写真:山崎 ナオ
地図を見る港が見える丘公園から外人墓地を右手に見ながら歩くこと数分、左手には大きなエノキの木と赤い屋根の白い洋館が見えてきます。ここは山手234番館に隣接する「えの木てい 本店」です。1927年(昭和2年)日本人の建築家朝香吉蔵が設計した英国式の建物で、1階がカフェ、2階がお菓子の売り場となっています。
写真:山崎 ナオ
地図を見る入口から右手やや急な階段を上ると2階は売り場になっており、ガラスケースに並ぶ美味しそうな洋菓子の数々。
「えの木てい」の看板商品は何と言っても「チェリーサンド」です。木の葉型のサクサクのサブレに、じっくり煮込んだダークチェリーと優しい甘さのバタークリームをたっぷりサンドした「チェリーサンド」は、昔からこよなく愛されてきた安定の美味しさ!その他にも甘さ控えめのチーズ風味フロマージュサンド、栗好きにはたまらないマロンサンド、チョコ風味のサブレで違った風味が味わえるチェリーサンドショコラなどがあります。
4種類の詰め合わせも用意されていて、お土産で持ち帰ってもよし! ギフトで送ってもよし! 喜ばれることうけあいの絶品土産なのです。その他にも美味しく可愛い焼き菓子たちが用意されていて、選ぶのに困ってしまいますね。
写真:山崎 ナオ
地図を見る入口でテラス席か室内の席かを問われます。お天気の良い日でしたら気持の良いテラス席も良いのですが、せっかくなので西洋館のお部屋で開港時代に思いを馳せながら、ゆったりとお茶を頂いてはいかがでしょう。
通されるのは、住居だった頃のリビングの面影が残るお部屋。約20席ほどの座席が配置されていて、けっして窮屈ではない丁度よい空間です。中央には暖炉があり、家具や照明、食器などの調度品もアンティークにこだわりを感じます。窓から見えるお庭の風景は、英国の田舎町のお宅にお呼ばれしたような錯覚を覚えます。
サンド(2枚から4種類の中から組み合わせ選べます)とコーヒー(ドリンクも選べます)のセットは、ふんだんに使われたバタークリームの甘みに苦いコーヒーが絶妙に合うのです。その他、ケーキセットやハンバーガー、サンドウィッチなどもありますので空腹時でも満足できますね。
いかがでしょう?異国情緒ただよう洋館喫茶「えの木てい」と、写真をみるだけでも涎垂ものの「チェリーサンド」。こちらのお菓子類はネットでも買えるので、お取り寄せして食べることもできますが、私としては、だんぜん横浜山手のお店に足を運んでいただいて、西洋館のお部屋で食べていただいたほうが、ひときわ美味しくなることを保証いたします。そして帰り際に、長年愛されてきた「チェリーサンド」を大切な人にお土産に買って帰ってあげましょう。
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(2024/12/6更新)
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