写真:高田 真美
地図を見る古代ローマ時代から交通の要所として栄え、8世紀にはイスラム帝国の支配下となり、その後11世紀には再びキリスト教勢力によって奪回されたサラマンカには、様々な様式の歴史的建造物が残っています。
そんな中でも特に目を奪われるのが、新旧2つの大聖堂です。旧大聖堂は、12世紀から14世紀にかけて建設されたロマネスク様式とゴシック様式の建物。新大聖堂は、16世紀にゴシック建築として建てられた建物ですが、その後18世紀まで改築が続き、プラテレスコ様式やバロック様式などの建築様式も取り入られました。新旧2つの大聖堂と言っても、隣接しているので、外から見ると巨大な一つの建造物に見えます。特に、プラテレスコ様式の細かな浮彫装飾が施された新大聖堂のファサードは息を呑む美しさです。
写真:高田 真美
地図を見る街中が美しい歴史的建造物で埋め尽くされたサラマンカ旧市街の中で、ちょっと変わっていて目を引くのがこちらの建物。建物の全面に無数の帆立貝の飾りがついているため「貝の家」と呼ばれていますが、もともとはサンチャゴへの巡礼者を守る騎士の家として16世紀に建てられたものです。この建物は、現在は図書館として使われています。中に入ると、中庭を取り囲む美しい回廊があり、回廊の天井などにはイスラム様式の影響と思われる装飾も見受けられます。
写真:高田 真美
地図を見るサラマンカの旧市街で最も賑やかなのがマヨール広場です。18世紀に建てられたバロック様式の建物でぐるりと囲まれたこの広場は、スペインで最も美しい広場だと言われています。広場を取り囲む建物の1階にはカフェやバルが並び、夕方になるとハッピーアワーを楽しむ人たちで賑わいます。夕陽で黄金色に輝くスペイン一美しい広場で、ワイン片手にハッピーアワー、楽しいですよ!
写真:高田 真美
地図を見るサラマンカの旧市街では、夜の散策も欠かせません。サラマンカにはサラマンカ大学という由緒ある大学があるため、若者も多く、街は夜遅くまで賑わっています。石造りの歴史的建造物は美しくライトアップされ、日中とはまた違った魅力があります。サラマンカでは最低でも1泊して、夜の散策やバル巡りを楽しみましょう!
写真:高田 真美
地図を見るスペイン内陸部にあるサラマンカ周辺は畜産業が盛んな地域。サラマンカの近くには、最高級のイベリコハムの産地として知られるギフエロという村もあります。サラマンカの美しい街を歩き回った後は、美味しい肉料理やイベリコハムに舌鼓を打ちましょう!
カウンターに並んだピンチョスと呼ばれるおつまみやタパスをつまみながらバルを梯子するのも楽しいですし、ミシュラン星付きのレストランで創作的なお料理を頂くのもグルメ大国のスペインならではの楽しみ方。旧市街の北側にあるヴァン・ディック通り (Calle Van Dyke) は美味しいタパスが食べられるバルが密集していることで知られています。また、旧市街にあるVíctor Gutiérrezというレストランはミシュランの一つ星を獲得しており、洗練されたモダンな店内で、スペインならではの創作的で美味しいお料理を堪能することができます。
サラマンカはスペインの首都マドリードから西へ約200キロの場所にあります。マドリードからサラマンカまでは、特急バスもしくは鉄道で約2時間半。バスと鉄道ではマドリードおよびサラマンカでの発着場所が違いますので、宿泊施設からのアクセスや運賃などを考慮して、バスにするか鉄道にするかを決めると良いでしょう。バス・鉄道共にオンラインでのチケット予約が可能です。
バスは頻繁に運行していますので、特急バスを使えばマドリードからの日帰りも不可能ではありませんが、サラマンカは見所も多く、居心地の良い魅力的な街ですので、是非宿泊をして、美しいサラマンカの街を堪能されることをお勧めします。
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(2024/10/9更新)
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