ドイツ黒い森地方の秘宝・ゲンゲンバッハの町!ロマンティックな木組みと彩りを添えるクリスマスマーケット

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ドイツ黒い森地方の秘宝・ゲンゲンバッハの町!ロマンティックな木組みと彩りを添えるクリスマスマーケット

ドイツ黒い森地方の秘宝・ゲンゲンバッハの町!ロマンティックな木組みと彩りを添えるクリスマスマーケット

更新日:2015/10/07 10:08

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

ドイツ南西部に広がるシュヴァルツヴァルト地方は、密集して生えるトウヒの木によって黒く見えることから、黒い森地方とも呼ばれています。西にはライン川が流れフランスと、また南はスイスと国境を接しています。この地方を走るバーデンワイン街道沿いの町ゲンゲンバッハは、フライブルクやバーデン・バーデンに近く、素敵な木組みの町並みが残っています。夏はお花で溢れる町並みが、年末になるとクリスマスの装飾で華やぎます。

市庁舎前広場の木組みの建物とクリスマスマーケット

市庁舎前広場の木組みの建物とクリスマスマーケット

写真:Hiroko Oji

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ドイツの黒い森地方には、こじんまりとしながらも美しい中世の雰囲気がそのまま残る旧市街を持つ町や村が点在しています。その中でも、素朴でありながら立派な木組みの家が建ち並ぶ石畳が迷路のように入り組むゲンゲンバッハの町は、「ロマンチックな宝石のような町」や「バーデン地方のニース」などと称えられるほどです。

木組みの家並みにお花で溢れる夏から一変して、クリスマス前になると素朴で温かいクリスマスの装飾で華やぐゲンゲンバッハ。三方向から通りが集まる中心地の広場には市庁舎が堂々と構えており、広場周辺にはクリスマスマーケットが繰り広げられます。どの屋台にもクリスマスの装飾が取り付けられ、温かい食べ物やグリューワインなどの飲み物、甘い香りのスイーツ類、素敵なデザインの瓶入りワイン、ガラス細工や木工製品の装飾品などが人々を引き寄せています。

アドベントカレンダーになるのは市庁舎の窓

アドベントカレンダーになるのは市庁舎の窓

写真:Hiroko Oji

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1784年に建築家ヴィクトール・クレッツによって建てられた市庁舎は、町の中心地・マルクト広場に堂々と姿を見せています。アーチ型ホールのついた華麗なファサードは、ロココと初期古典様式を兼ね備え、三角形の切り妻屋根の上に立っている三体の像は、正義の神と知恵の神と富裕な貴族を象徴しています。バルコニーの柱頭にはヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカの四大地域を象徴した装飾が施されています。ファサード以外の装飾は、ゲンゲンバッハの彫刻家ペーター・シュバープが手がけました。

年末になると、この市庁舎の窓が世界最大のアドベントカレンダーとなり、毎年違った芸術家のモチーフが登場します。アドベントとはクリスマスマーケットが開催される期間のこと。ゲンゲンバッハのアドベントカレンダーは24個の窓があり、過去にはマルク・シャガールの作品も登場したことがあり、2014年は絵本「長靴下のピッピ」も登場。1日一つずつ窓が開き、その年のテーマの絵が見られるのです。夜になるとライトアップされファンタジーの宝庫!毎日一つずつ増えていく窓の絵を楽しみに、クリスマスの日には全部の窓がオープンされて完了です。市庁舎前には特設ステージが設けられており、18時からは演奏会も開かれるのでさらに賑わいます。グリューワインを片手に音楽に聴き入るのも、楽しいひと時となることでしょう。

情緒たっぷりのエンゲルガッセは木組みの宝庫

情緒たっぷりのエンゲルガッセは木組みの宝庫

写真:Hiroko Oji

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メインストリートから石畳の細い路地に入って行くと、まるでタイムスリップしたかのような落ち着いた佇まいの家並みが見られます。特にエンゲルガッセと呼ばれる通りの両側には、木組みの素敵な民家が建ち並び、情緒たっぷり。窓辺には可愛らしいクリスマスの装飾が溢れています。アーチ形をした木製のランプやサンタさん、ロウソクやリース型のお飾り、道の片隅にはクリスマスツリーも見られます。昼の眺めもしっとりしていてグッドなのですが、夜になってほんのりともる灯りの中で見るのもロマンティックでお薦め。温かい雰囲気が伝わってきて、見ているだけで心がホッコリします。

この町の建物は、半地下になっている建て方の家が多く、昔の一階が、現在は半地下室になっているのです。通りには、斜めになった入り口があってこの半地下室に続くようですが、ほとんど使われなくなって施錠されたまま。今では数段の階段で家の中に入れるようになっています。

町で一番高い塔は博物館も兼ねるキンツィヒの塔

町で一番高い塔は博物館も兼ねるキンツィヒの塔

写真:Hiroko Oji

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ハウプト通りのキンツィヒの塔(Kinzigtor) は、旧市街の入り口にあり、古くから町の防衛に重要な役割を果たし、かつては24時間の警備にあたっていました。また、消防団としての役目やキンツィヒ川の河川交通の監視、ゲンゲンバッハ来訪者からの税金の徴収等も行い、市民のために時計台として時刻を知らせる役目も果たしていたとのことです。

塔の袂にある階段を上って行くとチケット売り場があり、入場料2.5ユーロを支払えば、塔のてっぺんまで上ることができます。中は博物館となっていて、途中の階にはそれぞれ展示があります。塔と城壁の模型や、敵を攻撃する方法、民家の模型の中にキリスト誕生のシーンが何軒もあったり、昔の生活の再現など、興味深いものばかり。でもそればかりじゃないんです。各階の窓からの眺めがとにかく素晴らしい!町周辺をグルリと見渡せる風景ももちろんのこと、メインストリートに建ち並ぶクリスマスマーケットの屋台を見下ろす眺めもお忘れなく見てきてくださいね。

ヴィクトーア・クレッツ通りと町外れに建つ塔

ヴィクトーア・クレッツ通りと町外れに建つ塔

写真:Hiroko Oji

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市庁舎前広場からキンツィヒの塔とは反対側に行くと、もう一つの塔があります。こちらの塔は無料ですが、途中の2階までしか上れません。しかし、2階からはヴィクトーア・クレッツ通りを見通せ、市庁舎前のレーベンベルク屋敷まで見えています。レーベンベルク屋敷は18世紀に建てられた立派な貴族の館で、多くの重要な人物を輩出したベンダー家の住居だったものです。現在は、特別展示場として利用されることが多いです。

このヴィクトーア・クレッツ通りも夜のライトアップが幻想的で、ほんのりと光の中に浮かび上がる木組みの建物がとっても素敵!クリスマスマーケットの屋台が建ち並び、電飾で華やぐブランコなどの乗り物もあるのですが、長閑で温かな雰囲気が漂っています。

最後に、お得情報を

いかがでしたか?木組みの素晴らしい町はたくさんあるドイツですが、このゲンゲンバッハの町も木組みが建ち並ぶ情緒あふれる町です。ゲンゲンバッハは、シュヴァルツヴァルト鉄道の停車駅もあり、黒い森の協同事業「コヌスKONUS」のメンバーとなっているため、特典があるのです。それは、この地域・シュヴァルツヴァルト鉄道沿線に宿泊すると滞在中、近郊電車、路面電車、バスなどの公共交通を無料で利用できるゲストカードを発行してくれること。ちょっとお出かけしたいときに利用できて、重宝しますので、どうぞご利用くださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/07−2014/12/08 訪問

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