写真:旅人間
地図を見る三重県桑名市周辺を高速道路で走っていると、まるで白い城郭のような巨大なジェットコースターが目に飛び込んで来ます。これは通称「ナガスパ」と呼ばれるナガシマスパーランドにある「スチールドラゴン」。場所によっては遠く離れた名古屋市内からもハッキリ見えます。
2000年の開業当初は、最高部高度、最大落差、最高速度、全長の4項目でギネスに認定され、現在は全長のみ世界一。2013年に新しくリニューアルされ、「新・スチールドラゴン」と呼ばれています。ナガスパに来たら是非とも体感しておきたい絶叫マシンの一つ!とにかく間近で見ると、その迫力に圧倒させられますよ。
絶叫マシン愛好家からは「東の富士急、西のナガシマ」と並び称されているナガスパには、ローラーコースターの総数は大小含め11機種(2015年10月現在)あります。
中でも人気があるのが世界最大級の木製の「ホワイトサイクロン」、大型フライングコースターとしては日本初となった「フライングコースター アクロバット」、そして4項目でギネスに認定された事のある「スチールドラゴン2000」でしょう。特に2015年7月にオープンした「アクロバット」と今回紹介している「スチールドラゴン」は混雑時だと1時間〜3時間待ちは覚悟しなくては行けません。
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地図を見るスチールドラゴンの長い列に「まだか、まだか」と待っている時、出発していく人達の姿が目に入ってきます。実はこの瞬間こそが最初に恐怖を実感するポイントでしょう。
一人掛けで囲いのないスチールドラゴンの座席は、手の捕まる場所はなく、足も浮いた状態で宙ぶらりん。これを目にした時「マジであれ?」と周囲での囁きもチラホラ…。これがどのような状態か分かりますか?
要するに、踏ん張る場所が何一つないと言う事。手も足も剥き出し状態という現実は、暇で仕方ないはずの長い待ち時間を恐怖と焦りで包み込み、「もうすぐ順番まわってくるやん、どうしよう」と言った心境に変えて行きます。
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地図を見るコースの全長が2,479mの世界一を誇り、最高速度は153km/h、最高部高さ97m、最大落差は93.5mの想像を逸脱したスチールドラゴン。順番が回ってくる直前まで不安そうにしていた人たちも、シートベルトを装着したら覚悟が決まるからか、周囲には全く平気さ!って表情を見せ出発点の地上付近から余裕の両手揚げをする人が多い。
ところが、コースターがドンドン上へと向かって行くに連れて、両手を上げている人の割合は少なくなり、途中で「高すぎだろ、おい!」「どこまで上に上がるねん」「もう、やめて〜」といった雄叫びが聞こえてくることも。それもそのはず、地上92mの高さを誇る大観覧車よりも、このコースターは高い位置まで上がり続けるのだから…。
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地図を見る絶叫マシン好きな人なら、迫力ある最前列に乗りたいって方も多いかもしれませんね。しかし、このスチールドラゴンに関して言えば、実は最後尾が最も迫力あるおすすめの座席って事を知っていましたか?
なぜなら、ローラーコースターが一気に急降下を始めるのは、最後尾が頂上に達してからになるからです。つまり、その時点で最前列は既に10Mほど下ってしまっているので、本当の最大落差を味わいたいなら最後尾の座席がベスト。とは言っても、実際は自分の好きな座席を選ぶことは出来ませんので、運次第になります。
ちなみに、最初の93.5Mの落差を一気に落下すると、次に高さ77M、更に高さ64Mからと3回の急落下と続きます。また、アウトレットモール付近を8の字旋回や連続のキャメルバックで通過し、2つのトンネルの最後にはカメラでパチャ! その距離は2479Mで、所要時間は3分30秒とスゴイ。とにかくGood Luck!
このナガスパでは、人気アトラクションの「ホワイトサイクロン」「アクロバット」そして「スチールドラゴン」を対象とした乗車優先券というものが、土日祝など混雑が予想される日に販売されます。金額は1回1000円。決して安い金額ではないけれど、時間の有効利用を考えるならアリと言えるしょう。詳しくは下部のMEMOに公式ページのリンクがありますのでご確認下さい。
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(2024/4/20更新)
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