写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ワット・プラ・シン」があるのは、チェンマイの旧市街の西側。スアン・ドーク門にほど近い場所に建っています。
ワットは「お寺」で、プラシンは「獅子の寺」という意味。門を入ると、正面に威風堂々とした本堂がそびえています。壁面を彩る繊細な装飾が実に見事。青空を背景に、寺院の金色が映えます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ワット・プラ・シン」を建てたのは、チェンマイに都を置いたランナー王朝の第5代目の王さま。15世紀に、自分の父親(先代の王)の遺灰を納めるために建立しました。後にシヒン仏(獅子仏)をまつるようになり、これがワット・プラシン(獅子の寺)と呼ばれることに。
敷地内には、まるで即身成仏をまつったようなお堂もあり、独自のオーラを放っています。ちなみに、写真に写っているお坊さんは作りもの。しかし、まるで生きているような気迫が感じられます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るチェンマイ随一の格式を誇る寺院の本堂は大きく、きらびやかで立派なのですが、「ワット・プラ・シン」で最も信仰を集めるのが裏手にあるライカム礼拝堂。小ぢんまりとした寺院ですが、高貴な香りが漂います。では、中に入ってみましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るライカム礼拝堂は、赤い闇が漂うような厳かな雰囲気が漂っています。お堂の中央には、お寺の名前の由来となった黄金のプラ・シン像が。プラ・シン像はスリランカで作られ、タイ北部の町チェンライを経てチェンマイに移されたと伝えられています。
毎年4月に行われるソンクラーン(水かけ祭)には台に乗せられ、チェンマイ市内を巡回。市民からとても親しまれている仏像です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさらに、ライカム礼拝堂では、古典的な壁画も見どころの一つ。綿密で優しい筆づかいで描かれた絵は14世紀ごろに描かれたものもあり、タイ北部のランナー地方の生活や文化を今に伝えています。最高傑作とたたえられている壁画からは当時の人々の暮らしぶりが感じられ、こちらも必見
以上、いかがだったでしょうか?
「ワット・プラ・シン」は敷地が広く、多くの緑に包まれています。寺院だけでなく、僧侶たちの学校があり、子どもたちの笑い声が聞こえることも。頭がくりくりの子どもたちはとても可愛い。
チェンマイに来たなら、可愛い子ども僧侶にも出会える素敵な寺院を訪ねてみてはいかが?
なお、チェンマイのお寺の見どころや楽しみ方については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみてください。
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(2024/4/18更新)
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