写真:藤田 聡
地図を見る京料理の料亭としても知られる、料理旅館「菊水」周辺は、知る人ぞ知る「南禅寺界隈別荘」と呼ばれる歴史的別荘群があり、周囲の環境は最高です。名作庭家「小川治兵衛」による名庭園を備える別荘ばかりで、京都市所有の「無鄰菴」以外は、個人や法人の所有で完全に非公開。観光ガイドブックにも、一切掲載されていません。
料理旅館「菊水」も、小川治兵衛による名庭園を備え、料亭らしく玄関付近の佇まいも抜群。秋には、美しい紅葉に彩られます。
写真:藤田 聡
地図を見る料理旅館「菊水」の客室は、小川治兵衛の名庭園を一望出来ます。秋には美しい紅葉に彩られ、まさに錦秋と呼ぶに相応しい秋景色です。一般人は決して泊まる事が出来なし、南禅寺界隈別荘に滞在しているような、贅沢気分に浸れます。
もともと料亭の菊水では、夕食を料亭の営業時間内で自由に決められます。時間が束縛される旅館を敬遠してホテルを選ぶ人でも、菊水なら大丈夫。夕食時間に左右されずに、紅葉狩りを最優先出来るので、紅葉観光の基地に最適です。
写真:藤田 聡
地図を見る料理旅館「菊水」から、紅葉名所の南禅寺まで徒歩3分程。境内は拝観無料で自由に参拝出来るので、滞在中に何度も訪問しましょう。宿に到着したら、明るい内に南禅寺へ行き、翌朝の記念撮影に最適な場所を下見します。夜には、南禅寺塔頭「天授庵」の紅葉ライトアップへ行きましょう。
天授庵の紅葉ライトアップが素晴らしいのは、伝統建築から紅葉ライトアップを見るので、屋根や床が「額縁効果」を発揮して、紅葉が一層豪華に見えるのです。欲張れば永観堂の紅葉ライトアップにも行けますが、京都の紅葉ライトアップは本当に素晴らしいので、一晩に一箇所じっくり楽しみましょう!
南禅寺周辺の紅葉見頃は、例年11月中旬から下旬まで。紅葉ライトアップも毎年11月15日から11月30日の、17時30分から21時まで行なわれます。夜間の紅葉狩りは体が芯から冷えますが、菊水に宿泊すれば風呂で直ぐに温められます。
写真:藤田 聡
地図を見る歌舞伎は知らなくても、石川五右衛門(いしかわ ごえもん)の名セリフ「絶景かな、絶景かな。」は耳にした事があると思います。その舞台となったのが南禅寺山門(写真中央)で、京都を代表する紅葉スポットです。
料理旅館「菊水」に泊まったら、夜明けと同時に南禅寺に行きましょう。昼間は大混雑の南禅寺も、早朝なら貸切状態。まさにセリフ通りの「紅葉の絶景」に囲まれて、記念撮影が出来ます。大人気の南禅寺の紅葉を、独り占め状態で記念撮影するのは最高の贅沢です!
時間とともに人が出てくるので、貸切状態は夜明け直後だけ。短時間で効率的に記念撮影をする為にも、前日昼間の下見が欠かせません。つまり、南禅寺に何度でも行ける、菊水に泊まっているからこそ、実現する記念撮影です。
写真:藤田 聡
地図を見る夜明けと同時に南禅寺に行けば、存分に紅葉狩りしても、菊水の朝食に間に合います。菊水の料理は宿泊プランにより異なり、お手軽プランは夕食が湯豆腐ですが、上級懐石は朝食が南禅寺名物の湯豆腐です。客室とは別の個室が用意され、夕食の個室とも違うので、フレッシュな気分で朝食が頂けます。
湯豆腐は美味なので、試しに薬味を入れずに食べ始めると、ついそのまま食べ続け、食べ終わってしまう程。最初から薬味を入れて、一層美味しく頂きましょう。
料理旅館「菊水」は観光名所に囲まれた立地なので、朝食後もチェックアウトまで紅葉狩りが楽しめます。おすすめは、南禅寺界隈別荘で唯一公開されている「無鄰菴」で、地下鉄一日券で入場料が100円引き。夜明けの記念撮影後に蹴上駅で一日券を購入すれば、朝食後直ぐに無鄰菴へ行けます。
このように菊水は、南禅寺界隈の紅葉狩りに極めて便利な立地で、夕食時間も自由に決められるので、地理的にも時間の自由度でも、京都の紅葉観光に最適です。紅葉シーズンの宿泊料が、普段の何倍にもなる周辺のホテルと比べれば、菊水の割増は良心的。しかし、京料理の料亭としては有名ですが、料理旅館としては知られておらず、紅葉シーズンでも意外と空室があります。その意味でも穴場な宿で、断然おすすめです!
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(2024/9/16更新)
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