この尾崎神社は寛永20年(1634年)に4代藩主前田光高が金沢城北の丸に天照大神、東照宮(徳川家康)、3代藩主前田利常を祀る東照三所大権現社として建立されました。その後明治7年(1874年)に神仏分離令により尾崎神社と改称され、明治11年(1878年)に金沢城内に陸軍省が駐屯することになり、現在地に移築されました。
ここの神社の一番の見所は赤く塗られた社殿です。朱塗りで彫刻や飾り金具が施されています。またこの社殿のみならず境内ほとんどの建物が重要文化財に指定されています。まさしく日光東照宮の縮図と言ったところでしょうか。
社殿には金沢城の江戸、北陸の日光という言葉を表すようにあちらこちらに徳川家の家紋である葵の紋が彫られています。どれだけ葵の紋があるのだろう?と葵の紋を探しながら社殿を見ると面白いですよ。
規模が小さく神社オリジナルの授与品は余りない尾崎神社ですが……。
おみくじはここだけのオリジナルのおみくじです。その神社オリジナルのおみくじはとってもうれしいし、ありがたみがありますよね。ここの神社のおみくじは結構細かく、シビアに書かれていますよ〜。覚悟して引いてくださいね。
尾崎神社を出た道をまっすぐ10分位歩くと前田利家とおまつの方をお祀りした尾山神社に着きます。尾山神社と言えばステンドグラスで出来た神門が有名です。じゃあ、鳥居はないの?と思ったら鳥居もちゃんとあります。しかしこの鳥居は尾山神社の神門側から入ると見つけるのが難しいですが、尾崎神社側から行くと簡単に見つけられます。ぜひ余り知られてない尾山神社の鳥居を見てみてください。
そしてここで尾山神社の知っていると自慢できる情報を。尾山神社の神門ですが、屋根の上についてる避雷針は日本最古のものと言われています。ぜひ神門を見たら避雷針まで見てみましょう。
いかがでしたか?尾崎神社は規模としては小さく10分もせずに見終わってしまう神社ですが……。北陸の日光と言うだけであって荘厳な雰囲気を感じられる神社です。
最後にちょっと注意点を。この尾崎神社は宮司さんが不在なことが多く、ご朱印は頂くのは難しいかもしれません。金沢城、兼六園、尾山神社と金沢の有名観光地にかなり近い場所に位置しながら見落とされがちな尾崎神社。ぜひ訪れてみてください。
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(2024/12/14更新)
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