写真:沢木 慎太郎
地図を見るタイで最高に美しく、至福の癒しを体験できる旅は、舟に乗ることから始まります。写真の船が「オリエンタル スパ」に向かう専用舟ですが、タイの寺院がそのまま舟になったような独自の外観がおもしろく、タイ風の屋形舟といったところ。きりりと正装したホテルのスタッフが舟に乗り込み、まるで水上に浮かぶレストランにでもいるような楽しさがあります。
手前に風船がちらりと見えますが、ここが「オリエンタル スパ」がある桟橋。そして、写真の右端に見える白い建物がチャオプラヤー川のほとりに建つ「マンダリン オリエンタル バンコク」です。
舟に乗って川を渡るだけなのですが、都会の喧騒から次第に遠く離れていくような非日常の空間を楽しむことができ、心地よい期待感を高めてくれる演出がなんともうれしい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る専用舟から降り、上陸した場所は「オリエンタル スパ」がある美しい庭園。藤棚のように色鮮やかなランの花が吊り下げられ、緑濃く生い茂った熱帯樹の合間に別荘のような建物が建ち並ぶ様子は、見知らぬ楽園に漂着したよう。
写真は、「オリエンタル スパ」の白い建物に囲まれた中庭ですが、蓮の池がつくられ、小さいながらも美しい独自の景観で目を楽しませてくれます。明るい光が建物の上から差し込み、池の水面を柔らかく照らしていますが、まるで天国を再現したような美しさ。こうした空間の中で、タイで最高のマッサージを体験することができるのです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさきほどの中庭を見下ろすように階段をあがって2階へ。そこは、「オリエンタル スパ」のエントランス。ご覧のようにタイ人女性が美しい微笑を浮かべて案内してくれます。
「オリエンタル スパ」は築100年を超える邸宅を移築した建物。味わいのある高級なチーク材でつくられた空間は上品な落ち着きがあり、アンティークな調度品が心地よく、この豪華な部屋の中にいるだけでも癒されます。
トリートメントルームやスペシャルティスイート室などを設け、その中にはカップル専用の部屋も。木の温もりが感じられる、ぜいたくな空間で最高の施術を受けることができるのです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「オリエンタル スパ」では独自のトリートメントが豊富にそなえられています。エッセンシャルオイルは100%ピュアオイルを使用。リラクゼーション効果を求めるのなら、アロマオイルを使ったマッサージがおススメです。自分に合ったアロマオイルを選ぶと、なお高い効果が得られます。
アロマオイルは香りがよく、深い眠りに引き込まれていきそう。施術で使われるアロマオイルやシャンプー、コンディショナー、ジェルなどはエントランスで販売されているので、旅の思い出に購入するのもおススメです。
施術室に入ると、そこは別荘のような落ち着いた部屋。大理石のシャワールームやタイ様式のインテリアが飾られ、癒しの空間が広がっています。
施術ですが、これがたいへん素晴らしい。身体のエネルギーの流れに沿うように指圧が加えられ、タイ式古式マッサージで身体をほぐしていきます。ピュアなアロマオイルの香りに包まれてトリートメントが進み、あまりにも気持ち良すぎてうつらうつらと夢の中。
やがて熱したハーブボールが肌に押し当てられ、ハーブのエキスがじんわり肌の奥にまで染み込んでいくのがわかります。深い安らぎと心地よさ。ホスピタリティにあふれるタイ人のおもてなしがうれしく、何ものにも代えがたい美と癒しの旅を体験することができます。
トリートメントが終わると、お茶を出されるのですが、ほのかな甘みがあって、なんともおいしい。
マッサージというのは基本的にその人との相性によるものが大きいのですが、筆者の体験ではセラピストの間で共感する部分が多く、精神的にも癒され、たいへん満足。それは疑似恋愛にも似た快楽があります。
しかも、日本と比べて約半額以下で、最高級のホテルスパを体験できるのはかなりのお得。旅先で出会った素敵な異性が忘れられないように、身体と心に奥深く染み込んでいく「オリエンタル スパ」。
世界の王族や元サッカー選手のベッカム、女優のデミ・ムーアたちも癒された最高のマッサージで、タイの旅を楽しんではいかがでしょうか?
なお、名門ホテル「マンダリン・オリエンタル・バンコク」については別記事でまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
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(2024/12/2更新)
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