写真:鮎川 キオラ
地図を見る梨ファンなら、自分好みの品種があると思います。「幸水(こうすい)」、「豊水(ほうすい)」、「新高(にいたか)」「二十世紀」「秋月」と8月から9月にかけて様々な品種が次々に出荷のピークを迎えます。
梨は、古くから食されていた果物と言われています。その歴史は古く、弥生時代にはすでに食べられていた形跡があるそうです。現在のような品種が増えたのは明治以降に改良されたものです。改良を重ねた梨の中には、もう梨のシーズンも終わりと思える10月から出荷され、お正月まで美味しくいただける品種もあります。
収穫量の約9割が栃木県に集中している超大玉品種の「にっこり」をご紹介します。栃木県農業試験場が交配、育成した超ジューシーな味わいの品種です。一度食べたらその美味しさにやみつきになること間違いなし!!
写真:鮎川 キオラ
地図を見る梨の人気品種と言えば、甘味が強い「幸水(こうすい)」、多汁で甘さのなかに酸味がある「豊水(ほうすい)」が人気となります。全国各地で店頭に並びますので、多くの方が一度は味わったことがあると思います。
今回紹介する「にっこり」は、収穫量の約9割が栃木県に集中し、その他1割が千葉県の一部で栽培されている珍しい品種となります。10月に栃木を旅すると、お土産物店や産地直売所の店先で目にすることがあると思います。しかし一歩他県へ出るとまずお目にかかれないことから、ご当地ブランド梨と言えます。
「にっこり」は、栃木生まれの品種となります。風味豊かで大玉の「新高(にいたか)」と多汁で味がよい人気品種の「豊水(ほうすい)」を掛け合わせることで生まれました。その大きさと言ったら目を見張るものがあります。通常の梨の3,4倍はあり、平均1玉1kgほどとなります。見た目が大きいのですが、決して大味ではなく、たっぷりの果汁ととろけるような甘さが特徴の感激ものの美味しさの梨です。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る「にっこり」には、その味以外にもう一つ優れた特徴があります。それは、もぎ取り後、冷暗室なら室温でお正月くらいまで、冷蔵庫保存なら春先まで保存することができるんです。こたつに入りぬくぬくしながら、冷やした梨をいただくことも夢ではありません。
ただ、長期保存ができると言っても、もぎたてのフレッシュな味から完熟した味へと保存期間に応じてその味は変化します。どの段階の味が美味しいと感じるかは、その方の感じ方次第。それならば、自分の手でもぎ取るのが一番!!
そこで紹介したいのが、栃木市岩舟町にある「いわふねフルーツパーク」です。例年10月中旬頃からは、「にっこり」のもぎ取りができるんです。「にっこり」は、栃木県内では購入できる場所は多いのですが、摘み取りできる施設はほとんどありません。もぎりたてのフレッシュな味わいをその場でいただき、お土産に持ち帰った「にっこり」は完熟させてから頂いてみてください。全く別の品種に感じると思いますよ。
もぎ取りの際は、できるだけ大玉を選んで下さいね。大きければ大きいほど甘くてジューシーと言われています。
【いわふねフルーツパーク梨狩り情報】
※訪れる時期によって品種が異なります(予約制)
・幸水 8月中旬〜9月上旬
・豊水 9月中旬〜9月下旬
・あきづき 9月下旬〜10月上旬
・にっこり 10月中旬〜11月中旬
栃木に行かなきゃ味わえないご当地ブランド梨「にっこり」を紹介しました。「にっこり」を一度口にしたら、そのとろけるような甘さに他の梨が物足りなくなるほどの美味しさです。そこへ行かなきゃ食べられない味をぜひ味わってみてください。
栃木県内では、10月、11月の観光イベントの物産展等で販売されていることが多いので、ぜひ探してみてくださいね。絶対に食べてたい方、もぎたてから完熟までの味の変化を楽しみたい方は、「いわふねフルーツパーク」の梨狩りへぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。「にっこり」の美味しさにニッコリしてしまいますよ。
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(2024/11/5更新)
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