写真:沢木 慎太郎
地図を見る新しいショッピングモールが次々と建ち並ぶバンコク。その中でも地元の若者たちに人気のモールが「ターミナル21」。バンコクの中心部、サイアム地区からややはずれたスクンビット・アソーク地区に立地しています。
スクンビット地区は、バンコク在住の外国人が多く暮らすエリアで、「ソイ・カウボーイ」や「ナナ・プラザ」といった東南アジア屈指のナイトスポットに近く、最も活気に満ちた場所。異国情緒がたっぷり漂う地区で、世界各国の料理が楽しめるレストランも多いところです。
このような地域に建つ「ターミナル21」は国際色豊かなフロアとなっていて、その一つが「ロンドン階」(2階)。長細い毛皮の帽子に赤い制服を着た兵隊さんや、ロンドン名物の2階建ての赤いバスが展示され、この前で写真を撮る人も多く、ちょっとした観光スポットに。地下鉄をイメージした街には、男性用のファッション店がたくさん集まっています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてのご紹介は「サンフランシスコ階」(4〜5階)。吹き抜けの大きな空間に、サンフランシスコ名物のゴールデンゲートブリッジが。赤い橋脚をライトアップさせ、橋を渡るクルマも精密に再現し、なかなか楽しませてもらえます。
このフロアは、巨大なフードコート(ピア21)となっていて、タイスキで有名なチェーン店MK(エムケー)や、タイの有名レストランが入居。屋台感覚でリーズナブルに食事ができるフロアで、さらには日本のお好み焼も食べられるといった世界各国の名物料理を食べることができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらは、「イスタンブール階」(3階)。ご覧のように色彩豊かなモザイクランプが天井を彩り、異国情緒たっぷり。とてもここがタイとは思えません。
モザイク模様が美しいトルコ風の工芸品が売られていますが、タイの雑貨や置物、絵画を取り扱う店が多く、まるで美術館にでもいるような居心地の良さ。香りのいいアロマが漂い、石鹸やボディーローション、アロマオイル、キャンドルなどが販売され、癒しの空間となっています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るそして、こちらは「東京階」(1階)。巨大な招き猫や力士像が置かれ、さらに巨大な鳥居も設置!日本人から見ればかなり不気味に映るフロアですが、実はここがタイ人の若者たちに大人気で、記念写真のスポットになっているのです。
東京階には小規模な店舗が並んでいるのですが、お店の名前が「池袋」「渋谷」「新宿」「日暮里」「神田」と表記。なぜか山手線の駅名がずらりと並んでいるのです。こちらは女性のファッションフロアとなっていますが、かなり派手なドレスを販売。
各階とも、世界の都市名が付けられていますが、その都市で売られている商品でなく、あくまでもタイの品物が売られているところが奥ゆかしい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらも同じ「東京階」。ここが一番おもしろいので、もうちょっとご紹介させてください。「東京」と名づけられた店はお洒落なランジェリーショップなのですが、店の看板がなんだかヘンな日本語。
「再度参照してください」「ありがとう 売れる」
日本と中国をごちゃまぜにしている感じがありますが、それはご愛嬌。タイから見た日本のイメージは、店頭のマネキンを見てもわかるようにかなりファッショナブル。個人的には、こうした下着を身に着けている日本人女性にあまり出会ったことがないのですが、これもご愛嬌で済ませましょう。
ご紹介したフロア以外にも、タイのお菓子や香辛料、スイーツなどをそろえたカリビアン階(地下)、カジュアルブランドを集めた「ローマ階」(G階/1階)、海外のコスメをそろえた「パリ階」(M階)のほか、映画館の入った「ハリウッド階」(6階)といったエリアもあり、かなり楽しむことができます。
世界的に有名なブランドショップから、ローカルなオリジナルブランドまで幅広い品をそろえた「ターミナル21」。バンコクに観光で訪れたなら、タイならではのユニークなモールでお土産を見つけてみてはいかがでしょうか?
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(2024/3/29更新)
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