紀伊田辺「扇ヶ浜公園」は風光明媚で偉人の石碑がいっぱい!

| 和歌山県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

紀伊田辺「扇ヶ浜公園」は風光明媚で偉人の石碑がいっぱい!

紀伊田辺「扇ヶ浜公園」は風光明媚で偉人の石碑がいっぱい!

更新日:2017/11/10 13:14

KISHI Satoruのプロフィール写真 KISHI Satoru 岬の狩人、伝記研究者、旅するパンクス

和歌山県田辺市の「扇ヶ浜公園」は、扇の形状をしていることから“扇ヶ浜”と名称が付いた砂浜に隣接した公園です。合気道の創設者・植芝盛平、教育者・鳥山啓、博物学者・南方熊楠、童謡作詞家・野口雨情といった田辺市にゆかりのある人物たちの石碑がある見所の豊富な観光スポットとしても有名。また同時に地域の方々の散歩やジョギングにも利用される憩いの場でもあります。そんな素敵な「扇ヶ浜公園」を御紹介。

老若男女が訪れる美しき「扇ヶ浜公園」

老若男女が訪れる美しき「扇ヶ浜公園」

写真:KISHI Satoru

地図を見る

紀伊田辺駅から徒歩で約12分の場所にある「扇ヶ浜公園」は、夏には田辺扇ヶ浜海水浴場“ファミリービーチ”も開設されるといった家族でも楽しめる場所となっています。浜辺に沿って作られているので、散歩にも最適な広さと緑の豊かさが揃っています。園内には噴水や児童公園、スケートボードやインラインスケートに利用できるバンクも設置され、多くの人々が楽しめる環境が整っています。

また和歌山県の朝日・夕日100選の一つでもある通り、西側の天神崎に沈む夕日は絶景。景観を楽しむための一段高くなったスポットにはテーブルとベンチが用意されているという素敵な配慮がなされています。

「合気道」の創設者・植芝盛平翁之像

「合気道」の創設者・植芝盛平翁之像

写真:KISHI Satoru

地図を見る

植芝盛平(うえしば もりへい、1883年〜1969年)は和歌山県西牟婁郡西ノ谷村(後の田辺市)に生まれた武道家です。柔術・剣術といった各武術の修行の成果を神道の研究から得た独自の精神哲学で、まとめ直した「合気道」を創設。後に紫綬褒章、勲四等旭日小綬章、正五位勲三等瑞宝章を受賞しました。元大相撲力士、憲兵隊、剣道家、柔道家との信じられないような逸話が多く残っており、漫画や小説などの作品の題材としても取り上げられる事もしばしば。

こちらの銅像は1988年(昭和63年)に和歌山県田辺市で第5回国際合気道大会が開催されたのを記念し建てられたもの。この他、田辺市では植芝家先祖代々の墓、生家跡、植芝盛平頌徳碑などがあります。

博物学者、作詞家でもある教育者・鳥山啓翁顕彰碑

博物学者、作詞家でもある教育者・鳥山啓翁顕彰碑

写真:KISHI Satoru

地図を見る

鳥山啓(とりやま ひらく、1837年〜1914年)は紀伊田辺藩出身の博物学者、教育者、作詞家。和歌山中学校の教師時代には後に世界的な博物学者となる南方熊楠を指導した人物です。和歌山師範学校、和歌山中等学校で教鞭を執った後に華族女学校(現在の学習院女子中・高等科)で20年間勤務しました。

また一般的に「軍艦マーチ」として有名な行進曲「軍艦」の作詞者としても知られています。田辺市政35周年の1977年(昭和52年)に、鳥山啓の功績を称えて建立された顕彰碑には「軍艦」の歌詞も刻まれています。

英国科学雑誌「Nature」に論文51本が掲載。博物学者・南方熊楠

英国科学雑誌「Nature」に論文51本が掲載。博物学者・南方熊楠

写真:KISHI Satoru

地図を見る

南方熊楠(みなかた くまぐす、1867年〜1941年)は和歌山城下橋丁(現在の和歌山市)生まれの博物学者、細菌(粘菌)学者、民俗学者。大学予備門(現在の東京大学)に入学するも遺跡発掘や菌類の標本採集に取り組み退学。アメリカ、イギリスに留学し帰国後は和歌山県田辺に37年間住み研究を続けました。
因みに大学予備門の同級生には夏目漱石、正岡子規らがいます。

豊かな植物が繁茂し貴重な生物が住む神島(かしま)を愛し、後に昭和天皇を御案内するという大役も担います。その神島を一望する扇ヶ浜公園の南端の場所がこちら。1979年(昭和54年)に白浜ライオンズクラブ20周年記念として、南方熊楠を顕彰する石碑が建立されたのです。

田辺の景観に魅せられた童謡・民謡作詞家。野口雨情の歌碑

田辺の景観に魅せられた童謡・民謡作詞家。野口雨情の歌碑

写真:KISHI Satoru

地図を見る

野口雨情(のぐち うじょう、1882年〜1945年)は茨城県生まれの詩人、童謡・民謡作詞家。東京専門学校(現在の早稲田大学)に入学し坪内逍遥に師事しましたが中退。住居や職業を転々としながら後に多くの名作を手掛けます。野口雨情の名前を知らない方でも「十五夜お月さん」「七つの子」「赤い靴」「シャボン玉」等は聞いたことがあるはず。どの作品も作詞者は野口雨情です。

1938年(昭和13年)に和歌山県の田辺を訪れ、その自然の美しさに感嘆し、田辺歌謡十章を詠みました。これを後世に残すため田辺市観光協会が1970年(昭和45年)にその一章を刻んだ野口雨情の歌碑を建立したのです。

紀伊田辺「扇ヶ浜公園」のまとめ

和歌山県田辺市ゆかりの偉人たちの石碑が建立された紀伊田辺「扇ヶ浜公園」。天神崎、神島、白浜を望む田辺湾の絶景に時を忘れることでしょう。近くには武蔵坊弁慶ゆかりの地や「南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸」もあります。

道を挟んだ隣には、田辺観光の拠点に最適な宿泊施設「パークサイドホテル」も。下部の関連メモには紀伊田辺「パークサイドホテル」についての詳細記事へのリンクもありますので宜しければ御確認下さい。
以上、観光スポットでもあり地元の方々にも愛される公園、和歌山県田辺市にある「扇ヶ浜公園」の御紹介でした。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/12 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp 旅行ガイド

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