写真:野水 綾乃
地図を見る「石川荘」があるのは、那須高原のメインロード・那須街道(県道17号)から路地を入った、高原の木立が包む閑静なエリア。路地の先には「藤城清治美術館」がありますので、美術館の看板を頼りにするのもいいでしょう。
近くには他に、さまざまな動物との触れ合いや美味しい牧場グルメが楽しめる「南ヶ丘牧場」や、北関東最大級の遊園地「那須ハイランドパーク」があります。那須高原の中心部ですので、車があればどこにでも移動しやすく、観光に便利な立地です。
写真:野水 綾乃
地図を見る全13室の客室はすべて和室です。広さは6畳が基本で、家族やグループ向けに8〜12畳の広めの部屋も用意されています。写真の1階の部屋は手入れの行き届いた庭に面していて、6畳間でもゆとりを感じさせます。
客室は民宿に近い、簡素な造りです。まず、客室の扉は内側からしか施錠ができません。入浴時や外出時が少し心配になりますが、貴重品は金庫がありますので安心です。トイレも部屋には付いていませんが、小さな洗面台は室内にあり、歯磨きや洗顔は廊下に出ることなく済ませられます。リーズナブルな宿泊料金を考えれば、納得できる範囲と言えるでしょう。
写真:野水 綾乃
地図を見る浴室は2か所あり、通常、写真の大浴場が男湯、小浴場が女湯になっています。誰も入っていなければ札を付け替えて入浴することも可能です。
温泉は、那須の主峰・茶臼岳の山腹の明礬沢から引いている単純硫黄泉。浴室に入るとほのかに硫黄の香りがしますが、湯はほとんど白濁することがなく、無色透明です。じんわりと染み入るような熱さで、疲れがとれ、湯上がりには体が軽くなったように感じるはず。なめらかな感触で、肌がツルツルになると評判です。
写真:野水 綾乃
地図を見る「石川荘」のコスパの良さを最大限に発揮しているのが、この食べきれないほどの品数が並ぶ、盛りだくさんの夕食です。お造りや牛肉の陶板焼きなどもありますが、家庭料理の雰囲気がある工夫を凝らした料理が多く、1品1品に心が込められているのを感じます。料理の内容は日替わりで、8〜10品ほど並びます。
お得な宿泊料金の宿は他にもあるかもしれませんが、「石川荘」の素晴らしいのは、もてなしの心が感じられることです。朝食後、客室にさりげなく置かれている飲み物とデザートのサービス。チェックアウト後には女将さんが見えなくなるまで手を振って見送りをしてくれます。細やかな心遣いに触れるたび、心が温まります。
一人一部屋でも料金が変わらないので、一人で訪れる宿泊客も多く見られます。添い寝の幼児は無料なので、小さな子ども連れのファミリー旅行にもおすすめです。
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(2023/12/3更新)
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