富士絶景と大自然を金時山金太郎コースで!秘滝をめぐる足柄古道も

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富士絶景と大自然を金時山金太郎コースで!秘滝をめぐる足柄古道も

富士絶景と大自然を金時山金太郎コースで!秘滝をめぐる足柄古道も

更新日:2017/10/24 16:08

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 孤高のアウトドアライター、ネイチャーカメラマン

箱根外輪山の最高峰「金時山」は、神奈川県の富士山絶景ポイントとしても有名!中でも金太郎ハイキングコースは、大自然を身近に体感でき人気があります。渓流遊び、森林浴、ピクニック、登山と楽しみは沢山あり、個々に合わせた楽しみが模索できます。金時山山頂では雄大な富士山と箱根の山々が眺められお勧めです。また金時山から足柄古道で秘滝をめぐるコースで下り、温泉で疲れをいやすルートも紹介しています。

地蔵堂から夕日の滝へ!金太郎コース入口から

地蔵堂から夕日の滝へ!金太郎コース入口から

写真:佐久田 隆司

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金時山のハイキングコースは各方面から用意されていますが、小田急電鉄新松田駅から、箱根登山バスの地蔵堂行きに乗って山頂を目指しましょう。このバス路線は大雄山駅(関本)を経て地蔵堂(万葉公園行も地蔵堂に停車します)までの40分間!この先頂上までコンビニもありませんから、新松田駅等で飲料水などを調達していくことをお勧めします。

地蔵堂から始まるハイキングコースは、金太郎コースと呼ばれていて、樹林帯や沢沿いを行く彩りある風情です。ここから先、金時山山頂まではトイレがありませんので、地蔵堂のバス停でトイレで済ませるようにしましょう。

※箱根登山バス 新松田駅〜地蔵堂まで片道¥660 SUICA,PASMO利用可能

地蔵堂から夕日の滝へ!金太郎コース入口から

写真:佐久田 隆司

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金時山金太郎コース入り口までは農村地帯の舗装路を登っていきます。この界隈は四季の彩りが素敵な地域です。春は桜や菜の花、夏から秋はコスモス、初冬にはお茶の花が!地域の名物として猪料理があり、道端には猪の皮が干されている場所などもあります。

地蔵堂から夕日の滝へ!金太郎コース入口から

写真:佐久田 隆司

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舗装路を登りきると夕日の滝と金時山への分岐があります。いい機会ですから夕日の滝に立ち寄って見てはいかがでしょうか?落差23m、幅5mの滝は金太郎が産湯をつかった滝と伝えられ、夕日に映える美しさからとも、毎年1月半ばに夕日が滝口に沈むところからつけられたとも言われています。

ここから豪快な夕日の滝を眺め、沢を渡り樹木帯に癒される一日が始まります。足元をしっかり注意しながら、一日完結の楽しいハイキングをしましょう。またここにはキャンプ場もあり、登山以外の楽しみももたらされています。

沢沿いの苔の森で川を渡って大自然を満喫

沢沿いの苔の森で川を渡って大自然を満喫

写真:佐久田 隆司

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金太郎コースに入ると、本格的な山道になってきます。途中丸太橋が出現する場所には、休憩できる東屋も用意されています。路道には箱根特有の植物なども散見され、自然散策としても興味的な場所です。

沢沿いの苔の森で川を渡って大自然を満喫

写真:佐久田 隆司

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さらに足を進めると、金時山への分岐にたどり着きます。ここを左方面へ沢を徒渉※して行くと、驚きの樹林帯と苔むした景観に出会えます。沢沿いの涼やかな風と、しっとりたたずむ苔の印象は神奈川県でも有数のスポット!

そしてここから万葉公園からつながる猪鼻砦跡(いのはなとりであと)まで樹林帯を進んでいきます。猪鼻砦跡は天候次第で最初の富士山絶景が眺められるスポットです。そして金時山山頂までの左へ進むコースを行くことになります。

ただしここまでの道のりで金時山山頂までの体力に自信がなくなった方は、沢の分岐を右に進めば、万葉公園までのエスケープルートになります。ただし万葉公園から大雄山駅(関本)行きのバスは本数が少ないので時刻表を事前に確認しておくことが大切です。

※沢を橋を使わないで渡ること

沢沿いの苔の森で川を渡って大自然を満喫

写真:佐久田 隆司

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徒渉してさらに山間に入り、苔むした森を進んでいきます。何度か徒渉を繰り返していくと、ジブリのアニメに出てくるような森閑とした森の静寂と針葉樹の香りを感じ取ることができるでしょう。

このあたりで一休みするのも一考です。沢の水は飲めませんが、手にとってその冷たさから大自然の素晴らしさを実感できます。ピクニック、渓流遊び、森林浴、バードウォッチング等も行え、山頂を目指さず自由に楽しめるのも金太郎コースのよいところ。

猪鼻砦跡で壮大な富士山を眺める!金時山への分岐点としても

猪鼻砦跡で壮大な富士山を眺める!金時山への分岐点としても

写真:佐久田 隆司

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少し急な登山道を登っていくと尾根に出ます。両側が切り落ちて涼しい風が吹いてくるので、そこまでの大変さを癒してくれるでしょう。このあたりまでくると周りの植生が変化してきていることに気がつきます。広葉樹が増えると森の風情も随分と変わり、明るい尾根歩きが楽しめます。

猪鼻砦跡で壮大な富士山を眺める!金時山への分岐点としても

写真:佐久田 隆司

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尾根を少し登っていくと視界が開けます。ここ猪鼻砦跡は富士山がすそ野まで広げる姿を眺められる絶好のポイント!さらに金時山登山道と足柄峠方面への分岐にもなっています。

