写真:岡本 大樹
地図を見るまずは、首里城近くの泡盛の酒造工場です。場所は首里城から500m程しか離れていないので、首里城観光のあとにでも歩いて行ってみましょう。
泡盛の種類もいろいろとありますが、ここは人気銘柄「瑞泉(ずいせん)」を作っている工場。外から見ただけでは何の建物かわからない、少し異様な雰囲気が感じられますが、中では泡盛の製造過程見学や試飲などで泡盛のことを学べますし、もちろんお土産に購入もできます。
見学の内容は仕込みから蒸留・熟成とフルコースで堪能できますが、見学はなんと無料!正直泡盛はきついお酒だし苦手…という方でも一度行ってみる価値ありです。
写真:岡本 大樹
地図を見るそして工場見学で泡盛の事を学んだ後は、やはりこれでしょう。瑞泉の試飲ができるのです。
瑞泉と一口に言っても種類はいろいろあり、度数の違いだけではなく、新酒・古酒の味わいなど、実際に飲んでその違いを感じてみましょう。店員さんは当然のことながら瑞泉のプロなので知りたいことがあればいつでも質問できます。
もちろん試飲だけではなくその場での購入も可能。試して気に入ったものを買えばいいので、本当に好みの味のものだけを家に持って帰って楽しむことができます。
写真:岡本 大樹
地図を見るそして、二つ目がこちらのお店「てんtoてん」です。言わずとしれた沖縄のご当地料理、沖縄そば。多くのお店が那覇市内に軒を連ねていますが、このお店は少し離れたところにあります。識名園からは徒歩10分ほどで行くことができます。
瑞泉もそうでしたがこちらも外観は蔦に覆われていて中の様子も見えないので、沖縄そばを食べられるお店には思えないかもしれません。ですが、このお店は那覇の中心地から離れた住宅街の中にあるにも関わらず、遠方からのお客さんも多く常に賑わう人気店なのです。その大きな理由はこのお店のメニューである、木灰(もっかい)すばにあります。
写真:岡本 大樹
地図を見るこれが木灰すばです。見た目はよく目にする一般的な沖縄そばという感じ。すばというのは沖縄の方言でそばのこと。そして、木灰というのはガジュマルなどの樹木を燃やした時に出る灰のことで、その灰を水に沈殿させた上澄み液を木灰液といいます。こちらのお店ではその木灰液を小麦粉に混ぜ合わせて麺を作っています。
ガスの普及などにより木灰が手に入りにくくなった現在は、中華麺を作る時にかん水を使うのが主流となっていますが、もともと沖縄そばはこの木灰を使って作るというのが一般的でした。しかし、今となっては沖縄そばのお店の9割はそのかん水を使っているとのこと。
木灰で作るのは手間がかかりますが、その分不必要なものが少なくとても優しい味に仕上がるのです。さらにここではタピオカ粉が打ち粉として麺にまぶされているため独特のツルッとした食感が出ています。
写真:岡本 大樹
地図を見るそして木灰すばと一緒に食べたいのがこちらの古代米おにぎり。西表島で作られた無農薬古代米は歯ごたえも良く、滋味たっぷりです。おにぎりに付いてくる肉みそを乗せて食べるとその味はさらに引き立ちます。
木灰すばも古代米おにぎりも作る手間が相当かかっていますが、添加物や化学調味料などを全く使わない分優しい自然な味に仕上がっているのでしょう。ただ美味しいだけではなく健康にも良いので、ヘルシー志向の方やダイエット中の方にもオススメできます。
首里城も識名園も沖縄を代表する観光地。どちらも沖縄を感じるにはもってこいのスポットですが、それと一緒に沖縄の味を感じるというのもいいのではないでしょうか。
もちろん那覇中心部でも泡盛も沖縄そばも楽しむことができますが、泡盛の製造過程を学ぶことや、本来の作り方で作られた沖縄そばを食べることができる場所はそれほどありません。沖縄のことをさらによく知ることができると思いますよ。
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(2025/1/24更新)
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