プラハ旧市街「王の道」で堪能するブサカワ人形に至宝の眺め!

プラハ旧市街「王の道」で堪能するブサカワ人形に至宝の眺め!

更新日:2018/10/23 15:09

藤谷 愛のプロフィール写真 藤谷 愛 地方移住ブロガー
プラハといえば、世界遺産に登録されている美しい街並の旧市街や、プラハ城の夜景など、世界中の観光客を魅了してやまないスポットが目白押しの観光都市。
特に「王の道」と呼ばれるルートを含む旧市街エリアには、プラハを体感できる場所も多く、滞在時間が短い観光客でも「これぞプラハ!」と感動すること必至。

今回は「王の道」を辿りながら多彩なプラハの観光スポットを満喫してみましょう!

「王の道」は戴冠式のパレード・ルート

「王の道」は戴冠式のパレード・ルート

写真:藤谷 愛

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前述した「王の道」は15世紀から約400年間、歴代の王が戴冠式の為に行ったプラハ城までの約2.5キロのパレード・ルートです。道のりは、アール・ヌーボーのインテリアが特徴的な「市民会館」隣にある、写真奥の真っ黒な「火薬塔」に始まります。

そもそも「火薬塔(Powder Tower)」はプラハの市街壁にあった門の一つですが、火薬の保管所として使われるようになってから火薬塔と呼ばれるようになりました。
この塔で入場料を払うと、狭い階段を通って上に行くことができます。
塔の上からは目の前にツェレトゥナー通り(Celetna)が見え、旧市街広場にある教会の双塔、そしてその先の丘には、「王の道」のゴールであるプラハ城までが見渡せます。

火薬塔は今から往く王の道を真っ直ぐに見通せる最高のポイントなのです。

歴史を数多く刻む観光スポット「旧市街広場」

歴史を数多く刻む観光スポット「旧市街広場」

写真:藤谷 愛

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塔を降りて、お土産屋さんが並ぶ賑やかなツェレトゥナー通りを抜けると、急に大きく開けた広場に行きあたります。ここが旧市街広場(Old Town Square)で、プラハの人気観光スポットの一つです。

中央には、中世に火刑に処された「ヤン・フス像(Statue of Jan Hus)」があり、黒い双塔の建物「ティーン教会(Church of Our Lady before Tyn)など、中世から近世にかけて、いろいろな時代の建築物が見られるのも魅力の一つです。その中でも人だかりができているのが、天文時計のある「旧市庁舎(Old Town Hall」。多くの観光客が「仕掛けがどのように動くのか?」と一点を見つめる毎時はここで足を止めてみましょう。

さて、この天文時計を右手に見ながら、カレル通りに移動します。

子供だけの場所ではない!オペラファン必見「王の道・マリオネット劇場」

子供だけの場所ではない!オペラファン必見「王の道・マリオネット劇場」

提供元:On the Royal Road Marionette Theatre

http://www.hilt-theatre.cz/The-Royal-Road-Marionet…地図を見る

プラハのお土産屋さんでも見る、ちょっとブサカワな操り人形(マリオネット)達。旧市街広場を抜けたカレル通り(karlova)沿いには、このブサカワ人形達がドラマを繰り広げる専用劇場「王の道・マリオネット劇場(On the Royal Road Marionette Theatre Prague)」があり、ぜひ散策途中で立ち寄っていただきたいスポットです。

代表的な演目はプラハと深い関わりのある、モーツァルト作「ドン・ジョバンニ(Don Giovanni)」。同じくモーツァルト作「フィガロの結婚」のプラハでの大成功を受け製作した、プラハ初演のオペラなのです。

人形劇版「ドン・ジョバンニ」の初演は1991年、「国立マリオネット劇場」ですが、現在、多くのマリオネット劇場で演じられているプログラム。
そのあらすじは皆さんに予習していただくとして、ストーリーのコミカルな部分とシリアスな部分とが同じ人形で演じられているのが不思議なほど、表情や動きが豊かに感じられます。大人にとっても観応え充分のエンターテイメントです。

これが図書室ですか!?「クレメンティヌム・バロック様式の図書室」

これが図書室ですか!?「クレメンティヌム・バロック様式の図書室」

提供元:DREYER s.r.o

http://www.klementinum.com/en/地図を見る

前述したマリオネット劇場の向かいには大きな建物があります。観光客はなんとなく通り過ぎてしまうパターンが多いのですが、実はこの中には美しすぎる、驚きの図書室があるのです!

クレメンティヌム(Clementinum)は1556年にイエズス会か建設した施設でしたが、1622年には大学となり、敷地内には図書館、印刷所、劇場、天文台など様々な施設が時代を超えて増築されました。現在、午前10時から30分ごとにガイドツアー(英語)が催行されており、45分のツアー中には、写真の「バロック様式の図書室」を見学することができます。また、52メートルの高さまで上がることができる天文台も見学でき、美しすぎる図書館やプラハの眺望でため息連続のツアーになること間違いなしです。

料金や閉館日などの詳細は記事下の「MEMO」からご確認ください。

やはり外せない!旧市街から臨む「プラハ城」の絶景

やはり外せない!旧市街から臨む「プラハ城」の絶景

写真:藤谷 愛

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クレメンティヌムを出てブルタヴァ川に向かうと、彫刻の並ぶ美しい橋「カレル橋(Charles Bridge)」のたもとに着きます。ここは旧市街のハイライトとも言えるスポットの一つ。お昼間に臨んでも絵になる光景ですが、夜はもう絶景です。カレル橋に灯る街灯のオレンジ色と遠くに宝石のように輝くプラハ城の光景に、1時間でもウットリさせられるほどの魅力を持っています。明るいうちに橋を渡る方も、ぜひ夜にもう一度ここを訪れて下さいね。

なお、旧市街側の橋塔は季節によって開いている時間は異なるものの、夜景の時間帯も塔の上へ行くことができるので、塔の上からカレル橋とプラハ城を臨むのもお薦めします。詳細は、記事下の「MEMO」にあるリンクをご覧ください。

入り組んだ旧市街の散策であなただけの「発見」を

いかがでしたか?「王の道」の旧市街エリアを中心にご紹介しましたが、距離にしてみたらほんの1キロちょっと。サーッと通り過ぎることもできますが、ご紹介した場所やお土産屋さんなどをじっくり見て回ると5〜6時間かかってしまうかもしれません。

プラハの魅力がギュッと詰まった旧市街。路地裏などでも新しい発見を楽しんでくださいね!

*同じくプラハのガイド記事「橋」に願いを?御利益を期待してしまうプラハの歴史遺産!」も記事下の関連MEMOから併せてどうぞ

掲載内容は執筆時点のものです。

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