美しい船体の大型帆船やクルーズ船が入港すると、帆船ならば総帆展帆などドリルや、クルーズ船の歓迎イベントが行われ、港に人が集う。海外との貿易などを行う開港の小樽港は、魅力的なクルーズ船が頻繁に寄港する人気港だ。
2015年は、プリンセス(英国)、コスタ(バミューダやイタリア)、ル・ソレアル(仏)、飛鳥II(横浜)、にっぽん丸(東京)、ぱしふぃっく・びーなす(大阪)などが寄港する。クルーズファンならずとも、美しい船体がゆっくりと入港〜着岸する様子を楽しんでみてはいかがだろう。2船があいついで入港する素晴らしい日もある。写真は着岸するにっぽん丸の後ろから入港してきた飛鳥II。
小樽駅を出ると、中央通りの突き当たりの第3号ふ頭にクルーズ船(写真はにっぽん丸)が見える風景が小樽港。贅沢な風景だ。クルーズ船は2015年に小樽港に21回寄港する。それらのクルーズの前後の寄港地は、コルサコフ(ロシア・サハリン)やウラジオストク(ロシア)などの海外港が含まれる。
プリンセスやコスタ、その他の海外船からは多数の外国人観光客が一斉に繰り出し、外国人が多い街並みにさらに観光客があふれる。こうした異国情緒あふれる雰囲気を楽しんで欲しい。
小樽駅から中央通りを運河方向へ向かい振り向くと、天狗山にロープウェイがかかっているのが見える。美しい山だ。小樽駅前から天狗山行バスが出ているので訪問してはいかがだろう。ケーブルカー乗り場までバスで20分ほどだ。
北海道中央バスの案内所で、小樽鼻なで天狗絵馬付き乗車券(バス+リフト+絵馬)購入がオススメ。天狗山でケーブルカーを降りるとシマリス園の横に、鼻なで天狗さんが祠に鎮座する。商売繁盛は両手でなでると叶う、らしい? 願い事によりなで方が異なるが、丁寧な説明がある。絵馬に願い事を書き奉納し、天狗さんの鼻をなでてみては。
天狗さんの鼻は、願かけの多さに地色が出るほどだ。ご利益の程がうかがえるのではなかろうか。天狗山標高は532.5メートル、小樽市街が一望できる。天狗山神社やシマリス園をめぐりながら、景色を堪能しよう。天狗山はスキー場になっており、港と市街を見おろすリゾートだ。
小樽市の姉妹都市は、ロシア・ナホトカ。バス停の後ろに巨大な表示がある。小樽は開港都市として開かれた街の歴史が長いのだ。駅前から港に向かい500〜600メートル四方ほどに小樽市街のめぼしい観光ポイントが集中しているので、街歩きがオススメだ。
駅前のバスターミナルから、小樽市内を周遊する散策バスもでている。小樽観光のメッカ、メルヘン交差点(写真)は少し遠いので、散策バス使用がオススメ。トロリーのような散策バスが来ればラッキーだ。メルヘン交差点でバスを降り、堺街通りを運河に並行に歩くと観光スポットや有名店を幾つかカバーできるだろう。外国人観光客も集まるポイントだ。
メルヘン交差点の周囲には、小樽オルゴール店、万華鏡店、洋菓子店(LeTAOで、逆に読むとオタルになる)、バタークッキーで有名な六花亭なども並び、お土産選びには事欠かないだろう。北一硝子も数店ある。
運河に流れ込む川を山側(駅側)へ少し上ると寿司屋通りだ。
美しいクルーズ船が多数寄港する小樽港だが、小樽市は2014年に第3号ふ頭及び周辺再開発計画を策定し、大型クルーズ船専用ターミナルを整備する計画を進めている。国土交通省の日本海側拠点港の形成に向けた計画書(小樽港・伏木富山港・京都舞鶴港)の一環。
さて、天狗山観光、小樽市街観光ともに2〜3時間程度あるといいだろう。JR小樽駅経由なら、駅構内に大型ロッカーがある。天狗山は風雨によりロープウェイが停止することがあるので、天気次第で天狗山観光優先がオススメ。バス案内所で確認できる。マッサンで有名なニッカウィスキー余市蒸留所も訪問したい方は、午前中余市蒸留所→午後小樽市街→日没後天狗山はいかがだろう。天狗山は北海道3大夜景の一つ。
小樽〜余市間はJRが2時間に1本程度で、余市駅ではワンマンカー車両が観光客で通勤ラッシュ状態になることも。小樽駅前から北海道中央バスが本数が多く便利だ。
小樽駅4番ホームの奥が「裕次郎ホーム」。等身大の写真があり、裕次郎の歌が流れる。移動中の記念写真はいかがだろう。
海外クルーズ船の寄港日は外国人もあふれ、街が一層活気づく。こうした雰囲気を楽しむのもオススメだ。
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(2024/11/8更新)
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