「血染めの紅葉」ってなに?答えは湖東三山・金剛輪寺で!

| 滋賀県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

「血染めの紅葉」ってなに?答えは湖東三山・金剛輪寺で!

「血染めの紅葉」ってなに?答えは湖東三山・金剛輪寺で!

更新日:2018/10/02 15:36

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者

「湖東三山」とは、琵琶湖の東側、鈴鹿山地の西中腹にある百済寺・西明寺・金剛輪寺の三つの天台宗寺院の総称です。どのお寺の庭にも参道にも見事な紅葉が。日本の紅葉の名所百選に選ばれるほど。山の中腹に位置する三山は、平地とは違って、軽いハイキングを兼ねて、秋の一日を堪能できる場所。三山の真ん中にある金剛輪寺の「血染めの紅葉」は必見。紅葉とお寺の滋味深いコラボレーション、最高です。ぜひ、お出掛けください。

「百済寺」「西明寺」を覗いてみよう!

「百済寺」「西明寺」を覗いてみよう!

写真:SHIZUKO

地図を見る

湖東三山の西側にあるのが、借景のお庭が見事な「百済寺」。百済=くだらと読んでしまいそうですが「ひゃくさいじ」と読みます。大陸から渡来し、日本の文化の基礎をきずいた人々の心の故郷として建立されたお寺です。

山を借景し、傾斜をうまく利用して作られた庭は、そこに佇んでいるだけで心が落ち着きます。斜面を覆う真っ赤なモミジ。その赤を際立たせる緑の木々。素晴らしいコラボレーションが楽しめます。

<百済寺の基本情報>
住所:滋賀県東近江市百済寺町323 
電話:0749-46-1036 
アクセス:名神「八日市IC」より10分(池之尻信号で国道307号を横断後5分)、名神「湖東三山スマートIC(ETC車専用)」から5.5km、約8分
JR琵琶湖線「近江八幡」駅下車→近江鉄道「八日市」駅下車、タクシー(約10分)、JR琵琶湖線「能登川」駅下車→角能線の湖国バス「百済寺本町」〜徒歩12分

「百済寺」「西明寺」を覗いてみよう!

写真:SHIZUKO

地図を見る

湖東三山の一番東に位置し、参道が高速道路の上を通る「西明寺」。釘を一本も使わずに建てられた本堂は国宝第一号に指定されています。総檜造りの三重塔も国宝です。極彩色で描かれた三重塔の初層に広がる法華経の極楽世界は大変貴重なもので、こちらも国宝指定されています。

由緒正しきお寺で、ゆったりとした境内の1000本ともいわれる紅葉の大木は圧巻。そして、紅葉の名所は数々あれど、参道が名神高速道路を跨いでいるというお寺はなかなか珍しいですね。

<西明寺の基本情報>
住所:滋賀県犬上郡甲良町大字池寺26
電話:0749-38-4008
アクセス:タクシー利用の場合は、新幹線・米原駅から30分、JR東海道本線・彦根駅から20分、JR東海道本線・河瀬駅から(※)15分、近江鉄道・尼子駅から(※)12分。
※予約型乗合タクシーあり。(JR 河瀬駅・近江鉄道 尼子駅のみ)

JR東海道本線の彦根駅から湖東三山連絡シャトルバス運行
詳しくは、湖国バス(株)0749-22-1210まで、お問い合わせください。

京阪神方面から 名神「湖東三山スマートIC(ETC車専用)」を降り信号を右折、国道307号線を直進3分、または、名神「八日市IC」を降り八日市IC交差点直進、更に東近江大橋を越え池之尻交差点を左折、国道307号線を直進10分。

中京方面から 名神高速道路の「彦根IC」から信号左折、国道307号線を直進20分。

湖東三山、真ん中の「金剛輪寺」

湖東三山、真ん中の「金剛輪寺」

写真:SHIZUKO

地図を見る

湖東三山の真ん中にある金剛輪寺は、奈良時代の中ごろに行基菩薩によって開山され、平安時代には、比叡山延暦寺の道場となり、大寺院へと発展しました。

総門をくぐって、左手の名勝庭園を過ぎ、千体地蔵の参道を行くと、大きなわらじが左右に吊り下げられている重要文化財の「二天門」が現れます。この大わらじには「七難即滅」の願いが込められています。もともとこの二天門は、八脚門=8本の柱があることからわかるように2階のある大きな楼門でしたが、江戸時代に2階部分を取り壊し、とても珍しい現在の1階建ての門となりました。門の左右には、増長天と持国天が安置されています。

