創業以来良質の地下水は料理には欠かせないという教えから、万が一に備えて代々ひとつずつ井戸を掘ることを家訓としてきたという吉田屋。
敷地内にある井戸は、名水百選第一号に選ばれた郡上八幡が誇る名水「宗祇水」と同じ水脈でつながっているといわれています。
名物の鮎やうなぎは、この井戸から汲み上げたこの水に放たれ、数日の餌止めをした後)調理をされるので、身も締まり、そのおいしさを増すんですよ。
吉田屋での食事は併設の「美濃錦(みのきん)」でいただきます。
写真のうなぎは夕食の一品。
割いたうなぎを強火で一気に焼き上げるので皮はパリッと香ばしく、タレとの相性も抜群。
さすが郡上で最初の、そして今日まで続くうなぎ屋です。
郡上では「朴葉みそ」のことを「みそ菜」と呼んでいます。
「みそ菜三年、身上つぶす」という諺は、朴葉みそ(みそ葉)はついご飯がすすむので三年も続けると身代が傾くというたとえ。
確かにご飯がすすみます(笑)。
写真は朝食のメニュー。
朝食とは別に、ロビーではコーヒーのサービス(無料)も!
敷地内で汲み上げた名水で入れたコーヒーの味は格別です。
庭に面した日本旅館タイプ(旧館)とホテルタイプ(新館)、タイプの異なる客室がある吉田屋。
料理を作る厨房から客室、お風呂にいたるまで全館で、敷地内にある井戸から汲み上げた豊富な天然地下水が利用されています。
観光に最適なのが立地!
市街地中心部にあり、観光案内所、お土産売り場、公衆トイレも併設したバスターミナル、郡上八幡城下町プラザに隣接しています。
目の前には、食品サンプル創作館「サンプル工房北館」も!
実は郡上八幡は食品サンプル発祥の地。
ここでしかない食品サンプルはもちろん、カフェも併設しているのでお気軽にお立ち寄りください♪
郡上八幡といえば、郡上おどりのシーズン、特に8月12〜16日の午後8時から明方まで夜通し踊り続ける「盂蘭盆会(徹夜踊り)」は観光客であふれかえっています。
逆にそれ以外のシーズンはとても静か!
そういうオフシーズンにゆっくり訪れてみてはいかがでしょうか?
職人町、鍛冶屋町、柳町といった城下町の家並み、郡上八幡のシンボルである郡上八幡城など、徒歩圏内に見どころはいろいろあります。
また、市街地からは離れますが、鍾乳洞も!
郡上八幡を出発地として清流長良川を下るラフティングや、釣りを楽しみがてらに立ち寄ったり、ウィンタースポーツにおでかけがてらに・・・・というのもいいかも!?
吉田屋はかの北大路魯山人とも交友がありました。
野鳥であるツグミを食材とした「みたたき」という冬の珍味が北大路魯山人と交友するきっかけになったようです。
残念ながらツグミは現在は捕獲禁止のため、この珍味を再現することはできませんが、北大路魯山人の心をもつかむ料理を作ったというのはすごいですよね。
郡上八幡の名水のある風景、そして料理を満喫すべく、あなたも是非吉田屋へお出かけください。
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