすすめです！
写真：旅人間
地図を見るこの「千住田村屋」は、大通り沿いではなく路地の中にありますので、「近くまで来たけど場所が分からない」なんて事があるかもしれません。そこで公式ホームページの「アクセス」を見ると、駅からの行き方を写真で分かりやすく案内されていますので、事前に確認をしておくと便利ですよ。
（下部ＭＥＭＯに公式ホームページのリンクがあります）
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(2024/9/18更新)
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