ペナン島「イースタン&オリエンタルホテル」由緒ある新館or新築の別館、どちらに泊まる?

ペナン島「イースタン&オリエンタルホテル」由緒ある新館or新築の別館、どちらに泊まる?

更新日:2018/08/14 19:05

阿部 吾郎のプロフィール写真 阿部 吾郎 フリーカメラマン、ライター、日本旅のペンクラブ会員、日本旅行写真家協会会員
マレーシア、ペナン島の英国コロニアル調のデラックスホテルとして有名な「イースタン&オリエンタルホテル」。1885年に建設された由緒あるホテルで、時代を感じさせる豪華なデザインで不動の人気を誇ります。2013年にはヴィクトリーアネックスがオープンし、全室スイートタイプのモダンな客室が話題に。
本館ヘリテージウイングと、ヴィクトリーアネックスの客室を比較してみましょう。あなたはどちらを選びますか?

オールドファンには人気のヘリテージウイング

オールドファンには人気のヘリテージウイング

写真:阿部 吾郎

地図を見る

古くからのイースタン&オリエンタルホテルファンには、ヘリテージウイングの人気は根強いようです。このホテルを代表する風景は、このヘリテージウイングのプールではないでしょうか。単にプールで泳ぐということだけではなく、ここでゆっくりくつろいでいると優雅な気分に浸ることができます。ヘリテージウイングの瀟洒な建物、ヤシの木、そして目の前には青い海が広がっています。
なお、ヴィクトリーアネックスに宿泊しても、このプールを利用することは可能です。

ヘリテージウイングの客室

ヘリテージウイングの客室

写真:阿部 吾郎

地図を見る

ヘリテージウイングの客室を見てみましょう。
写真は、ヘリテージウイングで最も多いタイプの客室、デラックススイートです。19世紀の英国植民地時代にタイムスリップしたような、レトロで豪華な客室です。
室内には「バトラーコール」のボタンが設置されています。部屋で何か緊急事態が起こった際、このボタンを押すとすぐにホテルのスタッフが部屋に駆けつけます。このボタンがあるのは、ヘリテージウイングだけです。

バスルームも大理石が敷き詰められた豪華なもので、バスタブとシャワーブースが別々に設けられている他、洗面台が2つあるのが特徴です。これは、2人で宿泊した際、順番待ちをせず同時に洗面台を使えるようにとの配慮からです。

ヘリテージウイング、客室からの眺め

ヘリテージウイング、客室からの眺め

写真:阿部 吾郎

地図を見る

写真は、ヘリテージウイング、デラックススイート309号室からの眺めです。プール越しにマラッカ海峡の海を望むことができます。もちろん、客室によって眺めが違いますが、デラックススイートの多くはこの方向に窓が付いています。

ヴィクトリーアネックスの客室

ヴィクトリーアネックスの客室

写真:阿部 吾郎

地図を見る

こちらは、ヴィクトリーアネックスのスタジオスイートです。ヴィクトリーアネックスの客室は、ほとんどがこのタイプです。
ヘリテージウイングのような、伝統的なデザインを取り入れながらもモダンな雰囲気で、使い勝手の良い客室です。ヴィクトリーアネックスの客室は、全室スイートタイプ、バルコニー付きでセルフコーヒーメーカーやバスソルトなど、ヘリテージウイングには無い備品もそろっています。

そして何よりうれしいのは、どの客室に泊まっても6階にあるエグゼクティブラウンジを使用できることです。17:00〜19:00のカクテルアワーには、アルコール類、ソフトドリンク、おつまみなど無料で楽しむことができます。朝食は、1階のサーキーズレストラン、エグゼクティブラウンジ、どちらも利用可能です。

バスルームは、猫足付のバスタブ、シャワーブース、2か所の洗面台と、こちらも充実しています。

ヴィクトリーアネックス客室からの眺め

ヴィクトリーアネックス客室からの眺め

写真:阿部 吾郎

地図を見る

写真は、ヴィクトリースイート922号室からの眺めです。プールが見えていますが、こちらがヴィクトリーアネックスのプールです。
ヘリテージウイングの方が情緒はありますが、建物が高い分こちらは遠くまで見渡せます。また、ヴィクトリーアネックスにはベランダが付いているのも魅力です。

今回、ご紹介したヘリテージウイングのデラックススイートと、ヴィクトリーアネックスのスタジオスイートは、ホテル販売サイトでも、だいたい同じような価格で出ていますが、若干スタジオスイートの方が安い傾向があります。

リーズナブルな価格の高級ホテル

イースタン&オリエンタルホテルは、シンガポールのラッフルズホテルと創業者が同じで、雰囲気もどこか似ています。もちろん、ランク的にはラッフルズホテルの方が上ですが、イースタン&オリエンタルも、ラッフルズに匹敵する格式の高いホテルです。

しかし、宿泊料金を見てみると、シーズンによって違いはありますが、概ねイースタン&オリエンタルの価格はラッフルズの3分の1程度です。これは、マレーシアとシンガポールの物価の差が大きな要因です。イースタン&オリエンタルの宿泊費も決して安くはありませんが、高級ホテルにしては比較的利用しやすい価格なのです。

今回は、客室に焦点を当ててご紹介しましたが、このホテルには他にも様々な魅力があります。館内にアフタヌーンティーで有名な、「ザ・1885」をはじめ魅力的なレストランがそろっています。また、ホテルの敷地内にある桟橋から、イースタン&オリエンタルが経営するショッピングモール「ストレーツキー」まで船で行くことができます。

ドーム型の屋根の開放的なロビー、映画の撮影にも使えそうな美しい廊下、そして見るものを圧倒するヘリテージウイングの外観など見るだけでも十分楽しめるホテルです。

世界遺産ジョージタウンの散策にもとても便利な立地ですので、ペナン島に行かれる際は、是非利用してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/04/26−2013/04/27 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -