写真:西野 ネリ
地図を見るレンソイスは、ブラジルの北東部大西洋岸にあるマラニャン州というところにあるとても遠い辺境の地です。
気軽に行ける場所ではないので、行くにはそれなりの気合いと覚悟が必要です。
まず、日本から南米までの長時間フライトに加え、サンパウロやリオ・デ・ジャネイロからブラジル国内線を乗り継ぎ約5時間かけてサン・ルイスという町まで行きます。そこから、マラニャンセスという田舎町まで、車で約3〜4時間かかり、さらに、ジープで悪路を約2時間程走ります。
ですから、日本からカウントすると、移動だけで丸3日程かかります。
しかし、絶景のためには、移動の大変さはつきものです。
ジープは、砂漠がかった凸凹道をひたすら走りますが、まさにアトラクションそのものです。いや、それ以上のスリルがあり、乗っていて退屈することはないでしょう。
冒険好きな方には、もってこいのお楽しみです。
写真:西野 ネリ
地図を見る大変な長時間移動の後には、世界屈指の絶景が待っています。
レンソイスに初めて裸足で降り立った、その砂の上の感動は格別です。
とても気持ちのいい柔らかくサラサラの砂丘で、足の裏がきっと喜びを覚えることでしょう。
しかも本当に真っ白です。
レンソイスの砂の成分は、石英でできており、それが太陽の光を反射して真っ白に輝いて見えるのです。
そこはまるで、別の惑星と感じてもおかしくない、日本では決して見ることのできない光景が広がっています。
写真:西野 ネリ
地図を見るレンソイスが他の砂漠とは違う理由のひとつに、エメラルドグリーンに輝くラゴーア(水溜り)があげられるでしょう。
雨季の時期(1月〜6月)に、レンソイスに降った雨が砂丘群の間に溜り、巨大な水溜りとなり、レンソイスの特別な景色を作り出しています。
このラゴーアのベストシーズンは7月〜9月頃に限られていて、乾季には水が干上がってしまいます。タイミングによっては干上がっていることもあり、時期を狙っても見られない場合もあるので、行く前には、現地の十分な情報収集をしておくとよいです。
ラゴーアでは、観光客の多くは水着を着て泳ぎます。
砂漠の池で泳ぐ感じですので、中には藻がたくさん生えている場所もあり、思ったよりもぬるぬるしています。
ですが、砂漠の水溜りで泳ぐことができるのは、レンソイスならではの体験なのです。
写真:西野 ネリ
地図を見るレンソイスの謎のひとつに「魚」があげられます。
魚は、数あるラゴーアの中でも、ある特定のラゴーアにだけ生息するのですが、そもそも、ラゴーアは雨が降った後にできる水溜りで、時期が過ぎると完全に干上がってしまいます。しかし、毎年魚は必ず現れるので、この魚たちはどこから来て、干上がった後はどうなるのか、まだ解明されていません。
採取して近くで見ると、メダカのような小さな魚です。
レンソイスとは、ポルトガル語で「シーツ」を意味しますが、空から見るとまさに言葉の意味通りです。
真っ白な砂漠のシーツが15万5000ヘクタールにも渡り広がっているのです。
空からみると、その全体像を見ることができ、地球の広大さをより感じることができます。
ですから、レンソイスは近づいて見るよりも、空から全体を眺めることもオススメします。
ここまできたら、ケチらずに、必ずセスナに乗りましょう!
セスナは、現地のツアー会社で手配することができます。
オススメ現地ツアー「レンソイス・エコツーリズモ」
※やり取りはポルトガル語が基本で、英語はあまり伝わりませんが、スマホの翻訳機能を駆使し、温かく歓迎してくれる現地スタッフが魅力的です。
レンソイスまでは、遠く、費用もそれなりにかかりますが、
世界の絶景を求める人ならば、必ず行くことをオススメします。
世界中から観光客がきますが、まだまだ認知度は低いので、その数は少ないです。
そのため、砂漠はゴミひとつなく、とても美しい状態を保っているので、こんな世界が地球の裏の片隅にあったのかと、きっと驚きと感動の旅になるでしょう。
写真を見ているだけでも、すごい!と声をだしたくなるようなレンソイス。
次に旅をするのは、あなたです!
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(2024/11/9更新)
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