ドイツ黒い森の秘宝「ゲンゲンバッハ」!ロマンチックな木組みの世界を満喫

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ドイツ黒い森の秘宝「ゲンゲンバッハ」!ロマンチックな木組みの世界を満喫

ドイツ黒い森の秘宝「ゲンゲンバッハ」!ロマンチックな木組みの世界を満喫

更新日:2018/11/05 10:47

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

ドイツ南西部に広がるシュヴァルツヴァルト地方は、密集して生えるトウヒの木によって黒く見えることから、黒い森地方とも呼ばれています。ライン川が流れる西はフランス、南はスイスと国境を接しているこの地方にひっそり佇むのがバーデンワイン街道沿いの町「ゲンゲンバッハ」!素敵な木組みの町並みが残っています。情緒たっぷりの石畳で覆われた路地や広場、伝統的な家屋が軒を並べる風景の中でタイムスリップが楽しめます。

木組みの建物に囲まれた市庁舎前広場

木組みの建物に囲まれた市庁舎前広場

写真:Hiroko Oji

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ドイツの黒い森地方には、こぢんまりとした美しい中世の雰囲気がそのまま残る旧市街を持つ町や村が点在しています。その中でも、素朴でありながら立派な木組みの家が建ち並び、風情のある石畳が迷路のように入り組むゲンゲンバッハの町は、「ロマンチックな宝石のような町」や「バーデン地方のニース」などと称えられるほどです。

ゲンゲンバッハの中心地となるのが市庁舎前に広がるマルクト広場。石畳で覆われた広場の中央には噴水「レールブルンネン」が設けられ、地元の人々に親しまれている町の英雄シュヴェ−トの像がたち、憩いの場になっています。

木組みの建物に囲まれた市庁舎前広場

写真:Hiroko Oji

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広場に面して建つ市庁舎は、1784年に建築家ヴィクトール・クレッツによって建てられました。アーチ型ホールのついた華麗なファサードは、ロココと初期古典様式を兼ね備え、三角形の切り妻屋根の上に立っている三体の像は、正義の神と知恵の神と富裕な貴族を象徴しています。バルコニーの柱頭にはヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカの四大地域を象徴した装飾が施されています。ファサード以外の装飾は、ゲンゲンバッハの彫刻家ペーター・シュバープが手がけました。

年末のクリスマス時期にはアドベントカレンダー(クリスマスまでの日数をカウントダウンするためのカレンダー)としても利用される建物です。

木組みの建物に囲まれた市庁舎前広場

写真:Hiroko Oji

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広場を取り囲むのは、素晴らしい木組み建築。どちらを向いても木組み家屋に素敵なデザインのドイツらしいアイアン看板が目に飛び込んできます。

<市庁舎の基本情報>
住所:Victor-Kretz-Straße 2, 77723 Gengenbach
電話:+49-7803-9300
アクセス:ゲンゲンバッハ駅から徒歩7〜8分

エンゲルガッセでタイムトラベル

エンゲルガッセでタイムトラベル

写真:Hiroko Oji

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町全体が中世の雰囲気を色濃く残すゲンゲンバッハですが、メインストリートから石畳の細い路地に入って行くと、まるで中世の時代へタイムスリップしたかのような落ち着いた佇まいの家並みが見られます。中でもエンゲルガッセと呼ばれる通りの両側には、長屋風の木組みの素敵な民家が建ち並び、情緒たっぷり。迷子になるのが楽しくなるほどです。

エンゲルガッセでタイムトラベル

写真:Hiroko Oji

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この町の建物は半地下になっている建て方の家が多く、昔の一階が現在は半地下室になっているのです。道路が1.5メートル以上かさ上げされているためで、通りには斜めになった入り口があってこの半地下室に続くのですが、ほとんど使われなくなって施錠されたまま。今では数段の階段で家の中に入れるようになっています。

昼の眺めもしっとりしていてグッドなのですが、夜になってほんのりともる灯りの中で見るのもロマンチックでお薦め。温かい雰囲気が伝わってきて、見ているだけで心がホッコリします。

エンゲルガッセでタイムトラベル

写真:Hiroko Oji

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通りの片隅にひっそり残るのは古井戸。町中でもところどころに残されていて、お花や観葉植物のようなものの籠が吊るされていたりして情緒がある一角になっています。

<エンゲルガッセの基本情報>
住所:Engelgasse 18, 77723 Gengenbach
入り口:ハウプト通りのNiggelturmの向かい側とヴィクトゥーア・クレッツ通りのRestaurant Pfeffermuhleの角の二か所

町で一番高い塔は博物館も兼ねるキンツィヒの塔

町で一番高い塔は博物館も兼ねるキンツィヒの塔

写真:Hiroko Oji

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ハウプト通りのキンツィヒの塔(Kinzigtor) は、旧市街の入り口にあり、古くから町の防衛に重要な役割を果たし、かつては24時間の警備にあたっていました。また、消防団としての役目やキンツィヒ川の河川交通の監視、ゲンゲンバッハ来訪者からの税金の徴収等も行い、市民のために時計台として時刻を知らせる役目も果たしていました。

