ここは押さえたい!通年楽しめるドレスデンの有名どころ

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ここは押さえたい!通年楽しめるドレスデンの有名どころ

ここは押さえたい!通年楽しめるドレスデンの有名どころ

更新日:2015/12/07 01:09

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

ドレスデンが最も賑わう時期は、世界最古のクリスマスマーケットが開催されているシーズンです。しかし、クリスマスマーケット関係なく、通年楽しめる見どころが少なくありません。かつてザクセン王国の首都として栄えたドレスデンの見どころをご紹介します。

ザクセン王国の繁栄を実感する

ザクセン王国の繁栄を実感する

写真:小谷 雅緒

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人口53万人のザクセン州々都ドレスデンは、かつてザクセン王国Königreich Sachsenの首都でした。この国の歴史は1806年から1918年までと短いですが、前身はザクセン選帝侯領です。

ドレスデンにはザクセン王国、またはザクセン選帝侯領時代の繁栄を偲ばせる場所が多くあります。写真のゼンパーオーパー[Semperoper]もそのひとつ。宮廷歌劇場として建てられたゼンパーオーパーは、第二次世界大戦で破壊されましたが、1985年に再建。昔のままの姿を取り戻しました。ゼンパー[Semper]とはアルテマイスター(*後述)部分の建築を担当した建築家の名前です。

建築物としては、決して大きくないオペラ座ですが、内部は豪華きらびやか。見学ツアーもありますが、大都市のオペラ座公演やコンサートに比べるとチケットが取りやすいので、時間があれば鑑賞してみては?

ザクセン王国の稼ぎ頭マイセン磁器

ザクセン王国の稼ぎ頭マイセン磁器

写真:小谷 雅緒

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世界的に有名なマイセン磁器は、ザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト2世の時代に生まれます。かつて、白磁は「白い金」と呼ばれるほど貴重で、17世紀ごろの西洋社会では憧れの芸術品でした。各国が競ってその製造開発に乗り出し、アウグスト2世も開発を命じます。近郊に原料があるなども要因となり、開発は成功。1710年、ドレスデンに「王立ザクセン磁器工場」が設立されます。

大金を生み出す磁器製造法はトップ機密であったため、機密保持のためにドレスデン近郊のマイセンに本拠地が移されます。それが現在の「国立マイセン磁器製作所」の始まりです。

写真は「君主の行列Der Fürstenzug」。なんと2万3千枚のマイセン磁器のタイルに描かれた時代画です。1871年〜1876年に製作されたこの壁画は、ドレスデン城のシュタルホーフ(武芸競技場)の外壁にあります。歴代35人のザクセン君主の行列が描かれており、これは圧巻!

『君主の行列』は第二次世界大戦のドレスデン爆撃で、町のほとんどが崩壊してしまった中、その空襲による被害を免れた数少ない奇跡的な建造物の一つです。102mもの長さを持つこの壁画は、陶磁器作品の中でも世界最大級の芸術ワークとして、非常に名高い作品でもあります。

アルテ・マイスターを存分に味わう

アルテ・マイスターを存分に味わう

写真:小谷 雅緒

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町が誇るアルテ・マイスター絵画館[Gemäldegalerie Alte Meister]は、堂々たるツヴィンガー宮殿内にある、3つの博物館のひとつです。知名度の割に入り口が地味なので(重厚な扉がどーんとある)、小さな看板を頼りに行きましょう。アルテ・マイスターは決して大きな美術館ではありませんが、所蔵品レベルが高い!かつてザクセン王国に力があった証拠であり、ザクセン王が芸術に意識が高かった証ともいえます。

ここの目玉はラファエロの「システィーナのマドンナ」、そしてフェルメールが2点もあることです。これがゆっくりじっくり、柵もガラスもない目の前で鑑賞できるのですから、他の有名美術館では考えられない贅沢です。何しろフェルメールの作品は小さいので、混んでいるとゆっくり鑑賞できません。

おすすめは日本語オーディオガイドの利用です(有料)。デポジットとして身分証を預けることになるので、パスポートを持っていきましょう。各作品のタイトルなどは独語オンリーです。オーディオガイドの説明はたいへんよくできており、鑑賞の助けになります。

ところで、アルテ・マイスターは一枚の入場券で、館内トイレは1回しか利用できませんのでご注意を!

