写真:咲田 みつる
地図を見る葛西臨海水族園と言えば、「クロマグロの群泳展示」が有名です!2014年末に大量死が報じられ、たった一匹となった時期もありました。しかし、新たなクロマグロが仲間入りし、美しい魚群が復活しました!!
巨大なドーナツ型の水槽の為、観客はドーナツの中心部分から水槽を観賞します。その名も「アクアシアター」。まるで映画館のように階段状に連なる座席から、のんびり群泳を眺めることができます。巨大でギラギラ光るマグロが、猛スピードで泳ぐ姿に、誰もが目が釘付けになります!座席部分ではタッチパネルでマグロの生態についてより詳しく知ることができますので、併せて見るとより楽しめます。
写真:咲田 みつる
地図を見る「海藻の林」では、世界最大の海藻「ジャイアントケルプ」(コンブの仲間・40メートル以上になる)を代表とする海藻群と、カリフォルニアの海にくらす生き物たちを展示しています。赤や黄色の藻が光に照らされ、本当に美しい!特に、ゆらゆらとなびく海藻の揺れは、水族園のこだわりの演出で、癒し効果絶大です!!「ここは、舞台ではないか?」と思えるほどの、知る人ぞ知る人気スポット。
広い館内の中でも、特定の展示に座席が設けられているのは、上述のアクアシアターと、この「海藻の林」だけ。座席数は限られていますが、腰かけてじっくり観賞したい海洋絵巻です。
写真:咲田 みつる
地図を見る葛西臨海水族園では、「東京の海」をテーマに小笠原や伊豆七島の海、東京湾に関する展示を行っています。中でも開園当初から力を入れているのが、トビハゼの展示です!
2013年からは近隣の博物館などと連携して、東京の干潟保全活動を行っているのですが、トビハゼはそのシンボルとされています。その大きく張り出した目玉と、ぷっくりした顔がとても印象的で、ピョンピョン飛び跳ねたりもします。まさに干潟のアイドルです!
「トビハゼ」と言っても、水に入ることはほとんどありません。皮膚呼吸ができ、泥干潟に巣穴を掘って生活します。写真は、水槽で展示されているトビハゼ。ここ葛西臨海水族園では産卵・繁殖にも成功しています!胸びれで、器用に動き回る姿を是非目撃してください!
写真:咲田 みつる
地図を見る葛西臨海水族園の水槽には、なんと鳥がいるんです!それが海鳥「ウミガラス&エトピリカ」です。空を飛ぶのはもちろんのこと、海の中でも飛ぶように泳ぎます。空を飛ばないペンギンとは翼の形状が明らかに違います。北半球の冷たい海にすみ、ほとんど洋上で過ごしますが、繁殖期には産卵のため、北海道にもやってきます。
つぶらな瞳と対照的に、野生の力みなぎる俊敏な泳ぎは必見です!また、定刻の餌やりの時の生き生きした姿もお見逃しなく!写真は夏羽のエトピリカ。リピーターの方は、冬羽と見比べるのも楽しいでしょう。
写真:咲田 みつる
地図を見る館内の順路に従い外へ出れば、出口かと思いきや、まだまだ先は続きます。実は葛西臨海水族園は、屋外のエリアの方が広いのです。館を出て順路を進むと、「水辺の自然エリア」があります。ここでうれしい予想外!何とコウノトリやタンチョウヅルが待っています!!
江戸時代の絵や文書によれば、葛西にもコウノトリやツルが普通に生息していたことがわかっています。このことから、かつての関東周辺の水辺の生態の再現というコンセプトのもとに飼育・展示されています。(写真はタンチョウヅル)
館内の水槽では、生物との距離にもどかしさを感じる場面もありますが、ここは屋外ということで開放感も抜群!柵越しでもかなり間近で観察できます!「水族館」ではなく「水族園」というネーミングに、大いに納得できるスポットです。
お出かけの日程を考えるなら、まずは入園料をHPでチェックしましょう!葛西臨海水族園では、5月の初旬や10月の開園記念日等に「無料開放日」を設定しているので、この日を逃す手はありません!
加えて小学生以下、都内在住・在学の中学生は常に無料!(中学生は生徒手帳持参)ファミリーのお出かけで、小中学生無料のメリットは絶大です!
また、訪れる時間もある程度計画を立てていくと良いでしょう。葛西臨海水族園は、600種以上の生物を保有する、東日本屈指の施設です。園の魅力を余すところなく満喫するためにも、ガイドツアーや餌やりの時間を事前にHPで把握しておくことをおすすめします。じっくり巡るには2〜3時間を要しますので、是非たっぷり時間をとってお出かけください。
(展示内容については執筆当時のものです。最新情報については下記「関連メモ」の水族園HPにてご確認ください)
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(2024/12/4更新)
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