海の世界の弱肉強食見ちゃいました!世界自然遺産の小笠原の海中攻防

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海の世界の弱肉強食見ちゃいました!世界自然遺産の小笠原の海中攻防

海の世界の弱肉強食見ちゃいました!世界自然遺産の小笠原の海中攻防

更新日:2013/06/03 16:15

2011年6月に小笠原諸島が世界自然遺産に登録され、今月2013年6月で丸2年が経とうとしています。小笠原に行ったら、海・山・星・動植物・・・と見所満載なのですが、今回はダイビングで潜った小笠原の海の様子をご紹介したいと思います。穏やかな海の世界にも小さな事件が!私が出会った海の中の様子をナビゲート♪

ダイナミックな世界観の海に感動!

ダイナミックな世界観の海に感動!
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初めて潜った世界自然遺産の小笠原の海。ボニンブルーと呼ばれている深く青い海の中は、珊瑚もお魚も元気いっぱい!とても素敵な世界が広がっていました。

お魚は群れをなしてのびのびと海中を行進。海をガンガンに照りつけている太陽は、海の中ではやわらかな光に変化します。海の中では、私達が生活する陸上以上に太陽の光の恵みが重要で、差し込む光の量や角度により、瞬く間に周りの景色が七変化していくのが魅力です。

この目の前に広がるダイナミックな世界に感慨もひとしお。ダイビングで味わえる浮遊感と、小笠原の海の世界がなんともいえない心地よい気持ちにさせてくれます。

友禅染に由来しているユウゼン

友禅染に由来しているユウゼン
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ダイナミックな小笠原の海は、いろいろなお魚がたくさんいます。今回の記事の主役は、この写真の「ユウゼン」です。

日本が誇る伝統芸能の1つに友禅染がありますが、その友禅染の模様に似ていることから「ユウゼン」という名前がつけられているお魚です。

日本の固有種で、小笠原の海を代表とするお魚。普段はこのようにペアで行動する事が多く、時には「ユウゼン玉」と呼ばれるように、ユウゼンの大群が玉のように群れをなして行動する事もあります。小笠原の他に、八丈島等の伊豆七島近海でもみられます。

ユウゼンは、チョウチョウウオというお魚の一種で、水族館でよくみかける黄色や白色の同じ形をしているお魚と同じ種類です。通常、黒やグレーの魚は海の色に色味を奪われ地味になり、あまり目立ちません。ただし、真っ黒で真っ白な友禅染模様の胴体に、尻尾にはスッと真っ黄色のラインが入っているユウゼンは、海の中で何故か存在感を醸しだしているんですよ。黄色のラインがとても綺麗なお魚です。

大切なタマゴを守るロクセンスズメダイ

大切なタマゴを守るロクセンスズメダイ
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こちらの魚はロクセンスズメダイ。主に沖縄等の南国に生息し、シュノーケルでもよく見られるお魚です。ロクセンという名の由来は体に黒い線が6つ入っていることから。写真では見難いかもしれませんが、目の上に入っている線から尻尾までの線を数えると6本!(6本でも違うお魚の場合もあります)

ジロッとこちらを睨んでるように見えますが、それもそのはず、大切なタマゴを守っているのです。岩の模様にも見える紫色に広がっているもの全てが、ロクセンスズメダイのタマゴなんですよ。

ちなみに、写真の中央下にある青いふさふさした円錐形のものは「イバラカンザシ」といいます。クリスマスツリーに似ていることから、別名「クリスマスワーム」とも呼ばれています。海草のような植物に見えますが、岩場などに穴を掘って生息するゴカイの仲間で動物。青色以外にも、黄色、赤色、白色等様々な色があり、群生になっていると、とてもカラフルで海の中が華やかに。

ちょっと面白いのが、近づいたり触ると、開いていた傘を閉じるみたいに「パッ」と見えなくってしまうのです。色合いがきれいだったり、動きが面白かったりで、写真コレクターも多く、実は人気ものなんです!

私は何も危害は加えませんよ♪と遠くからロクセンスズメダイとタマゴを見守っていると、、、

どこからともなく突然集合したユウゼン達!

どこからともなく突然集合したユウゼン達!
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どこからともなく、ユウゼンの大群がタマゴめがけてまっしぐら。大切なタマゴがユウゼンによって食べられてしまいました。

「ロクセンスズメダイ一匹 VS 複数のユウゼン」なので、頑張ってタマゴを守っていたロクセンスズメダイも、途中から諦めモードです。頑張って攻防していましたが、写真からもフェードアウト。

どんな様子か更に近づいてみると、、、

大きく口を開けたタマゴに無我夢中なユウゼン達

大きく口を開けたタマゴに無我夢中なユウゼン達
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小さい口なのに、こんなにも大きな口をあけてタマゴをムシャムシャ。記事の2枚目の写真を撮るのには、近づくと逃げ・・・の繰り返しでしたが、近くで写真を撮っても、相当夢中なようで逃げません。

お腹が満腹になったユウゼンは、どこかに消え、またロクセンスズメダイがタマゴを守る姿が見えました。生きていく為には、仕方のない自然界の摂理なのですが、やはり見ているといたたまれない気持ちになります。また、同時に自然界の中で生命が誕生する確率と神秘に感動する気持ちも生まれるのでした。

今回は、小笠原のダイナミックな海とちょっとした弱肉強食の海の様子をご案内しましたが、また別の記事でもう少し海中世界をご案内できればと思います。

ご紹介してきたユウゼン、ロクセンスズメダイ、クリスマスワームもしかり、海の中の生き物って、結構「なるほど!」と思うように名前がつけられているんですよね。この記事を見ていただいて、お魚や海に興味を持っていただけたらうれしいです。

小笠原に行ったら、シュノーケリング、ダイビング、ドルフィンスイム、ホエールウォッチング、カヌー等、海の遊びが大充実しています!皆さんもぜひ、世界自然遺産の小笠原の海で、ぜひ海遊びを体験してみてください!とても貴重な体験ができると思いますから♪

※ドルフィンスイムの様子は、たびねすでも記事を書いています。よかったら、下記MEMO欄の「【たびねす】ボニンブルーの海 小笠原でのドルフィンスイム」をご覧下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/09/08−2012/09/13 訪問

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