標高2237mの奇怪な絶景!?信州「北八ヶ岳ロープウェイ」

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標高2237mの奇怪な絶景!?信州「北八ヶ岳ロープウェイ」

標高2237mの奇怪な絶景!?信州「北八ヶ岳ロープウェイ」

更新日:2015/09/29 16:18

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆専門ナビゲーター

日本百名山の赤岳を含む八ヶ岳連峰。その北に位置する「北八ヶ岳ロープウェイ」は、山麓駅からたった7分で、標高2237mの山頂へ。南アルプスなどの日本三大アルプスが見渡せ、最高峰とほぼ変わらぬ素晴らしい眺望が楽しめます。それに加え、あり得ないような景色が広がる摩訶不思議な「坪庭」と、未だ解明されていない謎の自然現象「縞枯」など、奇妙な景観が見られる「北八ヶ岳ロープウェイ」をご紹介します。

環境大臣が指定した景勝公園!

環境大臣が指定した景勝公園!

写真:sachie

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こちらが、今回ご紹介する「北八ヶ岳ロープウェイ」の山麓駅です。
ここは、中央自動車道「諏訪IC」から、通称「ビーナスライン」と呼ばれる県道192号を、約50分程進んだ場所にあります。この建物は、標高1771mの場所にあり、ここから、標高2237mの山頂駅を結んでいます。

ロープウェイは、八ヶ岳中信高原国定公園に指定されている、北八ヶ岳連峰の北横岳と縞枯山の間を通っていて、素晴らしい大自然の中、空中散歩が楽します。
山麓駅は、ハンドベルの音色が流れていて、木造の山小屋風のお洒落な建物。まるで、スイスを思わせるかのような雰囲気が漂っています。

山麓駅のチケット売り場では、山頂の気温や風速などが書かれた案内があるので、まずはそこをチェックしてみて下さい! 真夏でも20度前後しか温度が上がらず、山はかなり冷え込むので、気温にあった服装が必要です。

そして、もう一つチェックしておきたいのがトイレの情報です! 山頂駅に非常用のトイレがありますが、山に水があまり無いため気軽に使えません。
そのため、出発前に絶対に済ませておくのが鉄則! トイレは、ロープウェイ乗り場のすぐ目の前にあります。準備が整ったら、いざ出発!

100人乗りロープウェイで、ダイナミックな空中散歩

100人乗りロープウェイで、ダイナミックな空中散歩

写真:sachie

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山麓駅から山頂駅までは、片道約7分の道のり。
高低差466mを、時速25kmで登るので、意外にスピードがあって驚いてしまう勢い。
先程まで見えていた山麓駅が、まるで玩具のようにだんだん小さくなり、遥か彼方だった山頂が徐々に近づいてきます。それと同時に遠くの山並や市街地などの視界が開け、開放感溢れる素晴らしい景色が見られます。

春は新緑。夏は生き生きとした美しい緑。秋は色とりどりの紅葉。冬は雪に覆われた銀世界など、四季折々の違った眺めを楽しめるのも魅力です。
ロープウェイは、20分おきに運行されていて、観光客が多い場合は10分おきに運行されるので、あまり待つことはありません。最終便が出てしまうと山麓駅に戻れなくなってしまうので、山頂駅に着いたら、必ず時刻表を確認しておいて下さいね!
次は、いよいよ山頂からの景色をご覧頂きましょう。

気分爽快なパノラマ!

気分爽快なパノラマ!

