写真:藤田 聡
地図を見る鷹の湯温泉は奥に細長い宿で、客室へ行くにも風呂場へ行くにも、長い廊下を通ります。廊下にはピンク色のカーペットが敷かれ、廊下の窓の外は芝生の緑が美しく印象的。秋は紅葉に包まれる宿ですが、春から夏は、窓の外の豊かな緑にピンク色のカーペットが絶妙にマッチして、清々しい印象を受けます。
この清々しさは、日帰り入浴で行っても分かりますが、日帰り入浴は日中の三時間しか受付けておらず、混雑時は時間制限もあります。混浴3箇所の制覇も難しく、十分に堪能するのは不可能。泊まりで温泉をゆっくり堪能するのが、おすすめです。
写真:藤田 聡
地図を見る鷹の湯温泉は、左右対称(シンメトリー)な内湯大浴場が温泉好きに人気ですが、宿を代表する浴室といえば、渓谷の絶景を一望出来る混浴半露天風呂です。屋根があるので、律儀に半露天風呂と名乗っていますが、壁は皆無なので実際には完全な露天風呂です。
鷹の湯温泉の晴らしさの秘密は、実は厳密な温度管理にあります。多数ある浴場の大半に湯船が複数あり、湯の温度を変える事で、常に好みの湯加減が選べます。婦人半露天風呂と混浴野天風呂は浴槽が一つしかありませんが、湯口付近は熱く、湯口から遠い所は温くしてあります。自分好みの湯加減が気に入って長湯になり、最終的にノックアウト状態になるまで、つい長湯してしまうのです!
写真:藤田 聡
地図を見る多数の浴室があり、館内で温泉巡りが出来るのが鷹の湯温泉の魅力です。河沿いの混浴野天風呂も、たとえ雨天でも浸かりに行きましょう。脱衣場が一箇所しか無いので、女性にはハードルが高い野天風呂ですが、婦人半露天風呂から人が居るかどうか見えるので、居なくなったら直ぐに行きましょう。
写真:藤田 聡
地図を見る鷹の湯温泉はの食事は、客室とは別の個室に用意されます。夕食は彩り豊かで、品数も豊富。季節の食材や、秋田県独自の料理も盛り込まれ、旅の宿に相応しい料理です。見慣れない料理は秋田県独自の料理ですから、係の方に詳細を聞いてみましょう。
鷹の湯温泉のある秋の宮温泉郷には、福寿荘の裏に「川原の湯っこ」があり、温泉が湧く川原を自分で掘って足湯を作れる場所があります。秋の宮温泉郷は、名前の通り紅葉の名所でもあり、秋には紅葉の絶景に包まれます。別記事「紅葉名所の中の秘湯!湯沢市・秋の宮温泉郷『鷹の湯温泉』で紅葉狩り」(記事最後の「MEMO欄」にリンクあり)で、紅葉の様子を紹介しましたので、是非ご覧ください。
秋の宮温泉郷から泥湯温泉を経由して、小安峡温泉へ続く舗装された林道があり、奥の大湯温泉から須川温泉に至るまで、付近一帯は紅葉名所の連続です。須川温泉の紅葉については、別記事「本州で一番早い紅葉の絶景を満喫!秋田須川温泉『栗駒山荘』」で詳細に紹介しましたので、併せてご覧ください。
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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