写真:Saito Junso
地図を見る愛知県豊田市足助町(あすけちょう)にある香嵐渓は東海を代表する紅葉の名所で、晩秋にはとても多くの人が訪れます。見頃は2週間程度ですがその間に数十万のも観光客が県内外から訪れ、週末には歩けないほどの人で賑わいます。それでも一日見ていても飽きない香嵐渓の美しさには、何度でも行きたくなってしまう魅力があります。
寛永11年に香積寺の三栄和尚が巴川から香積寺へ向かう参道にカエデやスギを植えたのが始まりとされますが、その後も地元の住民の方々の努力によって今日も素晴らしい景観が保たれています。
写真:Saito Junso
地図を見る紅葉の美しい香嵐渓ですが、地元の足助町観光協会も毎年「香嵐渓もみじまつり」を開いて観光客が色々と楽しめるように盛り上げています。
祭りの内容としては、猿回しに三河陶芸品の販売、お茶会に三州足助太鼓や陣中太鼓の演奏、棒の手やお囃子など紅葉以外でも色々と楽しめます。出し物は毎年変わることもありますので、事前に足助町観光協会のホームページで確認することをお勧めします。
また駐車場から続く道にはお祭りならではの出店もたくさん並び、地元の特産の五平餅やお菓子、買い物など色々楽しめます。
写真:Saito Junso
地図を見る標高254mの飯盛山への入り口は、巴川沿いにある香積寺の参道が登山口となります。一応標識も出ていますので登る際は確認しましょう。
参道を進むと香積寺に辿り着きます。香積寺は滅亡した足助氏を弔う為1427年に建立された歴史あるお寺です。飯盛山は登山と言うよりは山頂まで20分程度なので、ハイキング感覚で登ることができます。時間があれば登る前に是非、この香積寺へもお参りしましょう。
登り口はこのお寺の向かって左脇奥にあります。小さな赤い鳥居があるのでここをくぐって先に進みます。
写真:Saito Junso
地図を見る香積寺から山頂までは約20分、ゆっくり歩いても30ほどで到着します。登山道はよく整備されており、登山初心者でも安心して登ることができます。しかし登り易いとはいえトレッキングシューズまでとは言いませんが、それでも運動靴程度は用意しましょう。雨の後などは滑り易くなるので注意が必要です。
時間は短いですが、一気に上るとやはり息が上がりますのでここはゆっくりと紅葉を愛でながら登りましょう。香積寺の屋根が見えたりもしますし、麓と違って人が少ない登山道は紅葉をじっくりと楽しめるお薦めポイントですよ。
写真:Saito Junso
地図を見る山頂に近付いてくると紅葉した木々がより多くなり、まさに一面が燃え上がるような風景へと変わります。登り始めの頃に比べて平坦な場所が増えるので、ゆっくり登りましょう。
山頂手前の少し急な坂を登ると、休憩所が見えてきます。飯盛山山頂に到着です。休憩所には椅子もあるので、まずはここで紅葉を眺めながら休憩しましょう。喉も乾くと思うので、飲み物を持って来た方がいいですね。
紅葉した木々に囲まれ山頂からの眺望はあまりありませんが、木々の間からは足助の街並みを見ることもできます。涼しい風も吹きますので、ゆっくりと休憩しながら紅葉や景色を心行くまで楽しみましょう。
今回は東海随一の紅葉の名所「香嵐渓」での山登りをご紹介しました。飯盛山は気軽に登れて運動もでき、紅葉も楽しめるお得な山です。普段運動不足の方は香嵐渓に来たら、是非一度登ってみましょう。
また香嵐渓は夜の紅葉のライトアップや足助町の街並み、春には可憐なカタクリの花など色々な楽しみ方もできます。紅葉の時期以外でもお薦めですよ。
なお紅葉の時期はとても車などが渋滞するので、休みが取れる方は是非平日に行くことをお薦めします。渋滞はしますがそれでも何度でも行きたくなるほど香嵐渓は素晴らしい場所です。もしまだ行ったことのない方は、是非一度素晴らしい香嵐渓の紅葉を体感してください。
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(2023/12/11更新)
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