写真:sachie

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ご覧下さい、この景色。
これは「スカイアイ2237」と名付けられた山頂展望台からの眺めです。視界を遮るものが何もないパノラマは広すぎて、当然カメラに収めきれません。
右手方向には、3000m級の山々が連なる穂高連峰。中央は、最高峰の木曽駒ケ岳を含む中央アルプス。その右側は、日本第2位の高さを誇る北岳を含んだ南アルプスが見られます。
日本三大アルプスが見られるのは、ここならでは。

あいにく、雲がかかって見られませんが、こちらは、本来であれば中央アルプスが見られる方角です。見えにくいかもしれませんが、雲の下にうっすらと見える山は御嶽山。
その下に、なだらかに広がる平野は、茅野市街地です。
開放感溢れる壮大な景色は、いつまで見ていても飽きず、気分をスッキリとさせてくれます。
晴れの日は、まるで地平線のような山の稜線が見渡せます。展望台は、山頂駅を降りた右側にある売店横から入ることができます。
素晴らしい眺望なので、駅に着いたら真っ先に見ておきたくなるスポットです。
景色を楽しんだら、次は坪庭の散策に向かいましょう。

火山の奇跡!?

火山の奇跡!?

写真:sachie

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坪庭も見逃せない場所です。
坪庭は、かつての噴火活動によってできた溶岩台地で、広さは約33万平方メートルにも及びます。その中をぐるりと周る1周約1kmの散策コースがあり、30分から40分程度で歩くことができます。

山頂駅から真っ直ぐ進むように遊歩道を歩くと、突如このような不思議な景観が広がります。こんもりと盛り上がった大地、これが「坪庭」。平坦な場所に突如積み上げたような地形は、何とも不可思議な光景です。
さぁ、気になるあの景色に向かって歩いて見ましょう!

野性味溢れる!自然保護区

野性味溢れる!自然保護区

写真:sachie

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こちらは、坪庭から見た眺めです。
日常とはかけ離れた世界が広がり、目を疑ってしまうほど異様とも言える景色。
先程、見えていたこんもりとした山のような地形は、噴石が降り積もったもので、坪庭の大地を形成しています。大地を覆う緑は「ハイマツ」や「コメツガ」などで、この周辺に約20種類程の珍しい高山植物が群生しています。

散策コースは、噴石の間を進むように通っていて、たくさんの岩が見られ、穴が開いた岩やゴリラのように見える岩など、自然が作り出した芸術とも言える面白い岩などが見られ、目を楽しませてくれます。
ここは自然保護区になっていて、手つかずの自然がたくさん残されています。とても静かで空気が新鮮で美味しく、そんな中歩くと、とっても気持ちが良いですよ。

ここでは、見ておきたい変わった景観がもう一つあります。
それは「縞枯(しまがれ)」と呼ばれる現象で、正面の山肌を、ご覧下さい!
まるで、山の斜面を引っかいたような筋があるのがお解り頂けるでしょうか?
これが縞枯と呼ばれる不思議な現象で、山全体が枯れるのではなく、縞のように一部の場所しか枯れない変わった現象です。
その原因は謎に包まれたまま。自然が織りなすここならではの変わった眺めなので、お見逃しなく!
この近くに「縞枯山」と呼ばれる山もあるので、探してみて下さいね。

おわりに

坪庭の散策コースは、整備されていますが、岩がゴツゴツとして歩きにくいので、スニーカーなどの歩きやすい靴で行くのがお勧め。散策コースは、急な階段やアップダウンがあるので、体力に自信の無い方は、引き返す勇気が必要です。
また、坪庭は、冬になると雪の銀世界になった違う眺めが楽しめ、4月下旬から5月中旬になると、雪の壁が美しい「残雪回廊」が見られます。

北横岳など、日帰りできるトレッキングルートがあるので、登山者に人気の場所です。
雪が降る冬は、冬山登山やスノーシューなどが楽しめますよ。

山頂展望台「スカイアイ2237」は、残雪・凍結のため冬期は閉鎖されて見学ができません。また、北八ヶ岳ロープウェイは、4月・11月に、2週間〜3週間の運休があります。
悪天候の場合は、運休になるのでチェックしてからお出かけ下さい。

老若男女、年齢や世代を超えて人気の観光地です。車椅子もロープウェイに乗車できるので、ご家族皆さんで楽しむことができますよ。
抜群の景色を思う存分堪能すれば、疲れやストレスなんて、どこかへ吹き飛んでしまうはず!
さぁ、今まで見たことのないような絶景と、ちょっと変わった奇妙な景観を見る旅へ出掛けませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/15 訪問

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