旧豊後森機関車庫・転車台、ゆふいんの森で行く廃墟の休日(大分県玖珠町)

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旧豊後森機関車庫・転車台、ゆふいんの森で行く廃墟の休日(大分県玖珠町)

旧豊後森機関車庫・転車台、ゆふいんの森で行く廃墟の休日(大分県玖珠町)

更新日:2015/10/16 12:19

水津 陽子のプロフィール写真 水津 陽子 地域活性化・まちづくりコンサルタント

2015年JR九州の人気観光列車「ゆふいんの森」が一両増結、5両編成となり話題を呼んでいます。新車内は森をイメージした癒し空間。運行区間の由布院駅から30分の豊後森駅には、蒸気機関車の格納庫等を保存した国の有形文化財「旧豊後森機関車庫・転車台」があります。目にも鮮やかな緑の芝生の上に眠る遺構はアートのように美しく、ロマンを掻き立てます。蒸気機関車も展示され、機関庫まつりにはライトアップもされます。

2015年7月、JR九州の人気観光列車「ゆふいんの森」に新車両増結!

2015年7月、JR九州の人気観光列車「ゆふいんの森」に新車両増結!

写真:水津 陽子

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博多駅〜由布院駅・別府駅を結ぶ、JR九州の人気観光列車「ゆふいんの森」に2015年7月、新車両が増結されたのをご存知ですか。新車両のデザインを手がけたのは、ななつ星も手掛けた水戸岡鋭治さん。

ゆふいんの森というと、多くが由布院への観光に利用する人ですが、実はその沿線には魅力的なまちが点在しています。

※別府駅まで行く便は1日一往復のみ。また新車両は現在、博多駅〜由布院駅間(ゆふいんの森1.2.5.6号)で運用されています。

新車両はまるで森の中。とにかく癒される〜

新車両はまるで森の中。とにかく癒される〜

写真:水津 陽子

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新車両の床はナラ材の板張りで、車内は天井やシートに緑の葉柄を配し、まるで森の中にいるような雰囲気。ひじ掛けには福岡県大川市に伝わる技法「組子細工」が施されています。

ちなみに新車両は4号車、予約の際はご注意を。また、ゆふいんの森は訪日客にも人気で、ビュッフェには長い行列ができることもありますので、利用する場合は乗車後早めにビュッフェに向かうことをお勧めします。

ロマンあふれる、アートな遺構「旧豊後森機関車庫・転車台」

ロマンあふれる、アートな遺構「旧豊後森機関車庫・転車台」

写真:水津 陽子

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由布院駅から「ゆふいんの森」で約30分、豊後森駅の近くにかつて蒸気機関車の格納庫だった機関車庫・転車台があります。

この1734平方mの敷地に最盛期、25両の車両を保有し、200名を超える職員が働いていましたが、1971年豊後森機関区は廃止されました。

この遺構を守ったのは地元住民等を中心とした保存運動で、保存を望む署名活動では町内外から2万2千人の署名を集め、自治体を動かしました。地域の活動により国の有形文化財の登録も得ました。

蒸気機関車も展示!毎年10月には機関庫まつりでライトアップも

蒸気機関車も展示!毎年10月には機関庫まつりでライトアップも

写真:水津 陽子

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原形のまま残る扇形機関庫としては九州唯一、全国的には京都の梅小路機関庫などわずかに残るのみで、貴重な鉄道遺産です。機関車庫の前には2015年6月に福岡県志面町から移設された蒸気機関車も展示されています。

また毎年10月には機関庫まつりが開催され、夜にはライトアップもされます。

破れたガラス、機銃掃射の弾痕が撃ち込まれた遺構にロマン尽きず

破れたガラス、機銃掃射の弾痕が撃ち込まれた遺構にロマン尽きず

写真:水津 陽子

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戦時中には米軍の攻撃目標にされ、壁には機銃掃射の弾痕が今も残るという遺構は、晴れた日には破れた窓に映る青い空が一層廃墟ロマンを掻き立てます。

※尚、見学は自由ですが、老朽化のため車庫の内部は立ち入り禁止となっています。ロープの外で見学ください。

由布院から豊後森までの緑あふれる列車の旅も楽しんで。

由布院から豊後森までの鉄道の旅は、緑あふれる沿線の景色が楽しめます。そのまま、日田方面に旅するもよし、行き帰りでゆふいんの森と普通列車の両方の旅を楽しむのもお勧めです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/01 訪問

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