写真:東郷 カオル
地図を見る呼子(よぶこ)で約200メートルにわたり50軒近くの露店が軒を連ねる朝市は、石川県の輪島、岐阜県の高山と並ぶ日本三大朝市と呼ばれています。商品は魚介類やその加工品が多く、呼び込みをする元気な声が響き、賑わいのある朝市です。
干物や珍味の瓶詰など持ち帰れるものから、その場でいただけるウニやイカシュウマイなど、様々なタイプの露店が並びます。
アクセスは唐津のバスセンターから呼子行きのバスが出ていますが、このバスセンターは唐津の駅から5分ほど離れています。もしJRで来られる方で、利用される電車と西唐津駅発の呼子行きのバスの接続が良いようなら、西唐津駅で降りて西唐津駅前からバスに乗る方がラクチンです。
写真:東郷 カオル
地図を見る朝市での食べ歩きもいいですが、新鮮なイカのお造りをじっくりと堪能したいならお食事処へ。写真は呼子バス亭や朝市からも近い“いか本家本店”。一階のいけすでは活きのいいイカが泳いでおり、二階のお座敷からは呼子港が見渡せます。時折イカの姿をした七ツ釜遊覧船“イカ丸”や、くじらの絵が描かれた海中展望船“ジーラ”がマリンパル呼子を発着する様子を見ることができます。
いか本家本店の二階のお座敷は映画“悪人”のロケ地としても有名。祐一が光代に「人を殺してしもうた」と告白するシーンはここで撮影されたものです。
写真:東郷 カオル
地図を見る写真は“いか活造り定食”のお造り。運ばれてくると店員さんがゲソを一本ハサミで切って醤油の中に入れ「吸い付くのでよく噛んでください」とアドバイスされます。そのゲソを箸でとろうとすると、すでに器にしっかりと吸い付いています。確かにこれは危険。よく噛んでもやはり吸い付いくるほど新鮮。しかもゲソを一生懸命噛みながら、目の前のイカと目が合ったりします。目もゲソもずっと動いていて、ちょっと不思議な感じ。
ある程度お造りをいただいたら残りは天ぷらにしてくれます。美味しすぎて筆者のように全部食べてしまった場合でも残った箇所でうまく天ぷらにしてくれます。
写真:東郷 カオル
地図を見る無残な姿と化したイカのお造りの残骸は、いったん厨房に下げられます。次に運んで来られた時には立派な天ぷらに。これは一人前。ちゃんと考えている人はゲソも天ぷら用に食べずに取っておかれていますので、本当ならもう少しボリュームがあります。最悪お造りで全部食べてしまった人も、これくらいの量の天ぷらならできるようです。塩か天つゆでいただきます。
そりゃあ、天ぷらよりもお造りで食べるほうが美味しいでしょう!と思ってお造りに比重を置くと、天ぷらの美味しさに後悔しますので、ある程度バランス良くいただきましょう。写真の天ぷらには残念ながらゲソは入っていません(笑)。
呼子から更に少し車かバスで走れば、秀吉が朝鮮出兵の拠点として築城した名護屋城跡があります。名護屋城博物館には貴重な資料が数多く残り、周辺には徳川家康ら諸大名の陣跡も。歴史ファンにはたまらないスポットです。
この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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(2025/1/20更新)
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