館内レストラン「アルテ・マイスター」でお食事することもおすすめです。なんとこのレストランはミシュラン掲載店でもあり、おいしい料理が昼も夜も楽しめます。レストランだけの利用も可能で、外部から直接入店できます。美術館閉館後のディナータイムの営業もあるからです。

ドイツらしい料理よりも、パスタやサンドイッチのような一品料理やケーキが多く、昼食には適してるといえましょう。また、レストランには専用のお手洗いもあるので、ご心配なく。

ここが悩みどころ、おみやげの本音

ここが悩みどころ、おみやげの本音

写真:小谷 雅緒

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訪問時期にもよりますが、軽くて日持ちがして、値段も手ごろで・・・となると、おみやげ探しは案外難しいところ。もちろん、先述のアルテ・マイスター人気No.1所蔵品ともいえる「システィーナのマドンナ」は、館内のブティックでもさまざまな商品が展開されています。これも良い記念となるでしょうが、旅した自身のためのものといえます。

前述の高級磁器マイセンの直営店も市内にあります。マイセンについてはここで語ると長くなるので割愛しますが、何を買うにも予算5万円からといったところ。

ドレスデンのアイドルには、信号機のキャラクターとして有名なアンぺルマンの女性版「アンペルフラウ」があります。残念ながらアンペルフラウ・グッズは展開されていません。でも、アンペルフラウの信号機は激レアです。ぜひ会いに行ってみてください。場所の詳細は地図上でご確認くださいね。

*アンペルマンは特にベルリンで見かけ、グッズも幅広く展開されています。

おみやげ番外として〜世界で最も美しい牛乳屋〜

おみやげ番外として〜世界で最も美しい牛乳屋〜

写真:小谷 雅緒

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タイトルから「何だそれ?」と思った方!ここはドレスデンの定期観光バスのルートに組み込まれるほどの名所です。本名は「モルケライ・プフント[Molkerei Gebrüder Pfundt]」といい、1880年創業の乳製品の店です。日本のガイドブックでも掲載されていますよ。

何が有名かというと、店内の装飾がドイツの有名焼き物ブランド「ヴィレロイ・ボッホ」一色なのです。たしかに独特のレトロな美しさ!残念ながら店内は写真撮影禁止のため、外からの写真となります。

小さい店にひっきりなしに定期観光バスの客がやってきます。提携おみやげ店になっているようです。で、何を買うかというと・・・。もちろん乳製品の店ですから、バターやチーズとなりますが、旅が続く観光客には要冷蔵のものが買えるわけもなく。チョコレート製品も多いのですが、これまた夏には不向きだし・・・。

他にも陶器や焼き菓子、ミルクジャム、牛乳石鹸など、乳製品店の商品としてあまり直接的でないものがいろいろあります。レトロなパッケージもすてきですが、味は別にして、けっこうお値段が高い・・・。店内で1ユーロで飲めるバターミルクは良い思い出になるかも?(味は独特です。)

中心部から少々離れた場所にあるので、本当に興味がある人、時間に余裕がある人だけがお出かけください。レストランも併設されています。

クリスマスシーズン以外にも行ってみたい

ドレスデンがフューチャーされるのは冬、クリスマスシーズンですが、町を流れるエルベ川が美しいのは夏!時間があれば、マイセンまでエルベ川を船で行くこともおすすめです。あたりはザクセン・ワインの産地で、美しいブドウ畑を臨むこともできます。何より、写真を撮るならば、キラキラ輝くエルベ川と街並みをいっしょにすることが最高です。

今回ご紹介しきれなかったマイセンについては、別の機会にお話しすることにしましょう。

ドレスデンのクリスマスマーケットについては、下記にあるリンクをご参考ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/29−2014/12/01 訪問

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