文昌宮の本殿には学問の神「文昌帝」が祀られ、「北に孔子、南に文昌あり」と言われるほど名の通った神として知られています。「文昌帝」は中国で科挙の神として崇められたことから学問や功名を司り、現在でも受験生にご利益がある寺院として人気の高さを誇る「文昌宮」。
鮮やかな朱色が美しい本殿には、勉学に励む学生や成功を収めたい人々が参拝に訪れ、丈の長いお香を手向けています。みなさん熱心に祈願しており、信仰の深さを見て取ることができます。
まず文昌帝本殿の右側に設置されているお香を5本手にとり、すぐ傍の専用バーナーで火を付けます。お香自体は無料でいただけるのですが、参拝のお礼として、横に置かれているボックスにお賽銭を入れましょう。
参拝順路は文昌帝の前、本殿の中心にある「天公」からスタートします。そして「文昌帝」、関羽として三国志にも登場する「関聖帝君」、試験と功名を司る「朱衣帝君」、合格の神「文魁夫子」という順で行いましょう。それぞれの場所には1〜5の番号が振ってあるのでその順番通りに参拝し、お香をお供えしてしっかりとお願いを唱えてくださいね。
「文魁夫子」はまたの名を「魁星帝」。この像は瓶を片手に持ち、もう片方の手には筆を持って科挙の合格者に印をつけている姿を表現し、学問の面で主席を修める様子を象徴しています。文昌帝だけではなく、魁星帝とのダブルパワーで一層のご利益が期待できそうですね。勉学に励む人々なら、魁星帝が今までの努力を後押ししてくれるはずですよ!
文昌宮は「雙連朝市」という賑やかなマーケットの中にあります。参拝後はぜひこの朝市に寄ってみましょう。夜市とはまた違った雰囲気と活気がある「雙連朝市」には、地元の人々が買い物に訪れています。魚や肉、フルーツ、料理が所狭しに並べられており、おいしそうな香りが漂う揚げ物やチャーハンなど、気軽に味見できそうな食べ物もいっぱい!
「雙連朝市」は朝からお昼過ぎまでやっているので、早起きして散歩を兼ねて見学してみても、軽食や昼食がてら人が多く集まっている人気屋台を覗いてみるのも楽しいマーケットです。
見た目にインパクトがある黒いゼリーのかたまり。仙草という薬草を煮出して作られたもので、小さく崩して細かい氷水の中に投入すれば、黒ーいドリンクの出来上がり!日本円で100円程度なので、チャレンジしてみる価値ありです。薬草の独特の香りがしますが、味は特別クセがあるわけではなく、さっぱりと甘いお茶のようなドリンクです。異国情緒あふれる雙連朝市をこのドリンク片手に闊歩してみてはいかがでしょうか?
文昌宮も雙連朝市も、地元の人々の生活に触れられる魅力たっぷりの観光地です。文昌宮は雙連朝市のある通りに面しているので、アクセス抜群!セットで訪れてほしいスポットになっています。あたりには、日本では感じた事のないようなスパイスの香りが立ち込めたり、見たことのない料理があったりと、歩いているだけでも楽しめますよ。
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