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写真:咲田 みつる
地図を見る2013年に富士山が世界文化遺産に登録されたことで、その周辺地域も注目を浴びることとなりました。鳴沢氷穴は、富士五湖のうちの西湖の南、青木ヶ原樹海の中に位置します。大型バスも乗り入れ、観光シーズンには、入場券を求める人が列を成すこともある人気スポットです。
その人気の秘密は、ずばり「涼しさとスリル」!! 加えて、溶岩で出来た洞穴を探索できるという点も、富士山周辺観光の定番に数えられる理由のひとつです。近隣にある富岳(ふがく)風穴にも氷はできますが、順路は比較的なだらかであるため、冒険気分を感じたいアドベンチャーなあなたには、鳴沢氷穴をおすすめします!
写真:咲田 みつる
地図を見る氷穴内は極端に天井が低い個所もあり、頭上に注意が必要です。そのため、ヘルメットの貸し出しが行われています。また、足元は濡れて滑りやすく、通路自体がななめになっている個所もあります。ヒールやサンダルなどは避け、できれば防水性を備えた履物で臨みましょう。夏も肌寒いため、長袖があると安心です。冒険の準備が出来たら、いざ入場です!!
写真:咲田 みつる
地図を見る写真上部の緑は、青木ヶ原樹海です。氷穴はこのように樹海および溶岩の下にあり、ぽっかりと口を開けた状態で、観光客をお出迎えします。ごつごつした岩の入口は、まるで鬼ヶ島のよう。この地点ですでに、氷穴内から冷気が出てくるのを感じられるでしょう。
氷穴の成り立ちを語るには、富士山の存在が欠かせません。864年、富士山の噴火活動に際して流れ出た溶岩流がこの地にやってきました。極めて高温の溶岩は、内部までは一気に冷え固まることなく、一部が流れ出たため、空洞すなわち「洞穴」ができたのです。さらに鳴沢氷穴に関しては、一年中氷におおわれているという特徴があるため、「氷穴」と呼ばれるようになりました。
(繰り返しになりますが、富岳風穴にも氷はできます。洞穴の成立した過程や見どころはそれぞれ異なりますので、状況が許せば、両方をめぐることをおすすめします。)
写真:咲田 みつる
地図を見る写真は、氷穴入口付近にあるもので、その昔ここで取れた天然氷が江戸の殿様に献上されたというエピソードの紹介です。また、昭和4年には鳴沢氷穴は天然記念物の指定を受けました。では、内部は一体どのようになっているのでしょうか?
鳴沢氷穴は約15分ほどで一周できる環状型となっており、高低差21メートルを階段で下るため、「地下深くへ潜る」という感覚です。途中、縦横ともにかなり狭い個所があり、大人なら、かがんで進むことになります。綱引きの時に腰を低くするような姿勢ですり歩くのを想像してください! 順路はスリル満点、肌寒さとともに、非日常体験ができるほの暗い空間となっています。
もちろん急な階段には手すりが備え付けられています。道中では、溶岩トンネルや地獄穴を観察でき、最深部では天井からしみ出した水でできたという、天然氷の柱がお目見えします。
写真:咲田 みつる
地図を見るスリルあふれる順路を下り続け、肌寒さが最高潮に達した頃、「氷の壁」、そして「氷の柱」が現れます! この天然氷は、毎年厳冬期に出来て、真夏も溶けることがありません。秋にはいったん消え、また厳冬期に出来るというサイクルですが、大きな天然氷がなくとも、洞内は年中氷でおおわれており、まさに氷穴という名にふさわしい空間です。
氷の柱は、ライトアップが美しく映え、フェンス越しではありますが、絶好のシャッターポイントです。この付近の通路は、わずかながら人がすれ違える程度の余裕がありますので、前後の人に注意をしながら、カメラを構えてみましょう。氷の大きさは日々変化し、年によっても出来が異なりますので、一期一会の天然のアートを楽しむことができます!!
鳴沢氷穴と富岳風穴は車で3分ほどの距離にあるため、どちらに行こうか悩まれる方も多いのではないでしょうか? その際おさえておきたいポイントはふたつ。まず、名前の違いから富岳風穴には氷がないという印象を受けがちですが、実は富岳風穴でも氷を観賞できること。そして順路に関してもなだらかで、お子様やご年配の方でも歩きやすいことです。足元や体力に不安がある場合は、富岳風穴も選択肢に入れてみましょう!
また、両方じっくり楽しみたいという欲張りさんには、それぞれの洞穴を出発点とする、「風穴・氷穴2時間コース」というガイドツアー(2名以上・有料・予約制)もあります! このツアーは、氷穴・風穴間の移動の道中で、青木ヶ原樹海も散策できるといううれしい特典付き。是非たっぷりと時間をとって、世界遺産周辺の自然を堪能しましょう!!
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