足柄峠へは右方向へ足を進めますが、今回はいったん金時山山頂を目指し、再び猪鼻砦跡に戻るルートを紹介します。

猪鼻砦跡で壮大な富士山を眺める!金時山への分岐点としても

写真:佐久田 隆司

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金太郎ハイキングコース側の金時山山頂付近にロープや鎖が用意されているのも、どのコースよりも急なポイントの距離が短いからです。登るコツはつま先より膝を前に出さないように少し前かがみで小幅で登ること!ここで無理をすると下山時に辛い思いをすることになりますので、頂上から素晴らしい富士山を眺めるためにもあとひと踏ん張りです。気を引き締めていきましょう。

一般的な金時神社側からの登山コースは大変混雑しますが、金太郎コースは距離が長めなためにさほど混雑はしません。

金時山山頂はいつも賑わう人気ポイント!

金時山山頂はいつも賑わう人気ポイント!

写真:佐久田 隆司

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金時山山頂は富士山の絶景ポイント!御殿場平野に広がる障害物のない眺めは、見事としか言いようがありません。日本300名山としても人気の金時山は、休日ともなると多くの人でにぎわいます。山頂の金時茶屋、金太郎茶屋では食事もとれますし有料トイレもあります。

金時山の山頂は各方向から登ってくる登山客で、いつも賑わっています。山頂に午前中に到着するような計画をすれば、さほど混雑に巻き込まれないでしょう。早めの昼食を山頂で鳥、早めの下山が無駄なくルートを踏破できるポイントです。

金時山山頂はいつも賑わう人気ポイント!

写真:佐久田 隆司

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どなたでも簡単にトライできる金時山ハイキングですが、用心に越したことはありません。靴はトレッキングシューズが必要ですし、リュックには、防虫スプレー、紫外線用の帽子、雨具、何かの原因で下山が遅れた場合の、懐中電灯なども準備していくといいでしょう。

下山は、乙女峠、乙女口、金時山登山口、金時矢倉沢口などどこからでもバスに乗ることができます。土日は国道1号線の宮ノ下から箱根湯本までが混雑するので、バスを途中の宮ノ下で下車して、箱根湯本駅までの箱根登山鉄道ルートの方がスムーズに帰れるでしょう。一般的な下山道の詳細は関連MEMOにある、他記事をご参照ください。

今回は猪鼻砦まで戻り、足柄古道を経てJR足柄駅までの下山口を紹介します。さらに山に慣れている方には金時山〜明神ヶ岳・明星ヶ岳を行く縦走ルートがありますが、踏破距離が長くなるうえに、体力も必要なのでので日の長い夏場が最適です。

動画:佐久田 隆司

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金太郎コースから猪鼻砦跡を経由して金時山山頂へ!さらに足柄古道を通りあしがら温泉までの動画を用意しました。ぜひご覧ください。

金時山から足柄峠方面へ。秘滝をめぐる足柄古道をへて温泉三昧

金時山から足柄峠方面へ。秘滝をめぐる足柄古道をへて温泉三昧

写真:佐久田 隆司

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猪鼻砦跡に戻り、足柄峠方面へ足を向けていくと、金太郎コースの沢で分岐したエスケープルートと合流します。この道は途中から舗装路になり、足柄城祉に到着します。この付近にはトイレや、足柄山聖天堂や足柄関所などの観光拠点もあります。足柄城祉から県道78号線を右に行けば、万葉公園のバス停まで道が続いています。

また足柄城祉は雄大な富士山のビュースポットで、早めに金時山に登頂した場合は、ここで昼食もいいでしょう。

金時山から足柄峠方面へ。秘滝をめぐる足柄古道をへて温泉三昧

写真:佐久田 隆司

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足柄城祉から今来た道を少し金時山に戻ったところから、足柄古道への道が用意されています。しばらくつづら折れの山道を下っていきますが、途中に秘滝「頼光対面の滝」の道標が現れます。ここを右に登っていけば荘厳な滝が現れます。

観光マップなどにも掲載されていない滝なので、ぜひ立ち寄ってください。源頼光が、足柄峠で赤い雲のたなびく峰を見て「あの雲の下には偉人がいるにちがいない」と、渡辺綱に見てくるように命じ、初めて金太郎が頼光に対面したとされるのがこの滝!神奈川県の秘滝中の秘滝と言えるでしょう。

※コースの詳細はヤマレコを参照してください。

金時山から足柄峠方面へ。秘滝をめぐる足柄古道をへて温泉三昧

写真:佐久田 隆司

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足柄古道をそのまま下っていけば、JR足柄駅に到着します。そこから徒歩で19分ほどに「あしがら温泉」があるので、汗を流してはいかがでしょうか?あしがら温泉は湯船から富士山絶景が広がる温泉で、泉質も素晴らしい所です。

アルカリ性単純温泉で鎮静効果、病後回復・疲労回復・筋肉痛・神経痛・冷え性・ストレス解消・健康増進などに効用があります。

富士絶景と秘滝をめぐるハイキング

金太郎コースは金時山登山の最長ルートですが、登り口には「夕日の滝」などもあり猪鼻砦跡を起点に足柄峠方面へもルートが用意されています。金時山山頂を目指さず絶景富士山も楽しめ、秘滝「頼光対面の滝」を眺めに行くレアルートも!独自のレイアウトですてきな富士山と大自然を満喫してみては?

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/13−2017/05/08 訪問

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