クリスマス時期は必訪!仏・アルザス「カイゼルスベルグ」は歴史的な家並みが残る村

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クリスマス時期は必訪!仏・アルザス「カイゼルスベルグ」は歴史的な家並みが残る村

クリスマス時期は必訪!仏・アルザス「カイゼルスベルグ」は歴史的な家並みが残る村

更新日:2015/09/15 16:40

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

広大な葡萄畑が広がる中に小さな美しい村が散在する仏・アルザス地方。カイゼルスベルグもその中にある村の一つです。建ち並ぶ歴史ある木組みの町並みだけでも楽しめるのですが、丘の上の古城から一望する風景も一見の価値あり。また、シュヴァイツァー博士の故郷であることでも知られています。

周辺の村ではクリスマス時期にマーケットが開かれ、このカイゼルスベルグのマルシェ・ド・ノエルにも多くの観光客が押し寄せます。

良質のワインの産地!クリスマスのお飾りが可愛い町並み

良質のワインの産地!クリスマスのお飾りが可愛い町並み

写真:Hiroko Oji

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カイゼルスベルグとは、「皇帝の山」という意味で、歴史上最初に登場するのは13世紀初旬。末には神聖ローマ帝国によって帝国都市として栄え、その後アルザス十都市同盟の一員となった村です。その土地柄、良質のワインが生産され、ワインの輸出によって繁栄したという歴史のある村です。

村には、中世からルネッサンス時代にかけて建てられた様々なスタイルの木組みの民家が残されています。漆喰の壁にはめ込まれている木枠の組み方が美しくデザインされて、一軒一軒見ていても全く飽きることはありません。また、木枠に施された彫刻が独特のデザインで、彩色されたものもあり、その下にぶら下がる凝った看板も大変素晴らしいのです。それに加わったクリスマスの飾りで、村全体がほっこり!クリスマスの飾りは素朴で家庭的な雰囲気があり、絵本の中のようなほのぼのとした世界が広がっています。

写真の建物は、村で一番可愛い雑貨屋さん。ただの雑貨屋さんではなく、食べ物にまつわる素敵な雑貨が置いてあって、お菓子の木型が豊富に揃っています。手前には泉があり、クリスマス前にはキリスト誕生シーンのお人形が置かれるようになります。

ライトアップの町並みで、クリスマスならではのスイーツを楽しもう

ライトアップの町並みで、クリスマスならではのスイーツを楽しもう

写真:Hiroko Oji

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広場には屋台が並び、マルシェ・ド・ノエルというクリスマスマーケットが繰り広げられます。夜になると、通りの建物はライトアップされ、落ち着きのあるムードと共に、クリスマスの装飾が輝きます。

そんな中、浮かび上がるのが、店頭に並べられたクグロフやマカロンに加え、この時期に登場するシュトーレンにブレデル、マナラ、ベラヴェッカといったお菓子たち。シュトーレンはドイツ発祥のクリスマスケーキで、ナッツやドライフルーツを練り込んで焼き上げています。ブレデルは、小さなサブレ(クッキーのようなもの)でクリスマス時期は流れ星型のものが多いです。またマナラは、人型のブリオッシュ(パンの一種)でこの時期に食べる習わしがあります。ベラヴェッカは、フルーツ漬けにドライの洋梨と香り高いスパイスをプラスして焼いたお菓子。この時期ならではの店頭のスイーツに目も舌も楽しめます。

冷えた体を温めてくれるものは?

冷えた体を温めてくれるものは?

写真:Hiroko Oji

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温かい飲み物でこの時期はずせないのが、ヴァン・ショー(ホット・ワインのことで、ドイツではグリュー・ワインと言います)。通常赤ワインをベースに作ることが多いのですが、アルザスは白ワインの産地としても有名なので、白のヴァン・ショーも飲めるのです。ワインに砂糖やシロップ、レモンピールやオレンジピール、シナモンやクローブなどの香辛料を加えて火にかけて温めます。香辛料が効いているので、急いで飲もうとすると噎せやすい。ゆっくりゆっくり味わってくださいね。

入れ物のカップはそのまま持ち帰ることもOK!店頭に返却すると、引き換えにカップ代も返金されるシステムになっているのも、他の村と同様。また、キノコをベースにしたスープもこの地方ならではのもので、とってもコクがあって美味しい。ワインと同じカップで頂きます。

シュヴァイツァー博士の生家へ

シュヴァイツァー博士の生家へ

写真:Hiroko Oji

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カイゼルスベルグは、ノーベル平和賞を受賞したアルベルト・シュヴァイツァー博士の故郷でもあり、彼が1875年に生まれた家は現在、博士の活動を紹介する博物館となっています。村の北外れにあるグロー広場に面したところで一般公開されていて、書斎や彼の活動の記録が残されているのを見ることができます。隣の敷地の公園には、像も立てられていて、散策がてら足を延ばすのにちょうどいい界隈です。

丘の古城から一望するカイゼルスベルグ

丘の古城から一望するカイゼルスベルグ

写真:Hiroko Oji

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村の背後の丘に建つ廃墟となった古城まで、10分もあれば歩いて上ることができます。古城の塔はしっかりとしていて、螺旋階段を上って行くと、塔のとんがり屋根の真下に出られます。

ここからは村を一望のもと。周りを取り巻く葡萄畑もひっくるめて素晴らしい眺めに一目ぼれ!木組みのお家が建ち並ぶ町並みは、まるで箱庭のような眺めです。ところどころ、屋根の上にコウノトリの巣が残されているのも見つかるんですよ。クリスマス時期はすっかり子育ても終わり、次の子育ての時期まで空っぽなのですが、この写真の中には2か所あります。よかったら探してみてくださいね。

村内の散策だけでも大満足できるカイゼルスベルグですが、お時間のゆとりがあれば是非、古城からの眺めも楽しんでください。

最後に

お花の季節が楽しめるアルザス地方、クリスマス時期も負けず劣らずの大変綺麗な町並みが楽しめることがわかっていただけたでしょうか。このカイゼルスベルグの家並みは、木枠や窓枠、柱などにも独特の見事な木彫りが施されており、隣村のキンツハイムでも同じような家並みが楽しめます。徒歩20分ほどで行き来できますので、併せてご訪問されるとよいでしょう。

冬になるとバス便が減便されて不便になるフランスですが、このクリスマス時期はクリスマスシャトルといって、アルザスの村巡りに便利なバスが増便されます。エッギスハイムへ行くのが便利になったり、1日に3つの村を周れるコースも見つかりますので、どうぞご利用くださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/11−2014/12/12 訪問

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