写真:舟津 カナ
地図を見る入場料は大人300円必要ですが、能装束体験は無料です。衣装はひとつしかなく、1度に何人も着られません。まず、入場して混雑具合を見てみましょう。だれかが体験しているのなら、2階の展示室を先に見に行くのがよいでしょう。
金沢散策に便利な「城下まち金沢周遊1日フリー乗車券」があれば入場料金が50円割引になります。「能楽美術館」横の「21世紀美術館」との共通券も販売されています。同時に見る場合はこちらがお得ですよ。
(2015年8月現在)
写真:舟津 カナ
地図を見る体験コーナーには、幾つもの翁面(おきな)と女面が用意されています。この面よく見ると、そのひとつひとつが微妙に顔つきが異なります。これは年齢などが違うことにより、同じ翁面や女面でもいくつもの顔があるとのこと。また、面は表情が変わりませんが、顔をやや上向きにしたり、下向きにすることで見え方が変わり、それで感情を表現するとのこと。
「能楽」というと難しく聞こえますが、実際体験しながら話を聞くと、その意図がよく分かります。
写真:舟津 カナ
地図を見る服は着たまま、その上から実際使われていた能装束を羽織ます。着付けは金沢の観光ボランティアガイドさんが、2人がかりで手伝ってくれます。普通の着付けと大きく異なる点は襟で、能装束は襟を大きく開けるのが特徴とのこと。
面は翁面、女面の約20種類から好きなものを選べますが、基本的に女性は女面、男性は翁から。また、雰囲気をだすため、用意されている扇も数色あり。これも好きな色が選べます。
着用は意外に時間はかからず5分ほどで完成!夏場でも館内は涼しくさほど暑くありません。
写真:舟津 カナ
地図を見る着付けが終われば、畳の上を歩いてみましょう。思った以上に歩きにくいことがわかります。着付け場には、松の絵が書かれた垂れ幕があり、そこの前で写真撮影が可能。雰囲気を出すため、扇を使ってさまざまなポーズをとってみましょう。
体験コーナーのほか1階には、実際の能楽堂の広さと同様の目付柱があり、能舞台の広さがわかるようになっています。また、細かな部分まで再現された金澤能楽堂の模型も展示されていますよ。
写真:舟津 カナ
地図を見る2階には、能の歴史が学べるコーナーが用意されています。普段なかなか見られない加賀宝生に伝わる貴重な能装束や能面も展示。美しい装束にうっとりしてしまいます。映像ギャラリーもあり、奥深い能の世界にどっぷり浸かることができます。
帰る前にはミュージアムグッズのチェックも忘れずに。能のグッズだけでなく、金沢の工芸作家さんの作品が揃っており、お土産に最適です。
金沢は「九谷焼」「漆器」「金箔」だけではありません。伝統芸能「能楽」もぜひ楽しみましょう。ここでは、毎週火曜日に太鼓や能管の体験も行われていますよ。海外からのお客様にも喜ばれる場所です。
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この記事を書いたナビゲーター
舟津 カナ
10年間、旅行会社に勤務。その後、そのノウハウを活かし編集プロダクションで日本旅行協会の会報誌、政府観光局のパンフレットやウエブの編集、執筆を担当。取材先を選定し、一眼レフカメラを片手に取材をしていま…
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(2025/1/20更新)
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