JR東海では土日祝日に利用できる「青空フリーパス」という切符を発売しています。大人1枚2500円で、土日祝日に限りJR東海の東海地区エリアが乗り放題になる切符です。この切符があれば下呂まで往復できるので、今回はこの切符を使って下呂温泉まで行ってみましょう。
名古屋駅から普通列車を乗り継ぎ、3時間かけて下呂駅に到着です。のんびりと車窓風景を見ながら、そして駅弁を食べたり、友人と話しながら乗っていると、3時間という時間もそれほど苦にはなりません。しかしもっと早く行きたい!という人は、特急料金を払えば、名古屋駅から最速1時間半で下呂まで到着できます。
下呂駅のホームには、温泉が湧き出しているところがあります。列車を降りたらすぐにお湯に触れてみてください。3時間の長旅の疲れも忘れ、一気に温泉旅行のムードが高まってきます。
駅前にある観光案内所で地図をもらって、さっそく温泉街を散策です。歩いていると道路沿いにいくつも、お湯がわき出ている所があります。観光案内所でもらった地図によると、見た目は塔というほどの高さはありませんが、そこを「噴泉塔」と呼ぶそうです。特に予約もいらず誰でも気軽に温泉に触れることができるようになっています。
ここでは「足湯」ならぬ「手湯」ができるとのことなので、早速手を入れてみたところ、熱い、熱い!とても熱いではありませんか。50℃くらいはあるのではないでしょうか。足湯のように長く浸けていられません。下呂駅のホームではほどよい温かさだったのに、噴泉塔によって温度はまちまちのようです。
噴泉塔を見たら、下呂温泉で有名な「噴泉地」も見に行かなくてはいけません。この「噴泉地」は下呂温泉のシンボルとなっていて、下呂大橋のすぐ近くの河原にあります。遮るものは何もない、まさに究極の露天風呂なのですが、しっかりとした石で作られていて浴槽自体は清潔感があります。毎日清掃を欠かさず行っているようです。浴槽の真ん中に衝立が建てられており、熱いお湯とぬるいお湯に分けられています。
現在は男女とも水着の着用が義務付けされましたが、以前は水着の着用は女性だけが許可されていました。数年前に、男性も含めて水着着用というルールに変更されたのですが、夜間は真っ暗になるため、男性は水着を付けずに入っている人もいるようです。更衣室どころか着替えるスペースもありませんし、下呂大橋から丸見えなので、この温泉に浸かるのはかなりの勇気がいりますが、夜間であればまわりに街灯もないので、多少は入りやすくなるかもしれません。
この「噴泉地」の泉質は源泉をそのまま使用しており、消毒もされていない天然の温泉なので、下呂温泉の本当のお湯を満喫できると評判です。
せっかく下呂まで来たのに噴泉塔や噴泉地を見ているだけではいけません。下呂温泉のお湯に浸かってみましょう。日帰り温泉を利用するには「湯めぐり手形」を購入するとよいでしょう。この「湯めぐり手形」は大きな将棋の駒の形をしていて、そのままお土産として持ち帰ることができます。この「湯めぐり手形」があれば、下呂温泉の3か所の温泉に入ることができます。大人1200円ですので、1か所あたり400円で入浴でき大変お得です。通常、下呂温泉の日帰り温泉は800円から1000円ほどの料金設定の施設が多いので、とてもお得感があります。3か所の温泉に自由に入ることができますが、手形購入時にもらえる施設の一覧表を見て、入浴受付時間などをチェックしてください。「湯めぐり手形」は、観光案内所や土産物店、または日帰り入浴を受け付けている各旅館でも販売されています。
下呂温泉にある日帰り温泉の中で、私が特におすすめしたいのが「みのり荘」です。こちらのお湯は「つるつるの湯」と言われ、加水も加温もしてない100%の天然温泉を、24時間惜しげもなくかけ流しています。湯船に浸かると、ぬるぬるした泉質の温泉が肌になじみます。ミネラル豊富のアルカリ性の泉質で、肌をつるつるにしてくれると評判です。湯上がり後もさっぱりしていて、温泉の成分が肌にしみこんでいくようです。「みのり荘」は高台にあるので、写真のように下呂温泉街が一望できます。
下呂温泉の3つの温泉が満喫できる今回の旅は、名古屋からなら十分に日帰りが可能です。泊まりの旅行は時間がなくてできないときや、1日しか休みがないときなどに、日帰りで気軽に下呂温泉をめぐってみてはいかがでしょうか。
みのり荘 0576-25-3038
日帰り入浴 12時から15時
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(2023/12/5更新)
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