町で一番高い塔は博物館も兼ねるキンツィヒの塔

写真:Hiroko Oji

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塔の足元にある階段を上って行くとチケット売り場があり、入場料2.5ユーロを支払えば、塔のてっぺんまで上ることができます。

中は博物館となっていて、途中の階にはそれぞれ展示があります。塔と城壁の模型や、敵を攻撃する方法、キリスト誕生のシーンが織り込まれた民家の模型が何軒もあったり、昔の生活の再現など、興味深いものばかり。でもそればかりじゃないんです・・・

町で一番高い塔は博物館も兼ねるキンツィヒの塔

写真:Hiroko Oji

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各階の窓からの眺めがとにかく素晴らしい!特に最上階からは緑に囲まれた町全景をグルリと見渡せ、メインストリート沿いに建ち並ぶ家並みの美しさにも見惚れてしまいます。年末ならクリスマスマーケットの屋台の並びを見下ろす風景もお忘れなく。

<キンツィヒの塔の基本情報>
住所:Hauptstr.im Kinzigtorturm,Gengenbach
開館期間:5月2日〜10月の土・日(土)14:00〜17:00 (日)10:00〜12:00 14:00〜17:00

ヴィクトーア・クレッツ通りと町外れに建つオーバー塔

ヴィクトーア・クレッツ通りと町外れに建つオーバー塔

写真:Hiroko Oji

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市庁舎前広場からキンツィヒの塔とは反対側に行くと、もう一つの塔があります。オーバー塔(Obertorturm)といって、1577年にとんがり屋根が後付けされ「門」から「塔」になりました。こちらの塔は無料ですが、途中の2階までしか上れません。

ヴィクトーア・クレッツ通りと町外れに建つオーバー塔

写真:Hiroko Oji

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2階の足元は石を敷き詰めたデコボコの通路に木製のデザインが美しい手摺。ここからも通りを見渡せます

ヴィクトーア・クレッツ通りと町外れに建つオーバー塔

写真:Hiroko Oji

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2階からはヴィクトーア・クレッツ通りを見通せ、市庁舎前のレーベンベルク屋敷まで見えています。

ヴィクトーア・クレッツ通りも夜のライトアップが幻想的で、ほんのりと光の中に浮かび上がる木組みの建物がとっても素敵!クリスマスマーケットの屋台が建ち並び、電飾で華やぐブランコなどの乗り物もあるのですが、長閑で温かな雰囲気が漂っています。

<オーバー塔の基本情報>
住所:Obertorturm, 77723 Gengenbach
アクセス:市庁舎から北に続く通りを徒歩で約150メートル

他にも見どころが散在

他にも見どころが散在

写真:Hiroko Oji

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マルクト広場に面して建つのがレーベンベルク屋敷。18世紀に建てられた立派な貴族の館で、多くの重要な人物を輩出したベンダー家の住居だったものです。現在は、特別展示場として利用されることが多いです。

他にも見どころが散在

写真:Hiroko Oji

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マルクト広場から駅に通じるハウプト通り沿いにあるのがこの塔。ニーゲル塔(Niggelturm)といって、町中や遠くからでも目立つ存在の塔です。こちらも塔内は博物館。入り口はスーパーマーケットのすぐお隣です。水・土・日曜日のみ開館ですので、入場したい方はご注意を。

他にも見どころが散在

写真:Hiroko Oji

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バロック様式の塔があるロマネスク様式のマリエン教会は、市庁舎の背後にある落ち着いた佇まいの一角にあります。主祭壇はもちろんのこと天井や壁面を覆うフレスコ画、細やかなレリーフ装飾のある説教壇、煌びやかな装飾のパイプオルガンなど、厳かかつ見事な内部に圧倒されます。

東側には城壁の一部が残る庭園クロイターガルテンが広がります。町歩きに疲れた時にはここでお散歩したりくつろいだりするのにちょうどいいかも。薬草園もあって手前には旧修道院の建物が続きます。

最後に、お得情報を

木組みの素晴らしい町はたくさんあるドイツですが、このゲンゲンバッハの町も木組みが建ち並ぶロマンチックな町です。ゲンゲンバッハは、シュヴァルツヴァルト鉄道の停車駅もあり、黒い森の協同事業「コヌスKONUS」のメンバーとなっているため特典が!それは、この地域・シュヴァルツヴァルト鉄道沿線に宿泊すると滞在中、シュヴァルツヴァルト鉄道はじめ各町での路面電車・バスなどの公共交通を無料で利用できるゲストカードを発行してくれること。沿線の小さな町や村にちょっとお出かけしたいときに利用できて重宝しますので、どうぞご利用くださいね。

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/07−2016/12/09 訪問

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