日本の原風景がここに!棚田で有名な長野・姨捨の楽しみ方

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日本の原風景がここに!棚田で有名な長野・姨捨の楽しみ方

日本の原風景がここに!棚田で有名な長野・姨捨の楽しみ方

更新日:2015/10/01 10:59

咲田 みつるのプロフィール写真 咲田 みつる ハイカー、旅好きのヨガインストラクター

幾重にも重なる棚田が美しく名高い、長野県の姨捨(おばすて)。長野盆地(善光寺平)を見わたす眺望や、春の夜の「田毎(たごと)の月」が有名です。民話「姨捨伝説」の里でもあり、夜景ツアーなどで多くの人が訪れます。

しかし、いざ個人で現地に行ってみると、広大なエリアはかなりの急こう配!どこから巡ればいいのか、戸惑います。そこで、車でのアクセス情報を含め、3つの名勝地区の楽しみ方をご紹介いたします。

まずは姨捨観光会館を目指そう!

まずは姨捨観光会館を目指そう!

写真:咲田 みつる

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姨捨には、3つの名勝地区があります。
【長楽寺地区】姨捨十三景のうち、姨岩(おばいわ)など五つが集結。姨捨観光会館のそば
【姪石・上姪石地区】姨捨十三景のひとつ姪石(めいし)がある。のどかな棚田が広がる
【四十八枚田地区】姨捨十三景のひとつ田毎観音がある。田毎の月の由来と言えばここ!

車の方も、徒歩の方も、まず斜面の中腹にある「姨捨観光会館」を目指すことをおすすめします。50台分の駐車場と食事処、観光情報もあり、観光の拠点となっています。名物更科そばが美味で、おやきはテイクアウトもあります。(夜訪れる際は、営業時間を要確認)

車の方は満車の場合、麓にある新雲井橋そばの駐車場(30台分)へ向いましょう。ただし、車で乗り入れて良いのは、駐車場まで。現地では注意書きを見落としやすいのですが、姨捨ウォーキングマップ(千曲市HPや市内各所で配布されています)にもありますように、棚田地区の農道への乗り入れは控えることとなっています。(記事最後の関連メモにURLあり)

体力に自信がない方にもおすすめ・【長楽寺地区】「姨岩」からの眺望

体力に自信がない方にもおすすめ・【長楽寺地区】「姨岩」からの眺望

写真:咲田 みつる

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棚田は急こう配で、歩くとなると、体力を要します。そこで、散策のスタートには、姨捨観光会館そばの長楽寺がおすすめです。広いエリアに点在する姨捨十三景のうち、五つが長楽寺に集結しています。

そのうち最も存在感を放つのが、写真の姨岩(おばいわ)です。姨岩には、簡単に登れるようになっており、ここからの棚田や善光寺平の眺望は抜群です!!

長楽寺では、このほか本堂・観音堂・桂の木・宝池が十三景とされていますので、お見逃しなく。本堂は別名「月見殿」。開け放たれた窓からの眺めがよく、眼下が一望できます。

忘れたくない稲作文化の原風景・【姪石・上姪石地区】

忘れたくない稲作文化の原風景・【姪石・上姪石地区】

写真:咲田 みつる

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長楽寺を楽しみ、体力に余裕がありましたら、姪石地区・上姪石地区へも是非行ってみましょう!長楽寺からはすぐです。急こう配で、その分展望が期待できる地区です。ただし注意したいのは、棚田は名勝として名高いだけでなく、農作業の現場だということです。

この地区の多くでは、「棚田貸します制度」(千曲市)の会員の方々が、作業をされています。その指導や維持管理には、地元「明月会」の方々が尽力されています。田植えや稲刈りの時期ともなると、会員家族の皆さんが、声を掛け合いながら作業される様子をいたるところで見かけます。

そして、休憩時には畦に腰を下ろしてお茶を飲む…という光景。眺望も素晴らしいですが、険しい斜面での稲作が今日まで脈々と続けられ、さらにそれを継承するという偉業に思いをはせつつ、日本の原風景を楽しむことができます。

田毎の月の由来はここです!!【四十八枚田地区】

田毎の月の由来はここです!!【四十八枚田地区】

写真:咲田 みつる

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四十八枚田地区は、姨捨の景勝地の中で最も麓に位置します。SAや駅方面から徒歩で下りてくる方は、見落とさないよう注意しましょう。また、車利用の場合は、麓の30台分の駐車場に停めて見に行くのもおすすめです。

姨捨の中でも、かなり早くに開田されたと伝えられ、「田毎の月」の名は、この四十八枚田地区が由来と言われています。ごく小さな田が幾重にも重なり、水田に張られた水面に映る月が美しいことで有名です。徒歩で下った分は、また後で登ることになりますが、それでも見に行く価値がある、姨捨の核心部です。現在は四十八枚田保存会により維持管理されています。

写真は「田毎観音さま」四十八枚田地区に限らず、棚田には「田の神さま」など、石像が点在します。これも、姨捨の魅力のひとつです。

マナーを守って、楽しく散策!

マナーを守って、楽しく散策!

写真:咲田 みつる

多くの人が訪れる姨捨ですが、先にも述べましたように、農作業の現場でもあり、保存会の方々が維持管理に努めておられる土地でもあります。むやみに畦に入ったり、棚田エリアにうっかり車で侵入しないよう気をつけながら、楽しく散策しましょう。

さいごに スマートICからのアクセスの注意点

高速道路を使ってのアクセスですが、最寄りとなる姨捨SAからのスマートIC利用には、重要な注意点があります!!まず、スマートICの利用は6〜22時ということ。そして、上りのSAには入り口だけが、下りのSAには出口だけが設置されているということです。姨捨の棚田を目の前にして、「降りたいけど降りられない」とならないためにも、予定のルート上のSAが上下どちらなのか要確認です!万が一、スマートICから降りられなくても、ご安心を。SAから棚田は徒歩圏内なのです。姨捨ウォーキングマップを参考にしながら、棚田へ向いましょう。

姨捨の棚田は、春には水面、夏には青々した稲、秋の稲穂、冬の雪景色と、季節に応じてその景観を楽しませてくれます。また、「田毎の月」は春の田植えの時期にしか見られない特別な光景ですが、秋には観月祭にて、夕方から棚田のライトアップも行われます(2015年は9月12日から10月12日まで)。是非趣のある光景をご覧にお出かけください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/19 訪問

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