千葉・棚田百選「大山千枚田」の幻想的な夜祭りと棚田のあかり

千葉・棚田百選「大山千枚田」の幻想的な夜祭りと棚田のあかり

更新日:2015/10/16 16:50

千葉県・鴨川にある「大山千枚田」は、日本の棚田百選に選ばれた、東京から最も近い美しい棚田。2015年10月18日〜2016年1月4日にかけて催される「棚田のあかり」では、1万個のLEDを使った棚田のライトアップが行われ、幻想的な夜景が楽しめます。また期間中の10月23日〜10月25日の3日間は「棚田の夜祭り」が催され、特設ステージでの“ライブ演奏や里舞”、特産物が販売される“夜市”が楽しめます!

日本の棚田百選に選ばれた、神の田んぼ「大山千枚田」

日本の棚田百選に選ばれた、神の田んぼ「大山千枚田」
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千葉県鴨川駅からバスで30分ほど、山道を揺られながら辿り着く「大山千枚田」は、東京から最も近い日本の棚田百選に選ばれた棚田で、山々に囲まれた神秘的な空気に包まれています。

4月〜5月の水をはった田植えの時期も美しい日本の原風景が見られますが、秋から冬にかけては幻想的な「棚田の夜祭り」と、10000個ものLEDがライトアップされる「棚田のあかり」の催しが楽しめます。

嬉しいのは開催期間が長いこと!2015年は10月18日〜2016年1月4日までの間、約10000個のLEDが棚田をライトアップしロングランイベントとして催されます。

神のたんぼと呼ばれる恵まれた自然環境にある「大山千枚田」。この棚田でしか作ることができない“長狭米(ながさまい)”と呼ばれるお米は、大量生産できない貴重なもので、明治天皇の即位式で神様にお祀りするお米として指定された献上米でもあります。

ライトアップ期間中、3日間だけ催される「棚田の夜祭り」

ライトアップ期間中、3日間だけ催される「棚田の夜祭り」
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10月18日からライトアップされる「棚田のあかり」では、開催してすぐの週末3日間だけ、地元のみなさんが主体となった手作り感いっぱいのイベント「棚田の夜祭り」が開催されます。2015年は、10月23日〜10月25日の3日間16:30〜20:00が夜祭りの日程です。

この夜祭りの3日間は、棚田の平地に今年収穫された稲で囲んだ舞台を作り、幻想的な舞いや昔から伝わる民話などが繰り広げられます。

また、夜祭りの期間中は里山で採れた野菜や、手作りの海鮮汁などが特設テント「棚田の夜市」で販売されます。大山千枚田で収穫されたお米が当たる抽選会など楽しい試みも催され、心温もるお祭り気分をあじわえますよ。

「棚田の夜祭り」の幻想的な屋外ステージにうっとり

「棚田の夜祭り」の幻想的な屋外ステージにうっとり
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10月23日〜10月25日まで開催される「棚田の夜祭り」では、連日異なるプログラムが、ライトアップされた幻想的な棚田の屋外ステージで行われます。

2015年は、23日はバイオリンやフルートなどの生演奏やダンスステージが行われ、24日は和太鼓や三味線など伝統ある和楽のプログラムが繰り広げられます。最終日の25日には、地元鴨川のバレエ団による郷土芸能にダンスを取り入れた里舞や、大山千枚田地区ごとの神楽が披露されます。

写真は、2014年に行われた里舞の中の郷土芸能の一部で、影絵のようにストーリーが展開していき、壮大な踊りへとつながっていきます。夕方から夜へと変わる幻想的な棚田の中、うっとりと見入ってしまう感動的なステージです。そして、夜祭りが行われる3日間はステージプログラムが終了する20時に、大輪のような花火が連日夜空を飾ります。

10000個のLEDがライトアップ!2016年1月4日まで楽しめる「棚田のあかり」

10000個のLEDがライトアップ!2016年1月4日まで楽しめる「棚田のあかり」
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「棚田の夜祭り」期間中はもちろん、2016年1月4日までの間、日本の棚田百選に選ばれた大山千枚田を10000個のLEDがライトッアップする「棚田のあかり」が2015年10月18日から催されます。

日が沈む前の16:30頃〜20:00頃まで、儚げで優しいあかりに照らされた、棚田の幻想的な夜景が楽しめます。特にお勧めなのは、夕暮れから夜に変わる時間の観賞です。少しずつ暗くなっていくと同時に、里山を彩る灯火がぽつりぽつりと目立ちはじめる瞬間は感動的です!

もし、夜遅くまで「棚田のあかり」を楽しまれる方は、鴨川エリアに宿泊されるのはいかがでしょう。大山千枚田のある鴨川及び小湊エリアでは、指定宿泊施設に泊まると、都内から宿泊施設近辺まで片道1000円で乗車できる、シャトルバス鴨川・小湊温泉号を毎日1往復運行しています。このシャトルバスは、鴨川の特産品などを販売している“潮騒市場”などにも立ち寄りますので、地元特産品などのお買い物も可能です。

往復2000円のお得な料金で鴨川まで行き、「棚田のあかり」を楽しまれた後は、鴨川や小湊の温泉宿に泊まって癒される。そんな秋の旅を楽しまれるのはいかがでしょうか。
(MEMOのリンク先よりバスを利用できる宿泊施設や運行情報をご確認ください)

鴨川の秋には美味しいものもいっぱい!

ご紹介しました“長狭米”も10月中旬頃には新米が販売され始めますが、鴨川には他にも秋から冬にかけて美味しいものがたくさんあります。10月下旬頃から販売されはじめる鴨川市内だけで栽培されている枝豆“鴨川七里”は、香りが七里に広がると言われるほど、芳醇な香りと味わいが豊かな特産物です。そして、もっとも伊勢海老が美味しい季節も秋からはじまります。
ぜひ、幻想的な大山千枚田「棚田のあかり」や「棚田の夜祭り」と一緒に、千葉・鴨川の美味しい秋もあじわってみてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/19 訪問

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