ご紹介する旅館「たか屋」は、伊豆半島の西海岸に位置する西伊豆町田子地区にあります。
東京駅から東海道新幹線で「三島駅」まで1時間。伊豆箱根鉄道「三島駅」から「修善寺駅」へ35分。そこから、東海バス「田子」行きに乗り換えて約1時間30分。
首都圏から、約3時間で来れる距離にあります。
田子地区は、江戸時代から約300年の歴史がある鰹漁の町で、戦後の一時期は、1000人もの人が携わっていたほど盛んでした。今でも「潮かつお」と呼ばれる塩漬けされた鰹や鰹節など、伝統を重んじた製造方法で製造されています。奈良時代には鰹節の元と言われる「荒堅魚」(鰹を日乾したもの)が作られていたそうで、鰹とは切っても切れない深い関係です。
旅館は、そんな町にあり、宿を引き継ぐ現在のご主人は5代目。この町を知り尽くした、調理師免許を持つご主人自ら包丁を握る、美味しい自慢の料理を頂けます。
こちらは、何の料理か分かりますか?
一見、ウニの様に見えますが、これは鰹の卵です。ほどよく味付された煮物で、食べてみるとプチプチした食感がたまらない不思議な味わいです。
鰹のお刺身はよくあるけれど、卵は絶対と言って良いほど、一般のお店では見かけることはありません。滅多に食べられない貴重なメニューを頂けてしまうのは、ここならでは!
鰹は、体長50cmを超える大きな魚ですが、卵は案外と小さくてビックリですよね。
続いて、こちらのメニューは「鰹の心臓」を使ったゴマ和えです。
鰹は、ややクセのある魚。まして「心臓なら臭みがあるのでは?」と思われますが、臭みもなく歯ごたえのある食感。噛めば噛むほど美味しく、お酒とよく合う逸品!!
同じく鰹の心臓を使った「ホシ(鰹の心臓)の空揚げ」は、2014年、宮崎県で開催された「カツオ漁港のかあちゃんサミット」で行われた、「全国カツオ料理大集合レシピコンテスト」で、見事に大賞を受賞しました。
鰹の心臓は、郷土料理として住民に親しまれている食材。古くから、鰹を1本余すことなく活用したため、このような食文化が生まれたそうで、ここを訪れたら是非食べておきたい料理です。
西伊豆町に来たら「潮かつお」は、絶対に外せません!
そんな潮かつおを使った「潮かつおうどん」は、西伊豆を代表するB級グルメ!
「潮かつお」とは、鰹を10日ほど塩漬けした後、西風に当てて乾燥させたもの。この地に伝わる伝統の保存食で、こちらは「潮かつおの焼きおにぎり」。
潮かつおを使ったうどんやお茶漬けなどは、よく見かけますが、焼きおにぎりは、ここだけにしかない自慢の一品! 香ばしい焼きおにぎりと、潮かつおの出汁とのハーモニーが最高で、飲み終わりの締めにもぴったり!
ご紹介したメニューは、仕入れ状況等により、内容が変わる場合があります。
どうしても食べたい方は、下記のMEMO【西伊豆 堂ヶ島温泉郷 旅館 たか屋】より、直接問い合わせ下さい。
旅館のお風呂は、温泉ではありませんが、町内に日帰り入浴施設が沢山点在しています。
また旅館は、田子港の近くにあり、港から磯渡し船も出ていて、釣りや体験ダイビングなどのレジャーを楽しむことも可能! 田子に伝わる伝統料理を食べて、田子を思いっきり満喫することもできますよ。
日帰り入浴施設、磯渡し船や体験ダイビングは、下記のMEMO【西伊豆町観光ガイド】より、ご覧下さい。
田子地区は、小さな町ですが、どこかホッとするような温かな町。漁師町として栄えてきた風情ある街並みも、ごちそうかもしれません。
心からのもてなしを感じられる宿で、和食の良さを見直すきっかけにもなるかも知れませんよ。田子ならではの、本物の味を是非食べに来てみませんか?
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