写真:旅人間
地図を見る京丹後市にある西日本最大級の道の駅・丹後王国「食のみやこ」を知っていますか? この道の駅は、広さが甲子園球場の約8個分もあり、広大な敷地内には牧場とアスレチックやアトラクションもあるので、子供達は自然の中でいっぱい遊ぶことが出来るんですよ。
また“海の京都”と呼ばれる京丹後市のこだわり食材を活用したレストランやフードコート、丹後の名産品や工芸品を取り扱うお店なども充実し、大人も楽しめる滞在型道の駅となっています。
この「丹後王国」という名は、かつてヤマト王権や吉備国に匹敵する古代王国が京丹後の地にあったという説に、「食」をテーマにした王国と言ったイメージを重ね名付けられました。メインゲートは王国の門のように立派で、そこには「丹後七姫」が描かれています。
この七姫とは絶世の美女として知られる小野小町、源義経の寵愛を一身に受けた静御前、戦国悲運の女性として知られる細川ガラシヤ、浦島伝説の乙姫や、他にも羽衣天女、穴穂部間人皇女、安寿姫で京丹後に縁ある女性たちです。
この道の駅の中に入ると思わず「ここは本当に道の駅?」と呟いてしまう程に広い!とにかく道の駅の中に、牧場やふれあい広場があるなんて信じられませんよね。
そしてユニークなのは、りくがめの「りくとくん」がノソノソと散歩している場所があること。小さな子供達は満面の笑みでカメの後をソロソロと追いかける。そしてその子供の姿をカメラに撮ろうと親がソロソロと後を追う――ここではそんなホノボノした光景が日常的に繰り広げられているんです。
また、ポニー乗馬や、羊やヤギにエサやり、うさぎ、ミニブタの散歩を見ることだって出来るんですよ。もちろん、ここは道の駅なので入場は無料(エサ代やポニー乗馬は別料金)。子供達に自然や動物と触れ合う機会を作ってあげるのに、最適な場所と言えるでしょう。
写真:旅人間
地図を見るこの広大な道の駅は、大自然に恵まれた中で遊ぶ場所も沢山あります。例えば「ゴーカート」や「おもしろ自転車」、また「芝すべり」「木製のアスレチック広場」などもあり、道の駅というよりもテーマパークといった感じすらしてきます。
そしてここに来たら、ぜひ「芝すべり」で遊んでみてください。料金は20分で200円、園内を一望できる丘の上から、全長48メートルの斜面を一気に滑り降りるスリルは満点。しかも人工芝の手入れもよくスピード感は抜群なので、大人も子供も「おぉぉぉぉ〜」と雄叫びを上げながら急降下してきます。親子で一緒に時間を過ごすなら、ココはおすすめです。
写真:旅人間
地図を見るこの道の駅は、ドライブついでに立ち寄るというよりも、子供達を遊ばせることを目的で来る人が少なくありません。入場は無料で、駐車料金も無料。ゴーカートや芝滑りなど何らかのアトラクションを使わなければ、完全に一日中を無料で遊ぶことも出来ます。
ただ園内はとても広く、利用の仕方によっては歩いて、歩いて歩きまくることも。そんな場合は適度に休憩をいれましょう。例えば本格的な茶室が用意されたカフェ「丹後茶寮」では、抹茶やほうじ茶のソフトクリームがあり、近隣の鳴き砂で有名な琴弾浜の塩を使ったジェラートなども魅力的。ここでは店内で座ってゆっくり休憩できます。
また、広場近くの売店で売っている「ふわふわゆき氷」なども人気で、歩き回った後に木陰でこれを食べるのも最高に美味しいですよ。
写真:旅人間
地図を見る丹後王国「食のみやこ」という名前が表すように、この道の駅は「食」をテーマにしています。だから丹後の新鮮な魚介と旬の野菜を使用した料理の店、丹後産熟成肉のステーキ専門店、また京都が誇るブランド豚「京丹波高原豚」の専門店など、食にこだわったレストランなどが楽しめます。もし気軽に行きたいのであれば、海鮮を中心としたフードコート「七姫殿」で食べてみるのもおすすめです。
フードコートに入ると魚介類を焼いた磯の香りが漂い、好きなものを選んで食べられる炉端焼き、お寿司や海鮮丼は言うまでもなく人気。他には伊勢エビのはいったピザや、伊勢海老がドーンとのった「王様ラーメン」、伊勢エビを半身にした「伊勢海老ラーメン」のインパクトは抜群!思わず注文してしまう事でしょう。ここは王国なので王様メニューが他にもあるので、ぜひ探してみてください♪
写真:旅人間
地図を見るこの丹後王国「食のみやこ」は、今回紹介した以外にも魅力でいっぱいです。例えば原材料の一部に地元食材を使用した人気の丹後王国地ビールも味わうことができます。また、丹後王国で製造しているオリジナルのソーセージは美味しいと評判。
他にも収穫体験ができる果樹園や農園や、夜になると全長750m、約60万球のイルミネーションも楽しめます。旅のついでに立ち寄る道の駅ではなく、ここを目的としてぜひ行ってみてください。園内には宿泊施設もありますよ。
この記事を書いたナビゲーター
旅人間
レンタカーでアメリカの国立公園を中心に3ヵ月ほど旅した時、ガイドブックにのっていない大自然の魅力に出会い、これらを紹介したいと感じたのがライターになったキッカケ。その後、シンガポールに長期滞在し、東南…
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