写真:岡本 大樹
地図を見る撮影用に作られたこの診療所ですが、今もそのまま残っており多くの観光客が訪れています。
この建物は撮影用に作る際、与那国島の自然環境に耐えうるように頑丈に作られました。というのも、与那国島はその他の沖縄の地域と同様に台風の影響がダイレクトにあるうえ、外海にぽっかり浮かんでいる小さい島なのでとても強い風が吹きつけるのです。
実際この建物がある場所も周りを見渡せば片側は山、もう片側は海という、場合によっては豊かな自然の恵みといえますが、場合によっては過酷な環境なのです。
写真:岡本 大樹
地図を見る中に入るとすぐに受付があるので、入場料300円を支払って中に入りましょう。ここもドラマそのままの形で保存されています。色あせた張り紙や表彰状など、見れば見るほど細かいところまで作りこまれていてセットとは思えません。まるで本物の診療所に来たかのようです。
そして受付前の待合スペースにはテレビがあり、そこで『Dr.コトー診療所』を流しています。撮影をしていたまさにその場で作品を観ることができるというのはいいサービスですね。
観たことがない方はもちろん、ファンの方もこれまでとは一味違った形でこの作品を楽しめるのではないでしょうか。
写真:岡本 大樹
地図を見る奥に進むと診察室、事務室、手術室、そして一番奥には病室があります。患者用のベッドが2つ並んでいるだけの部屋ですが、その窓からの景色は絶景です。
ここが実際に診療所として使われることはありませんが、ここでの治療は身体だけではなく心もすっかり癒してくれそうです。こういった所も島ならではの魅力ですね。
ちなみにドラマの中では主役のコトー先生が考え事をしたりする場面でよく使われていた砂浜です。
写真:岡本 大樹
地図を見る先生が自転車に乗って島中を周るというのも、ドラマの冒頭やエンディングでよく出てきた印象的なシーン。その重大な役割を担っているこの手作り感満載の自転車。乗ることはできませんがこのように展示されています。
さらに、ドラマ内では屋上ではためいていた診療所の大きな旗もあります。
撮影は島のいたるところで行われており、ロケ地マップも作られています。島は一周しても30kmほどしかないので、車で回ればいろんな所に寄りながらでも3〜4時間でほとんど見ることができます。
撮影のメインは診療所でしたが、船着場や周りの自然もドラマの世界観を作るのに大切な役割を担っていたので、診療所の訪問はもちろん、その他のロケ地へも行ってみましょう。ただ、個人の民家などもありますので迷惑がかからないように気を付けてください。
ドラマのファンの方はもちろん、観たことがない方にも楽しめる日本最西端のロケ地、与那国島のDr.コトー診療所でした。
この記事を書いたナビゲーター
岡本 大樹
「十人十旅!」をコンセプトにいろんなカタチの旅を学びまた自分の旅を創造していきたいこれまでは主に日本での旅をしていて・47都道府県・4端(宗谷・根室・与那国・波照間)・18の世界遺産に行ってきました!…
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/1/18更新)
- 広告 -