写真:鮎川 キオラ
地図を見る参拝すれば、大きな宝が舞い込んできそうな縁起のよい名前の「大宝神社」の正式名称は、「大宝八幡宮」。大宝(たいほう)元年(701年)に建立されたことからその名がついたとか。平安時代から続く歴史のある神社です。武運の神として信仰される八幡さまをお祀りしており、あの平将門も幾度となく参拝したらしく、そのため必勝祈願や合格祈願、宝くじ当選祈願に訪れる参拝客が多いそうです。
6月最終週の日曜、朝10:00、大砲の音と共に始まる流鏑馬神事。艶やかな装束に身を包んだ武者と馬が、拝殿前に並びご祈祷が終わると、鏑馬が行われる馬場へむけて移動します。その姿は時代絵巻をみているようです。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る流鏑馬とは、疾走する馬上から弓矢を的に射る伝統的儀式。実践的な武術として平安時代から存在する武士の嗜みだったとか。兵器や兵法の進化によって一時廃れるも、厄除けや大願成就などを願って奉納されるようになったそうです。
全国あちこちで流鏑馬神事は奉納されていますが、駆け抜ける馬の背中にまたがりながら両手をはなして的を狙う技術はなかなか難しいもの。後継者不足なのか、的の前で馬がピタッっと止まって、止まった状態で射手が的を射るというなんとも興ざめな形だけの奉納も多くなっています。ここ大宝神社の流鏑馬神事は、疾走する馬上から的を狙う真剣勝負の神事となります。
「いよーっ(陰陽)」との射手の気合の入った掛け声とともに繰り広げられる勇壮な姿に背筋がゾクッとします。「日本文化って美しい!!」と感動すること間違いなし。当たり的は、縁起がいいものとして希望者に配られます。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る大宝神社で奉納される流鏑馬神事は、すぐ間近で観覧できることが何よりも素晴らしい。疾走する馬の躍動感と射手の真剣な息づかいまでも聞こえてきそうなほど迫力があります。正面には小高い丘があり、一直線に駆け抜ける姿を見ることができます。
走ってくる馬の正面に両手を広げる女性が一人。全速力で一直線に走る馬が、この女性の前でピタッと止まるのです。そんな光景までもが神々しく感動的。3頭の馬と3人の射手が、代わる代わる何度も的を狙って走り抜けますので、馬場のすぐ横から、小高い丘からと移動していろんな角度からぜひお楽しみください。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る流鏑馬神事は、あじさいが咲く時期にあじさい祭りのイベントとして行われます。大宝神社の裏手にあるあじさい神苑もお忘れなく。ここは、国指定史跡・大宝城跡の土塁保全のためにあじさいが植樹されたことがはじまりです。紅色、ピンク、紫、青と色とりどりのあじさいがゆるやかな斜面を彩ります。あまり目にしない色合いや形のあじさいに出会えますよ。
梅雨入りの便りが届く季節、雨が続くと憂鬱な気分になりますが、梅雨はあじさいの季節。しっとりと雨に濡れた鮮やかなあじさいを見に出かけませんか。どこのあじさいを見に行こうかとお考えなら、ぜひ流鏑馬神事とあじさいをセットで楽しめる大宝神社へお出かけください。当日は、最寄駅となる関東鉄道「大宝駅」からあじさいと流鏑馬鑑賞がコースに入った「駅からウォーク(参加費無料)」が開催されます。田園風景を走るのどかな単線に揺られ訪ねてみるのもいいものです。
【大宝八幡宮】
茨城県大宝667
0296-44-3756
社務所:8:30-17:00
拝観料:無料
【あじさい祭】
毎年6月最終日曜(2013年は6月30日、雨天決行)
流鏑馬神事 祈祷10:00から、流鏑馬10:30から11:30
他にあじさい神苑では、無料野天お茶会など開催
拝観料、鑑賞料などいずれも無料。
この記事を書いたナビゲーター
鮎川 キオラ
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