サンポール村のバス停から、ちょっとしたハイキングにもなりそうな山合を20分ほど歩けば「マーグ財団美術館」到着。館内までのエントランスは美しく手入れされた庭となっていて、いきなり野ざらしのミロが出迎えてくれます。
美術館に来たと言うよりは、林の中にいるような清々しさですが、楽しい彫刻たちに入り口から既にワクワクさせられちゃいます♪
太陽が顔を見せると、木漏れ日を浴びた作品たちはさらに生き生きとして見えますね!
この美術館は最初にご紹介した通り、作品が屋外にたくさん展示されています。
「自然と現代美術を融合させ、それぞれの作品に適した環境で展示をしたい」というマーグご夫妻の理念のもとに作られたことを実感します。
こちらの中庭では、遊び心いっぱいのピカソの作品が楽しめます♪
こんな間近に手の届くような位置で、巨匠の作品を堪能出来るなんてすごい!
「マーグ財団美術館」は、絵画や彫刻・グラフィックアート約9000点を所蔵する、欧州でも有数の20世紀私立美術館の一つで、こちらにはそのうち約500点が展示されています。
館内からもところどころに外の風景が見え隠れして、光を捉えた素晴らしい構造になっています。
さり気なく置かれたシャガールのモザイクが飛び込んできたりして、とても変化に富んでいます。
室内展示はミロ、シャガール、ボナール、マティス、ブラックなどの巨匠たちの作品が多々ありますが、通常の絵画作品やグラフィックの他、ミロのステンドグラスがイチオシです!
ミロのまばゆい光が室内を照らしてとっても幻想的ですよ。
こちらは、タイルのテラスに並ぶスイスの芸術家ジャコメッティの作品。針金のように極端に細長く引き伸ばされた人物彫刻は、彼の代表作品群です。
その他、池に並ぶミロのユーモラスな彫刻や、芝生の上のカルダーの作品などが庭園を散策しながら楽しめるのですから驚きです。
また美術館そのものの建物は、建築家コルビジェの弟子だったスペイン人のホセ・ルイ・セルトの作品!とにかくあちこち芸術に浸れます♪
芸術ファンにはたまらなく魅力的なサンポール村。実はこのサンポール村にはシャガールのお墓もあるんですよ。
ニースからバスが頻繁に出ているので、是非とも足を延ばしてみて下さい。
美術館チケットは大人15euro、写真撮影はプラス5euroと、やや高い値段設定ではありますが、料金を支払えば撮影は自由なので、気兼ねなく巨匠の作品をカメラに収められると言うのはファンには嬉しい限りですね。
撮影許可として小さな缶バッチをくれるので、どこかに付けておけばOKです。
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(2025/1/17更新)
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