優雅に庭散策とランチを!紅葉の穴場・京都「白河院」は観光に便利な立地

| 京都府

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

優雅に庭散策とランチを!紅葉の穴場・京都「白河院」は観光に便利な立地

優雅に庭散策とランチを!紅葉の穴場・京都「白河院」は観光に便利な立地

更新日:2015/10/26 18:32

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ アマチュア写真家

桜や紅葉など京都の自然は待ってくれませんね。毎年見ごろの時期にはかなりの人出となり、道路の渋滞もひどくなります。その上、寺社の近くでは食事をしたくてもそのような店が少ない場合も。
人が少なく、食事も美味しく、名勝庭園の紅葉まで楽しめてしまうという一石三鳥のわがままな願いをかなえてくれる場所があるのです。それが「白河院」。しかも近くにはいくつもの有名観光地!
利用者限定の庭で、ぜひゆったりと秋を…。

桜や紅葉の名所に近く、便利な岡崎の地に建つ白河院

桜や紅葉の名所に近く、便利な岡崎の地に建つ白河院

写真:万葉 りえ

地図を見る

白河院があるのは、京都市内の岡崎。
近くには京都市美術館や京都国立近代美術館、京都市動物園などがある岡崎公園があります。
岡崎公園の中心を貫く神宮道には大鳥居がそびえ立ち、この先に大きな神社があることを教えてくれます。先にあるのは平安神宮。名勝に指定された広い神苑をもつ平安神宮は、「そうだ 京都、行こう」にも取り上げられた桜の名所なんですよ。

そんな素晴らしい環境に建っている白河院は、宿泊もできるのですが、昼食だけの利用も可能となっています。
琵琶湖疎水記念館や観峰美術館へは徒歩2〜3分といったところ。そして白河院から東へ行けば、京都でも指折りの紅葉の名所である「永観堂」や「南禅寺」も歩ける近さなんです。渋滞で困ることもなく、名所への移動も大変スムーズというのは、混み合う時期の京都では見逃せないポイントですね。

素材を生かした京料理を堪能

素材を生かした京料理を堪能

写真:万葉 りえ

地図を見る

便利な場所にありながら、観光客で混雑する時期でも周りの喧騒が嘘のように静か。だから白河院は、結婚式の披露宴から小グループの会などいろいろな集まりにも利用されています。
ゆったりとした憩いのひと時が、旅をもっと味わい深いものにしてくれるはず。

しかも、料亭などでいただく京料理に比べると、お手頃になっている価格設定も忘れてはならない魅力です。
お昼に松花堂弁当やミニ会席などの京料理をいただきながら、窓の外に広がる眺めも楽しめる…舌にも目にもご馳走を!

名勝に指定されている庭の見学は、宿泊や昼食の利用者だけの特権になっています。混雑でゆっくりと紅葉を楽しむことができないという名所もある中で、ここではぜいたくな気分を味わえます。

有名な庭師が作った庭で散策を

有名な庭師が作った庭で散策を

写真:万葉 りえ

地図を見る

京都で庭を巡っていると、「小川治兵衛が作った庭」という言葉を聞くことがめずらしくありません。

この近くに琵琶湖疎水記念館があることを先に紹介しましたね。琵琶湖疎水が計画されていた段階では、琵琶湖から流れてきた水は水車の動力源と考えられていました。しかし水力発電がおこなわれるようになって、水車の動力源としての使用方法がなくなってしまいました。

その水を、京都東山から南禅寺あたりに新しく建てられた別荘の庭に用いたのが作庭家・七代目小川治兵衛です。
平安神宮神苑、丸山公園、山形有朋別邸「無鄰菴」など、小川治兵衛が作った庭は国の名勝に指定されているものも多く、この白河院の庭も作品の中の一つです。
東山を借景として琵琶湖疎水を引き込んだ池は、周りの木々が季節の色を映しこみます。池の周りだけでなく植え込みの中にも小道が配されているので、小川治兵衛の込めたものを思いながら散策してみてはいかがでしょうか。

千年以上前から風雅の地

千年以上前から風雅の地

写真:万葉 りえ

地図を見る

白河院が建っている地は、もとは藤原良房(804〜874)の別荘があった地です。この別荘の地を北家藤原氏が受け継いでいたのですが、やがて白河天皇(在位1072〜86)に献上されます。
白河天皇といえば、幼少の天皇に位は譲ったものの、自らは上皇となって天皇を後見しながら政治を動かすという「院政」を始めた天皇。代々受け継いだ地を藤原氏が天皇に献上したというのには、政治の駆け引きがあったのかもしれませんね。

この白河天皇によって、別荘であった地は本勝寺というお寺へと変化します。当時は現在の岡崎公園の部分も含む広大な土地を有したお寺でした。この地は、千年以上前から持っていた雅な趣を今も残しているようです。

おわりに

白河院の日本庭園は京都市指定名勝になっており、数寄屋造りの別館と合わせて京都らしい風情に浸れます。
南禅寺は紅葉だけでなく桜の名所でもあるので、春は平安神宮の桜とともに白河院を組み合わせてみてはいかがでしょうか。

「しがくのやど」となっていて、私立学校の共済に加入の方は宿泊の際に優待価格が設定されていますが、ここは誰でも利用できる施設となっています。日によっては団体のお客様もいらっしゃるので、早めに予約をしておくほうが安心です。

さあ、この庭で静かなひと時を過ごして心身ともに充電した後は、永観堂で赤く染まった世界を楽しみましょうか。それとも琵琶湖疎水をたどって南禅寺へ行ってみましょうか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