湖東三山、真ん中の「金剛輪寺」

写真:SHIZUKO

地図を見る

門をくぐると、国宝の本堂=大悲閣本堂が。大悲閣とは、観音菩薩像を安置しているお堂のことです。鎌倉時代の代表的な和装建造物として国宝指定されていて、間近に拝むことができる不動明王立像他10体も重要文化財です。

湖東三山、真ん中の「金剛輪寺」

写真:SHIZUKO

地図を見る

では、観音菩薩像は? 残念ながら秘仏なので、お目にかかることはできません。ご本尊の秘仏聖観音菩薩像の由来こそが、金剛輪寺の真紅の紅葉が「血染めの紅葉」と呼ばれる所以。

金剛輪寺を開山した僧・行基の作と伝えられる観音菩薩。行基が、ひと彫りごとに三回礼拝する一刀三礼しながら掘り進めると、木肌から一筋の真っ赤な血潮が!行基は慌てて手を止め、その彫刀を折り、観音様の魂が宿った証拠と荒削りのままご本尊としたとのこと。その血が本堂の紅葉を染め、深紅の木々は「血染めの紅葉」と呼ばれるようになりました。

「血染めの紅葉」とご対面

「血染めの紅葉」とご対面

写真:SHIZUKO

地図を見る

本堂を回り込むと、思わずほぉー!とため息が漏れる美しさを見せる三重塔があります。待龍塔と名付けられた木造の塔。こちらも重要文化財に指定されています。

「血染めの紅葉」とご対面

写真:SHIZUKO

地図を見る

真紅の紅葉に緑の葉がはっきりとしたコントラストをつけ、間から姿を見せる三重塔は一服の絵巻。

これぞ金剛輪寺の最高の場所。ぜひ、ご覧になっていただきたい「血染めの紅葉」です。

名勝庭園をめぐる

名勝庭園をめぐる

写真:SHIZUKO

地図を見る

四季折々に可憐な花が咲き、季節の移ろいを楽しめる国指定の名勝庭園。桃山時代、江戸時代初期、中期と作られた時代が違う三つの庭を楽しむことができます。

名勝庭園をめぐる

写真:SHIZUKO

地図を見る

夏には睡蓮の咲く池に浮かぶ紅葉の葉も、秋を感じさせてくれます。

名勝庭園をめぐる

写真:SHIZUKO

地図を見る

窓の額縁に切り取られると、絵画のよう。お気に入りの場所を見つけて、ゆったりとお楽しみください。

千体地蔵の参道を行く

千体地蔵の参道を行く

写真:SHIZUKO

地図を見る

金剛輪寺の参道には「千体地蔵」が。おびただしい数の、風車を持ったお地蔵さまが、参拝者を見守っています。秋の柔らかな日差しの中、お地蔵さまたちも絵になる風景です。

千体地蔵の参道を行く

写真:SHIZUKO

地図を見る

毎年8月9日には「観音盆千日会・千体地蔵盆」が執り行われます。この日に観音さまにお参りすると、千日分の功徳があると言われ、多くの人でにぎわいます。

千体地蔵の参道を行く

写真:SHIZUKO

地図を見る

夜には、地元の方たちの手で作られた行灯に灯がともり、参道を幻想的な世界へと照らし出します。

湖東三山・金剛輪寺の基本情報

住所:滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
電話:0749-37-3211
アクセス:JR稲枝(いなえ)駅よりタクシーで15分。※予約型乗合タクシーあり。

湖東三山スマートインターチェンジを出て信号右折1分。

京阪神方面からは名神八日市インターを出て信号直進、東近江大橋を越え国道307号線を彦根方面へ12分。
中京方面からは名神彦根インターを出てすぐの信号を左折、国道307号線を直進20分。

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/18 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -