写真:澁澤 りべか
地図を見る2度の世界大戦ののち、国際紛争の解決と世界平和の維持のため1945年に創設された国際連合。その本部ビル「United Nations Headquarters」の内部見学は、ガイド付きツアーでのみ可能です。HPで日時を指定して事前予約し、見学料はネット上でクレジット決済。
当日は必ずパスポート持参の上、予約時間の45分前には現地に着くようにしてください。地下鉄の最寄駅はグランドセントラルステーションですが、最寄と言っても徒歩約20分!けっこう歩きます。タクシーがおすすめです。
到着後かなり厳重なセキュリティーチェックがあります。空港レベルです。ペットボトルや刃物類、食べ物は持ち込めません。荷物は最低限に。また5歳以下の子供を連れて入ることはできません。
(写真はビジターセンターにある国連本部のミニチュア)
写真:澁澤 りべか
地図を見るあらゆる国からやってきた人々と一緒に、15名ほどのグループになってビル内の見学がスタートします。ガイドの説明は英語。写真撮影はどこもOK。
写真は「国連安全保障理事会(安保理)議場(the Security Council Chamber)」。巨大な油彩壁画が印象的です。これは大戦からの世界の再建や人々の平等を表現しています。左右の壁のガラス窓の向こうには通訳席があり、各座席には通訳の声を聞けるイヤホンシステムが備えられています。
毎年9月中旬から10月初旬にかけて国連総会が開かれる「国連総会議場(the General Assembly Hall)」は、2014年に改修が終わったばかり。座席数が増え、空調やセキュリティなどのシステムが刷新されました。以前と同様、中央に金色の国連エンブレムが掲げられています。
この2つの議場はニュースなどで見覚えがあるのでは?
他にも経済社会理事会(the Economic and Social Council)や、信託統治理事会(the Trusteeship Council)の会議場を見学できます。ただし総会開催期間中は、ビル内部の見学ツアーはありませんので注意してください。
写真:澁澤 りべか
地図を見る議場の見学に続いて国連の活動についての紹介があります。ガイドは時々クイズを出しながら平易な英語で説明してくれます。ガイドの国籍も様々で、英語のネイティブとは限りません。
長い廊下の左右に「PEACEKEEPING(平和維持)」「DISARMAMENT(軍縮)」「HUMANRIGHTS(人権)」といったコーナーがあり、関連する写真パネルや資料の展示があります。
写真はニュース映像などでよく見る国連平和維持軍(PKO)のヘルメットと帽子。対人地雷を解体したものや、被爆した長崎の教会の聖アグネス像は世界平和の大切さを訴えています。またユニセフが途上国の子供たちに送る学用品セットや、世界人権宣言の各条文をデザイン化したアート作品などもあります。
最後に予約無しでも入れるビジターセンターに案内されてガイドツアーは終了です。ギフトショップには国連マーク付きのレアなグッズがたくさんあります。チョコレート、文房具、加盟各国の国旗・・・などなど。写真はその一部です。
郵便局もあり、国連オリジナル切手やハガキが買えます。ここから手紙を出すとオリジナルのスタンプを押してくれます。またブックショップやユニセフのギフトショップもあり。カフェも併設されていて軽食をとることもできます。
他では買えないレアな国連グッズは誰にあげても喜ばれます。またこれらのショップの売り上げは国連の活動に生かされますので国際貢献もできますよ!
2015年は国際連合成立70周年、そして2016年は日本が国連に加盟して60周年の記念の年。毎年秋に全加盟国が参加して開かれる国連総会には、もちろん日本の首相も出席しています。
定番スポットやグルメに飽きたリピーターの方には特に、国際都市NYを実感できる国連ツアーはおすすめです。
本文にも書きましたが、国連総会開催中は内部見学ができませんので注意してくださいね。
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(2024/4/19更新)
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