写真:ふるかわ かずみ
地図を見る明治20年の創業で現在のご主人で5代目の「草津館」。木造三階建ての旅館宿ですが、館内も木の造りの廊下やロビーなど温かみがあります。古さは感じられず、むしろ小奇麗に丁寧な手入れがされてて好感がもてます。
和室のお部屋に用意されたお茶菓子は、草津名物の「松むら饅頭」。お茶とよく合います。
お宿の部屋は9室。1階の玄関入ってすぐ右手が浴室です。宿泊の場合は24時間入浴可能なので、いつでも何回でも入れるのは嬉しいですね。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る浴室には2つの湯舟があります(写真は女性用)。
手前が白旗源泉、奥が自家源泉の若乃湯。
写真の白旗源泉は、入ると目が覚めるような熱さ。お湯も肌にビリビリくる感覚でパンチが効いてます。お湯の色は、夜に入ったときは白濁感も強かったのが、朝はもう少し透明感があり、その違いを楽しむのも生きてる温泉ならでは。
年代を感じさせる木製の浴槽も味わいがあります。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る草津にはいくつか源泉がありますが、「湯畑」に並び「白旗」もよく耳にする草津を代表する源泉の1つ。その白旗源泉は、お宿を出るとすぐ右手にあります。温泉の質のよさの条件の1つに「鮮度」がありますが、そういう意味では、この距離だからこそ鮮度を損なわず楽しめるのも草津館ならではの魅力。
ちなみに白旗源泉は温度51度、pH2.2(2015年9月測定時)。硫黄の香りと共にぶくぶくと湧きあがる泡を間近で見ることができます。
ちなみに白旗の名前の由来は、源氏の旗が白だったからという説があるようです。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る手前の白旗源泉と違い、若乃湯は温度も白旗源泉より低く、またお湯の感じもやわらかくて心地よい感覚。湯舟も2回りくらい大きいので気分もゆったり感じられます。
お湯の色は、薄いグリーンがかっています。
そしてぜひ注意して見てもらいたいのが、浴槽まわりの床の色。緑色に変色している箇所がありますが、これは草津などの酸性泉に生息する藻の一種「イデユコゴメ」によるもの。
湯畑にも、よく見ると緑色に変色した岩などあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る先ほどの若乃湯は、館内の中庭から湧出しています。
透明なお湯が昏々と湧き出るその泉源は、廊下の窓から見ることができます。
草津の中でも自家源泉を有しているところは限られているということなので、1つのお宿で新鮮かつ貴重なお湯をWで楽しめるのは嬉しいですね。
宿泊が難しい方は立ち寄りでも入浴可能ですが、日によって清掃日だったり時間が変更になる場合もあるので、事前に確認してから行きましょう。
お宿をでてすぐ右隣には、こちらもまた違った2つの泉質が楽しめる「御座之湯」や、高台に佇む「光泉寺」、そして左隣には無料で入浴できる共同浴場「白旗の湯」や湯もみショーが見れる「熱の湯」などもあり、草津の町並みを散策するにも何かと便利な好立地。
草津温泉は標高が高いこともあり、日中と夜の気温差が激しいので、季節や気温をよくチェックして服装などもよく準備していくことをおすすめします。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
ふるかわ かずみ
新鮮な発見と新しい体験ができる旅行が好きです。以前は海外旅行も好きでしたが、最近は日本にもたくさん素晴らしい場所があることを再認識。特に神社仏閣、パワスポ、温泉地を巡ることが多く、気づけば年齢と共に自…
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索