美しい湖と森に囲まれた九頭龍神社本宮は元箱根港から距離にして5km近くあり、月次祭の日なら元箱根港から専用参拝船が出てますが、月次祭以外の日は、近くを通る手頃なバスも無いためどうやって行くか迷います。
芦ノ湖遊覧船かバスで箱根園か湖尻まで行くと、そこから徒歩20〜30分で本宮に着きますが、箱根園からの場合、ちょうど遊覧船が接岸する隣の桟橋からモーターボートが出ています。乗船料は往復で2000円かかりますが、唯一、本来の境内入口である九頭龍桟橋から上陸できるので、お金に余裕があればモーターボートをお勧めします。
湖上を疾走してわずか3分、船酔いに気付く間も無く、緑の湖畔に真紅の鳥居と九頭龍桟橋が見えてきます。
九頭龍神社本宮は8世紀に創建された箱根神社の境外社で、芦ノ湖龍神伝説の聖地です。桟橋から上陸し境内に入ると、小さな朱の弁財天社・古びた鳥居・写真の龍神様が迎えてくれます。江ノ島などもそうですが、龍神伝説と弁財天はセット販売です。
伝説では、遥かな大昔、芦ノ湖に巣くう9つの頭を持つ毒龍が嵐を呼び大波を起こして荒れ狂い村人を苦しめてました。そこで奈良時代の高僧「万巻上人(まんがんしょうにん)」が人々を助けるべく法力で毒龍を倒すと、毒龍は改心して龍神となり、その後は人々を天災などからよく護ったため、この地に祀られるようになったと言われてます。
倒した敵が味方になるのは少年漫画の王道です。
こじんまりした境内を奥に進むと、石段の上に紅く美しい本殿がひっそりと鎮座してます。
ひとけの無い森に囲まれた本殿はとても神々しく、五感を集中して参拝すると、扉の奥に龍神様の気配を感じるかのようです。
九頭龍神社のご利益は金運守護・商売繁盛・縁結びと言われており、特に縁結びのご利益を求め、恋する女性に超人気です。
美しい本殿は、月次祭のときは全国津々浦々から集まった参拝客に取り囲まれ大いに賑わいますが、普段の日は人も少なくとても静謐。まるで図書館のような雰囲気です。
モーターボートの送迎代2000円には九頭龍の森の入園代500円も含まれてるので、参拝後はしばし緑豊かな森の中を散策してみてはどうでしょう?モーターボートは最初に滞在予定時間を告げると後で迎えに来てくれるので安心です。
新緑が美しい森の中で、森の精霊かUMAに出会えるかもしれません。
水と森に囲まれマイナスイオンが充満した九頭龍神社本宮は、とても清らかで洗練された神社です。由緒正しい月次祭に参拝するのもいいですが、普段の日に行くと参拝客も少なくひっそりとしておりスピリチュアルな雰囲気抜群でとてもお勧めです!
ご利益を独占し、きっと帰り道、素敵な出会いがあると思います!
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索